子どもの学年が上がってくると、中学受験に向けて家庭教師を検討されるご家庭は増えてきます。
そのような中で、
「家庭教師はいつから始めるべき？」
「今から家庭教師を始めるのは遅い？」
などと悩んでいる親御さんも多いでしょう。
本記事では、中学受験に向けて家庭教師を始める時期やタイミングを中心に解説します。
1.中学受験に向けて家庭教師は何年生から始めるべきか
家庭教師はいつから始めても大丈夫です。
教師はそれぞれの子どもの状況に合わせた指導をしてくれます。
そのため、中学受験の数か月前からの追い込みで家庭教師を利用しても、成績を伸ばすことは可能です。
ただ、中学受験の対策を始めるのは早いに越したことがありません。
できれば小学4年〜5年生までには、家庭教師を利用して受験対策するのがベストです。
なぜなら、小学6年生になった時に基礎ができておらず、勉強がなかなか進まずに焦りが出ることも考えられるからです。
家庭教師を利用しているご家庭は、以下のようなことがきっかけで始める方が多いと言われています。
・学校の試験や模試の成績が下がった時
・このままでは志望校に合格できないと感じた時
一度勉強についていけなくなると、追いつくのに時間がかかります。
また、勉強についていけないと自信を失い、勉強の意欲も低下する恐れもあるでしょう。
そうならないためにも、家庭教師を始めるタイミングを見極める必要があります。
2.家庭教師は何月から始めるべきか
家庭教師を見つけやすいのは、受験が終了する2月から5月の間です。
2月はカリキュラムが切り替わるため、家庭教師を始めるのにベストなタイミングと言えます。
また、受験生の指導が終わってスケジュールが空く教師が増えるため、自分の希望に合う教師に出会える可能性も高まります。
ただ、2月から5月のタイミングを逃したからといって心配する必要はありません。
以下では、2月〜5月以外のタイミングで家庭教師を始めた場合のメリットを解説します。
2-1.学期の途中から始める場合
家庭教師の利用は学期の途中からでも大きな問題はありません。
新学期から家庭教師を始めた場合、まだ学校生活や新しいクラスなど慣れないことばかりで子どもに負担がかかってしまいます。
しかし、新しい環境にも慣れてきて精神的にも落ち着く6月以降であれば、負担なく始められるでしょう。
2-2.長期休暇から始める場合
長期休暇から家庭教師を始めるのも、いいタイミングと言えるでしょう。
なぜなら、長期休暇は学校の授業がなく、時間に余裕があるため勉強に集中しやすいからです。
学校生活における負担もないため、スムーズに家庭教師を始められます。
また、長期休暇に合わせて割引キャンペーンをおこなっている会社も多くあるため、長期休暇は家庭教師を始めるのに適したタイミングです。
3.早いうちから家庭教師を利用するメリット
早いうちから家庭教師を利用するメリットは、以下の2つです。
3-1.勉強する習慣が身につく
早いうちから家庭教師を利用することにより、自宅で勉強する習慣が身につきます。
塾や家庭教師を利用している場合でも、成績をさらに伸ばすためには、自宅で自主的に学習することはとても重要です。
しかし、塾に頼ってしまい、自宅学習を疎かにしてしまう子どもは少なくありません。
小学4〜5年生のうちから自宅学習の習慣が身につけられるのは、大きなアドバンテージになるでしょう。
3-2.勉強への苦手意識が生まれにくい
学校や集団塾では、生徒一人ひとりを個別にサポートするのは困難です。
そのため、分からないところをそのまま放置してしまう子も少なくありません。
しかし、家庭教師はマンツーマン指導のため、すぐに質問して解決できます。
疑問点を放置せずに、質問して解決する癖を早いうちからつけることで、勉強への苦手意識も生まれにくくなるでしょう。
4.早いうちから家庭教師を利用するデメリット
早いうちから家庭教師を利用するデメリットは下記2つです。
4-1.経済的な負担が大きい
家庭教師にかかる費用は1時間あたり3,000円〜6,000円ほどで、塾よりも高額です。
また、家庭教師では授業料の他にも、管理費や教材費などが発生します。
したがって、家庭教師の利用を早く始める分、親御さんの経済的な負担は大きくなってしまいます。
4-2.子どもの負担になる
学校の授業と並行して塾や習い事に通っている場合、さらに家庭教師も始めることは子どもにとって負担となるでしょう。
その結果、体調を崩したり勉強への意欲が低下してしまう可能性も考えられるため、注意が必要です。
5.まとめ
本記事では、子どもの中学受験に向けて家庭教師を始める時期やタイミングを中心に解説しました。
家庭教師の利用は、可能であれば小学4〜5年生から始めるのがベストです。
また、受験が終わる2月〜5月の間であれば教師のスケジュールが空いているため、良い家庭教師と出会える可能性は高まります。
中学受験で志望校に合格するため、家庭教師の利用も検討してみてください。