今回は早稲田大学の商学部ついて簡単に解説していきたいと思います。
1つ1つ見ていきましょう。
商学部
学科はなく、全体の募集定員は900名です。
旧制大学時代に設置された学部で、早稲田大学の中でも歴史の長い学部です。
「学識ある実業家」を社会に送り出すことを教育理念としています。
商学は人、物、金、情報などの配分に関わる機能やシステムを国内外の視点で見て、理論的に研究することです。
産業、企業、消費者行動など様々な経済活動を理論的に研究し、社会を豊かにすることを目指します。
幅広い教養はもちろんのこと倫理や的確な分析力、行動力を養い国際社会、情報社会でリーダーとして活躍できる人材の育成します。
これまでに10万人の卒業生が産業界、政界、文化界などで活躍しています。
求める学生
教育理念である「学識ある実業家」を育てることを目的に、高い学力を持ち、学習意欲の高く、様々な課題を解決するために取り組める学生を国内外から受け入れています。
コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力を習得し、商学の基礎理念を理解し、経済社会で貢献したいという学生の学びの場です。
必要な単位
専門基礎科目（40単位）：商学の基礎を1、2年時に学びます。
専門教育科目（36単位）：商学の専門性の高い科目です。英語で行われる授業もあります。
総合教育科目（12単位）：様々な科目が用意されており、自分の学びたいものを選択します。ゼミの演習科目もあります。
外国語科目（20単位）：外国を2つ選択します。1年次には承認図性の英語の授業もあります。
共通選択科目（16単位）：共通の選択科目です。
セメスター制
早稲田大学の商学部はセメスター制（春、秋の2期制）を取り入れてます。
4月と9月に科目を登録でき授業が開始されます。
セメスター制の導入のメリットとして、海外留学がしやすいことが挙げられます。
トラック制
商学部は専門知識を高めるために６つのトラックが用意されており、選択することが可能です。
経営トラック：経営学、経営戦略、企業と社会を主に学びます。
会計トラック：財務会計と管理会計を主に学びます。
マーケティング・国際ビジネストラック：製品やサービスの供給、流通などについてグローバルな視点で考察します。
金融・保険トラック：金融の基礎、企業金融、国際金融などを主に学びます。
経済トラック：経済学全般、定量分析の方法などを主に学びます。
産業トラック：経済政策、経済論、財政学、経済労働論などを主に学びます。
入試の方式
一般選抜では英語4技能テスト利用型、地歴・公民型、数学型が利用できます。
自分の得意科目で受験することができるのでおすすめです。
その他に以下のような入試方式があります。
・指定校推薦入学試験
・帰国生入試
・外国学生入試
・新思考入学試験
・科目等履修生入学試験
偏差値
偏差値：67.5～70.0
早稲田大学の中でも偏差値が高めの学部で、私立大学全体の中でもかなりハードルの高い学部です。
数学型は倍率が低いことがあるので、数学が得意な方は一般選抜（数学型）で受験することをおすすめ致します。
入試の傾向
数学：大問3つから構成されており、記述式です。試験時間は90分です。数列、整数、図形、微積分の問題が出題される確率が高いです。記述式は計算過程も書く問題も含まれます。
英語：大問5つから構成されており、記述式+マークシート式です。試験時間は90分です。会話形式の問題や長文問題の割合が多いので対策が必要です。長文を早いスピードで読む能力も求められます。
国語：大問3つ（現代文、古文、漢文）から構成されており、記述式+マークシート式です。試験時間は60分です。空欄補充の問題や傍線説明問題がメインです。古文と漢文はそれほど難しいわけではないので点数を稼ぐポイントです。
世界史：大問4つから構成されており、記述式+マークシート式です。試験時間は60分です。アメリカ史、18世紀までの問題が多い傾向にあります。記述式は要点をまとめる能力も求められます。
日本史：大問6つから構成されており、記述式+マークシート式です。試験時間は60分です。資料に関する出題が多い傾向です。また戦後以降に関わる出題も多い傾向です。
まとめ
今回は早稲田大学の商学部について簡単にご紹介いたしました。
私立大学の中ではトップクラスの偏差値を誇り、就職でも強いと評判の学部です。
商学部の受験を検討される方は、オフィシャルサイトの情報をチェックすることをおすすめ致します。
大学受験エリートでは早稲田大学の受験対策も得意としております。
早稲田大学受験を検討している方は、お気軽にお問合せください！