【中学受験】受験校・志望校の選び方を現役の教室長が解説!|大学受験エリート

【中学受験】受験校・志望校の選び方を現役の教室長が解説!

 

 

中学受験の志望校選びはとても難航しますよね。

この記事では、中学受験の受験校・志望校の選び方について現役で塾の教室長をしている筆者がご紹介します。

受験校選びに悩んでいる全ての方にとって必見の内容となっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

受験校・志望校の選び方

 

それでは早速、受験校や志望校の選び方についてご紹介します。

全部で5つあり、多いように感じるかもしれませんが全て大切なポイントですので全て確認していきましょう。

 

国公立か私立か

 

高校や大学でも異なるように、中学校の場合も当然国公立の中高一貫か私立かで違いが大きくあります。

一番大きな違いは学費です。国公立か私立かでは学費が全く異なります

以下、一般的な公立中学・国公立中高一貫校・私立中学校の3年間の学費の目安となっていますのでご確認ください。

 

 

一般的な公立中学

 60万円程度

国公立中高一貫校

70万円〜90万円程度 

私立中学

150万円〜180万円程度

 

国公立の中高一貫校・私立中学どちらを選択するにしても一般的な公立中学と比べれば学費は高くなります。

 

国公立中高一貫と私立で比べると半分かそれ以下の学費で済むことになりますね。 学費が高い分私立は、国公立に比べて

・校舎が綺麗
・施設や設備が整っている
・学校側の面倒見が良い

というメリットがあります。

 

ただ、もちろん国公立の中学校も上記のような体制は整っているのでご安心ください。

私も国公立の中学校に通っていましたが、上記のポイントに関して不満を感じたことはありませんでした。

また、下記にもありますが、国公立の附属校は私立に比べてレベルが高い傾向にあるので、並ならぬ努力が必要になります。

 

 

附属校かどうか

 

近年の大学受験の難化を受けて、大学まで付属している中学校の人気が上がってきています

特に苦しい大学受験を経験してきた保護者の方にとっては「大学受験はしないで大学まで進学してほしいな」と思うところですよね。

 

大学附属の中学校は国公立よりも私立の方が多くあります。国公立でも大学附属中学校はありますが、東京都の場合ですと

 

・筑波大学附属
・お茶の水女子大学附属
・東京学芸大学附属

 

と、入学するためには全国の受験生の中でもトップクラスの成績が求められることがほとんどです。

 

私立の場合は、トップレベル以外にも様々なレベルの大学附属中学があります。

国公立とは異なり、どの偏差値帯にも大学附属の中学校はありますので、お子様のレベルにあった中学校を選択することが出来ます。

 

「大学付属の中学校に入れたいけど、そんなにレベルの高いところは難しいかも…」 と考えている方にとっては、私立の大学附属中学校を検討してみるのがおすすめでしょう。

 

共学・女子校・男子校

 

共学か男子校・女子校どちらに進学するかによっても、お子様が3〜6年間過ごすこととなる環境は大きく変わります。

中学生や高校生の男女では、伸びやすい能力に差があります

 

男子は空間認知能力が、女子は言語能力が高いと言われており、学習の理解の仕方やペースに違いがあります。

そのため、男女それぞれの特性を活かした教育が行われている男子校や女子校の方が、お子様によってはのびのびと学生生活を送ることが出来るかもしれません。

 

また、国内でもトップクラスのレベル・人気を誇る開成・麻布・武蔵、桜蔭・女子学院・雙葉のような「御三家」と呼ばれている中学校はいずれもそれぞれ男子校・女子校です。

 

これらの学校は、長い伝統を誇っており、今もなお国内でも最高レベルの進学実績を実現しています。 共学は、小学校の時と違和感なく学生生活を送ることが出来ますし、男女それぞれの良いところを吸収しながら成長していくことも出来ます。

 

それぞれの中学校ごとの校風や特徴をチェックし、お子様に合った学校を選ぶようにしましょう。

 

偏差値

 

目標を高く持ち、そこへ向かって努力を重ねることは素晴らしいことです。

しかし「うちの子はどれぐらいのレベルなら合格まで頑張れそうか」というポイントも現実的に考えることも大切になります。

 

極端な例になってしまいますが、6年生の時点で基礎が完成されていない子が国内トップクラスの中学校を目指すのは正直なところ難しいですよね。

 

塾や外部で受ける模擬試験の結果と見比べて、どれぐらいのレベルの中学校を受験することが現実的なのかを考えましょう。

早いうちに受験校を確定しておくことで過去問演習も早く始めることが出来るので、効率的に対策を進めていくことが出来ます。

 

また、受験校に関しては、現在のレベルと比べて少し高めの「挑戦校」、現在の実力と同じくらいのレベルの「実力相応校」、現在のレベルだとある程度余裕がある「堅実校」の3種類に分けて選択するのがおすすめです。

 

 

立地

 

立地も中学校選びの重要なポイントです。

気に入った中学校があっても立地条件が悪すぎると通学が大変になってしまいます。

 

特に家からの近さがとても大切になります。気に入った学校であったとしても、家からあまりにも遠すぎると、家との往復だけでかなりの体力を消費してしまいます。

 

また、部活が18時くらいまで続く場合なんかは帰宅時間がかなり遅れてしまうこともあります。

中学生ですとまだ身体的にも未熟ですので、家から学校まで長くても1時間以内のところにある学校を選ぶようにするのがおすすめです。

 

また、学校がある周囲の地域の治安の良し悪しも大切です。大切なお子様の通う地域ですから、少しでも安全性の高いところにある学校を選択することを強くおすすめします。

 

まとめ

 

この記事では、中学受験の受験校や志望校の選び方をご紹介しました。

中学校によって、学費や附属状況、立地などが全く異なります

 

「この辺の学校で良いかな」と適当に決めてしまうと、いざ進学した時に「ちゃんと考えておけばよかった」と後悔してしまう可能性もあります。

 

まだまだ受験校や志望校選びに苦戦しているという方は、この記事の内容を参考にお子様にぴったりな中学校を考えてみてくださいね。

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