「毎日勉強を頑張っているのになかなか成績に繋がらない。」
「自分の勉強法は正しいのだろうか?」
このように悩まれる方も多いのではないでしょうか。
今回は、効率を上げる勉強法と、注意ポイントを解説します。
1.効率の良い勉強法とは?
受験生全員に24時間平等に時間はあります。
その時間の中で最大限成績に繋げることができることができる勉強法が効率の良い勉強法と言えるでしょう。
しかしながら、長い時間集中を続けたりモチベーションを維持したりすることは決して楽ではなく非常に困難です。
よって、メリハリをもちながら高い学習効果をもたらす勉強スタイルが、効率の良い勉強法と言えるでしょう。
2.効率を下げている?注意すべき3つの勉強法
しっかりと時間を使っているのになかなか成績に繋がらない。
このような場合は、気づかないうちに効率を下げている勉強法になっている可能性があります。
ここで、具体的に紹介します。
(1)学習後見直し・復習をしていない
問題集をすごい勢いで解いたものの、最低で終了している場合は、学習方法を見直したほうが良いかもしれません。
なぜなら、記憶は「復習」を繰り返すことで定着するものです。
復習に時間をかけ、理解できない点、間違えた原因を把握することが重要です。
(2)ノートをまとめることが目的になっている
これはとても多いケースです。
なぜなら、ノートにまとめるという作業は、パワーもかかるので、学習したような気持ちになりやすいからです。
作業自体が目的となっていると知識の定着に遠回りです。
自分の知識としてどれだけ定着しているかを大事にしましょう。
(3)睡眠時間を削っている
何とか成績に繋げるために、睡眠時間を削ってしまうこともあるかと思います。
しかしこれは、付け焼刃にしかならずかえって逆効果の場合も。
徹夜を長期的に続けることは現実的に厳しいですし、むしろ集中力の低下や体調の悪化に繋がりかねません。
効率よく勉強を行うためにも、健康第一に過ごしましょう。
3.効率の良い勉強法や意識するポイント
ここからは、実際に学習の効率を上げる勉強法や意識するポイントをご紹介します。
自身のライフスタイルに合わせて参考にしてください。
(1)1冊の参考書・問題集を完璧にする
参考書を1つに絞り、極めることは大変大事です。
周りの受験生や口コミなどで色々な参考書が気になるかと思いますが、全て中途半端になり、知識定着の遠回りになる可能性もあります。
まずは1冊の知識を完璧に身につけましょう。
(2)目標時間を決める
学習の目標時間を決めることも効率を上げるためには重要です。
その為には計画立ても非常に重要になります。
①長期計画を立てる
志望校の合格点から逆算し、どの教科をいつまでに何点に持っていくといった長期的な計画を立てることで、毎日の勉強すべき内容も明確になります。
まずは長期計画を立ててみましょう
②1日の計画を立てる
1日の学習計画を立てることも非常に重要です。
「朝起きてすぐ」「前日の就寝前」など、自身のライフスタイルに合わせたタイミングで1日のタイムスケジュールを計画しましょう。
この計画で、学習効率が格段にアップします。
(3)スキマ時間をうまく活用する
①通学時
通学には毎日どれぐらいかかっているでしょうか?
電車に乗っている時間で往復30分~1時間以上かかる場合もあるでしょう。
この時間を有効に使えると、毎日の積み重ねで大きな時間になります。
SNSや音楽鑑賞もいいですが、単語帳やリスニングなど効率的に時間を使うチャンスです。
②起床後
起床後から家を出るまでにどれくらい時間があるでしょうか。
この時間すら有効に使うことができれば、ライバルと差をつけることができるチャンスです。
1日の計画立て、スケジュールの確認に使ってもいいと思います。
③待ち合わせや移動の間
休日の友人との待ち合わせや移動の間もスキマ時間と言えます。
少しでも無駄な時間を作らないよう有効活用し、合流後はメリハリをもってリフレッシュしましょう!
(4)音読で暗記する
英単語や社会はもちろんですが、どの教科にも多少は暗記項目が出てきます。
音読で暗記することで記憶に定着しやすくなります。
音読は黙読の3倍の情報が入ると言われており、暗記物の効率を上げてくれます。
声に出して記憶することを意識しましょう。
(5)睡眠をしっかりと取る
ついつい削りがちな睡眠ですが、実は記憶を定着させるのに非常に重要であることが最近の科学では判明しています。
つまり、睡眠時間をしっかりと確保することも勉強の一環なのです。
記憶の定着の為に、睡眠は非常に強い味方になります。
とくに暗記系の科目は寝る前がオススメです!
(6)身の回りから誘惑を排除する
受験勉強の際、意識しなければ身の回りには誘惑がたくさんあります。
勉強の効率を上げていくためには誘惑との戦いも重要ですが、いっそのこと誘惑となるものを排除してしまうことも大事です。
①デスク周りを整理整頓する
デスク・勉強机周りは整理されていますか?
漫画やゲーム、スマホなどの置き場になってしまっているという話もよく聞きます。
学習をするときだけでも良いので、参考書・問題集・ノート以外のものはデスクから離しましょう。
また、スマホなども学習時は目に入らないところに置いておく、親に預かってもらうなどの対策も考えられます。
②環境を変える(自習室や図書館など)
自宅でどうしても集中できない。
ダラダラしてしまうという場合は、思い切って環境を変えてみるのもオススメです。
塾に通われている方は、積極的な自習室の利用を推奨します。
なぜなら質問もできるというメリットがあるからです。
その他地域の図書館の自習室の利用や、カフェ・ファミリレスなど(周囲の音でかえって集中できる方)もオススメです。
4.まとめ
今回ご紹介した方法と自身のライフスタイルを見直して、少しでも効率を上げる方法はないか考えることができるでしょう。
学習効率アップが成績アップへのカギです。