るるぶ高校数学 数Ⅰ ②集合と論理 その1 集合|大学受験エリート

るるぶ高校数学 数Ⅰ ②集合と論理 その1 集合

こんにちは!

大学受験エリートのSuuです。

 

高校数学の勉強法、ポイント、注意点などを単元別に紹介する、

るるぶ高校数学のコーナーです。

 

今回は、

数Ⅰ 集合と論理 その1 集合

です。

 

集合についての学習は数Aにもあります。

数Aで書いた記事もぜひ参考にして下さい。

るるぶ高校数学 数A 集合

 

数Aの方では、

『数え上げに応用するための、要素の数え上げ』

をメインとして紹介しました。

数Ⅰでは、「論理」との関連に注目して、

集合の学習内容を紹介します。

 

ポイント① 『集める範囲が明確なもの』が数学の集合

なんらかの数学的対象を集めたものを、集合と言います。

論理と絡めて意識するならば、

『集めたものが、誰の目から見ても明確なもの』

が数学で言う集合です。

例えば、

A={頭のいい人全体}

のようなものは、数学では集合とは見なしません。

「頭のいい人」の基準が大変不明確で、個々人の主観によって

Aに入る人、入らない人

の判断がブレるからです。

 

この考え方は、集合だけに限りません。

数学で扱う主張というのは、

誰の目から見ても、一律に正しい・正しくないの判断ができるもの

である必要があります。

例えば、

100は大きい数か

のような問いかけや主張は、数学ではしません。

大きい数かどうかは、個々人の主観に依存するからです。

数学の世界では、

100は1000より大きい数か

100よりも大きい数は存在するか

のように、「誰も目からみても正しい・誤りがハッキリする」形で

主張をします。

 

(知ってる人向けの補足 実は、集合は『なんでもかんでも集めていい』わけではないです。

A={集合X|X∉A}のようなものを考えるとマズイことがおきます。)

 

ポイント② 集合の表し方は、『集めるもの』を明確にするためにある

集合の表し方を色々と学習すると思います。

A={1,2,3,……}

A={n|nは自然数}

のような表示です。

 

これらの表示は、

『集めるもの』

をハッキリ、誤解なく表すためにあります。

 

逆に、自分で何か集合を表すときは、

『集めるもの』が明確になるよう、

学習した表記を使って表現することが大切です。

 

集合の勉強でまず習得したいのは、

集合の表し方の意味を理解する

集合の表し方を使って、自分の表現したい集合を明確に人に伝えられる

の2点です。

 

ポイント③ 数学の論理=集合の大小関係

かなり大げさな言い方になりますが、

数学の論理は、集合の大小関係だと思いましょう。

例えば、

A={1,2,3}

B={1,2,3,4,5}

のとき、Aの中身はすべてBの中身です。

集合Bは集合Aよりも大きい

ようなイメージです。

こういう状況を、

A⊂B

と表現します。

 

そして、かなりいい加減な(ウソ)表現なのですが、

集合Aよりも集合Bの方が大きいとき、

『A ならば B』 が正しい

とイメージしておきましょう。

 

現在はなんのことだが不明だと思いますが、

『〇 ならば ◇』とは、『集合〇 よりも 集合◇ が大きい』こと

という呪文を、今のうちに刷り込んでおきます。

 

大切なことは、

集合の大小関係は、後の論理と密接にかかわる

と意識することです。

 

ポイント④ 集合の大小関係には、「大きくも、小さくもない」ものがあるので注意!

集合の大小関係の話をしました。

(精密には、「大小関係」ではなく「包含関係」として習うハズです。)

後の論理とも密接にかかわる集合の大小関係ですが、

1つ注意点があります。

 

2つの集合には、「大きくも、小さくもない」関係のものがあります。

例えば、

A={1,3}

B={2,4}

という2つの集合には、どちらが大きいとか、どちらが小さいとか、

そういう関係はありません。

C={1,2,3}

を考えると、CはAよりも大きいです。

ですが、CとBには大小関係はありません。

 

このように、

「そもそも、大きい・小さいが比較できない」

集合もあることには注意しましょう。

 

ポイント⑤ 『関数のグラフ』や『方程式の解』も集合だ!

ここからは上級者向けの話になります。

ですが、集合の学習で一番重要な部分です。

今まで勉強した色々な対象を、集合としてとらえる

ことが大切です。

 

例えば、関数のグラフ

『関数y=xのグラフ』とは何か?

と言われて、パッと答えられますか。

難しい問いかけなのは分かっていますので、答えをいいます。

『y=xを満たす点(x,y)の集まり』

が関数y=xのグラフです。

そう、『点の集まり』がグラフなんですよね。

どういう点を集めるのか? を決めるのが、関数です。

グラフとは、まさにここで勉強する集合そのものです。

『y=x』という条件で

『点(x,y)』を集める

とすればいいので、

{点(x,y)|y=x}

が、関数y=xのグラフです。

 

関数のグラフを集合としてとらえると、

色々なものがスッキリ議論できるようになります。

例えば、

『関数y=xのグラフと、関数y=-xのグラフの交点』

について考えてみます。

関数y=xのグラフは {点(x,y)|y=x}

関数y=-xのグラフは {点(x,y)|y=-x}

となります。

この2つのグラフの交点は、集合の言葉で言うと「共通部分」になりますから、

{点(x,y)|y=x}∩{点(x,y)|y=-x}

がグラフの交点のことです。

条件をまとめて、

{点(x,y)|y=x}∩{点(x,y)|y=-x}={点(x,y)|y=x かつ y=-x}

とできます。

ところで……

{点(x,y)|y=x かつ y=-x}

ですが、この集合は

連立方程式y=x,y=-x

の解(を集合で表したもの)ですから、

グラフの交点を求めるときは、連立方程式を解けばいいと分かりますね。

 

 

今の例は、中学2年生でも知っている内容を小難しく説明しただけです。

ですが、これからの高校数学、大学受験の数学では、

もっと複雑な処理が必要になる場面があります。

そのときに、グラフや方程式の解などを、

集合の言葉で理解できていることが大切になります。

集合の言葉を使って整理しないと、

自分が何を計算しているのか、どんどん分からなくなってしまうのです。

 

ハイレベルを目指している人は、可能な限り、

自分が扱ってきた数学的対象を集合で表す

ことも意識して、集合を学習しましょう。

後々、実戦的に重要になってくるのはこの能力です。

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