【受験生必見】成績が低くても、総合型選抜(旧:AO入試)に合格できるのか?|大学受験エリート

【受験生必見】成績が低くても、総合型選抜(旧:AO入試)に合格できるのか?

 

 

初めに

総合型選抜(旧:AO入試)を受験しようとしているけど、自分の成績では受験できるのか?

受験できたとしてもかなり不利になってしまうのでは?と悩んでいる人もいるかと思います。

今回は、総合型選抜では、高校の成績はどの程度影響するのかについて、考えていきましょう。

 

成績は入試に影響する?

総合型入試を受ける場合、多くは高校での成績を含めた調査書を提出する場合が多いです。

そのため、当然成績の良い方が受験に有利になります。

高校1年生〜3年の1学期(前期)までの全科目での評定の平均値を取った「評定平均」という値で、出願条件を設定している大学・学部が多く存在します。

こうした大学・学部に関しては、高校での成績がある程度重視されているというのがわかると思います。

 

例えば、早稲田大学の人間科学部で行われている、FACT入試(Fundamental Academic Competency Test)では、評定平均が3,9以上で、国語と理科は4,1以上という明確な評定基準が設定されています。

このような場合は高校での成績が相当重要な要素になっているといえるでしょう。

 

成績が悪かったら受からない?

高校での成績は総合型選抜において、重要な尺度となっているということは分かったでしょうか。

しかし、実際、総合型選抜は本来、成績を重視して生徒を選抜するためのものとは限らないということを理解しておく必要があります。

総合型選抜は、旧来の入試制度での、学力に偏重した入試システム以外で、有望な学生を採用するためにあります。

また、よく混同されている推薦入試とは違った狙いを持って作られた入試システムです。

これはどういった意味でしょうか?

 

総合型選抜はどんな人が求められている?

推薦入試と言えば、指定校推薦や公募推薦、そして自己推薦などが挙げられます。

これらの入試は、入試形態は違いますが、受験生の「過去を見る」入試という点で共通しています。

学業の成績や、スポーツの成果など、高校までに修めてきた成果を入試で審査する入試です。

ここでは、学校成績は大きく影響を与えるのがわかると思います。

実際指定校推薦や公募推薦などは明確な評定平均による基準が設けられている場合が多いです。

 

一方、総合型選抜は「未来を見る」入試です。

総合型選抜では、大学が提示しているアドミッション・ポリシーに見合った学生、そして、明確なビジョンを持ち、将来性を示せる人が合格していきます。

そういった視点で考えた場合、必ずしも高校での成績が重要とは限りません。

それでも評定平均が設定されているのは、こうした受験方式で入学した学生の学力不足が問題になってきたからです。

 

自分の成績が低い場合でも、総合型選抜に合格する可能性は十分あるということは分かっていただけたでしょうか。

それでは、どのようにして総合型選抜で受験校を選んで行けばよいでしょうか。

 

評定基準がない大学を探す

総合型選抜は大学との「マッチング入試」と言われるように、各大学が独自の狙いを持って入試を行っています。

そのため、難関大学とされる大学であっても、評定平均による基準が設けられていない場合も存在します。

ここでは、学力以外に重視される要素としてよくあるパターンを紹介していきたいと思います。

 

・語学力重視の入試

近年、外国語学部といった、明確に国際経験を求められそうな学部以外でも、総合型選抜で英語力を重視した選抜を行っている学部は多いです。

こうした学部では、国際経験を重視するため、出願基準として、英検やTOEFLなどの各種語学系の検定を設定している場合が多いです。

英検で言えば、「高校卒業程度」とされる2級は必要となってきますし、難関大学であれば準1級の取得が必要な場合もあります。

 

・課外活動に力を入れる

総合型選抜は、受験生の「未来を見る」入試だと言いました。

そして調査書に記載されているのは高校の成績に限ったことではありません。

他にも、学校外でどんな活動をしてきたかをアピールするチャンスがあります。

いくら具体的なビジョンを持っていた志望者であっても、具体的な行動に移していない限り、信憑性がどうしても薄くなってしまいます。

 

明確な目標を持ち、それに向けた行動を高校の頃から主体的に行っているという事実を示せれば、受験の時にも大きく作用していく事は確かです。

そのために、闇雲にボランティア活動をするのはあまり意味がありません。

自分を分析し、目標を定め、それに付随する課外活動を行う事がポイントです!

 

終わりに

総合型選抜であっても、成績はある程度加味され、明確な出願基準として定めている学部も多いです。

こうした基準は全てアドミッション・ポリシーに従って決められています。

語学力のある学生を選びたい大学は英検による基準があるように、必ずしも高校の成績が総合型選抜の多くを左右しているというわけではありません。

 

成績に不安がある人は、高校での評定や成績を重視していない大学・学部を探してみましょう。

注意すべきなのは勉強を疎かにしないという事です。

総合型選抜は学力や成績が悪くても、上手く自分を表現できれば合格できたりもします。

ですが、受験はゴールではありません。

一般入試で合格してきた人たちの中で、学力不足による苦労のないように先を見据えておきましょう。

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