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中学受験の費用がどのくらい必要なのか悩んでいませんか。
費用の内訳や相場がわからないと、お子さんの受験を応援できないこともあるでしょう。
この記事では、中学受験にかかる一般的な金額や費用を抑えるアイデアを紹介します。
中学受験の参考にしてみてください。
中学受験の費用は塾代が大半?
中学受験の対策は塾でおこなうのが一般的です。
なぜなら、入試には小学校の授業では習わない問題が出題されるからです。
中学受験の入試にかかる費用と比べてみると、塾の費用が出費の半数以上を占めることがわかりました。
塾の費用は3年間で200~300万円
中学校受験に特化した塾の月謝は3万円台が多く、中には7万円を超えるところもあります。
多くの受験生が小学4年生から準備するといわれ、6年生までの3年間でかかる費用は200〜300万円になります。
中学受験の費用の最低ラインは100万円
東京都のホームページにある「令和4年度都内私立中学校の学費の状況」によると、私立中学の平均受験料は1校当たり23,627円です。
初年度納付金の平均が978,420円とあります。
つまり、1校のみを受験するにしても100万円を超える費用が必要ということです。
中学受験にかかる費用は塾のほかにもある
中学受験にかかる費用は、塾代のほかにも多岐にわたります。
見落としがちな費用を項目別にまとめました。
交通費
塾や模試会場だけでなく、入試当日の移動に公共機関を使う場合は交通費がかかります。
車で送迎をするご家庭はガソリン代を考慮しなくてはなりません。
また、入試前日にホテルに泊まる場合は宿泊費が上乗せされる可能性もあります。
飲食費
高学年になると塾の授業の合間に夕食をとることが増えます。
お弁当を持参しない場合は、近くのお店を利用することがあるかもしれません。
1回500円を渡すとして、週5日で2,500円。
1か月で10,000円の出費になります。
文房具や教材費
意外にかさむのが文房具や教材費です。
勉強時間が増えると鉛筆やノートの減りが早くなります。
塾によってはオリジナルのノートを販売しているところもあるので、その場合は教材費が多くかかるでしょう。
通信費
通塾や会場まで移動するにあたって、携帯電話を持たせるご家庭は少なくありません。
また、タブレットを使用した動画授業を受験勉強に活用するお子さんも増えています。
端末代だけでなく、月ごとの通信費も予算に入れておくといいでしょう。
模擬試験の受験費用
入試が近づくにつれ、模試の日程が増えていきます。
志望校を決めるのに重要な資料になるので多くの受験生が参加します。
模試によっては受験料がかかることもあり、費用の確保が必要になるでしょう。
中学受験の費用を抑えるアイデア
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中学受験にかかる費用は決して安くありません。
合格後に支払う初年度納付金が100万円前後かかることを考えると、準備費用は少しでも抑えたいものです。
そこで、中学受験の費用を抑えるアイデアを紹介します。
特待生や奨学金制度を使う
中学受験後にかかる費用を抑えるには特待生や奨学金制度の活用がおすすめです。
学校によっては、成績優秀など特定の基準を満たせば入学金や授業料免除などの制度を設けています。
内容は学校によって異なるので、事前に確認しておきましょう。
公立の中高一貫校を受験する
公立の中高一貫校は私立よりも授業料が安く、6年間にかかる費用は半分以下ともいわれています。
人気も高く、公立の中高一貫校を第一志望に準備するご家庭も年々増えているほどです。
自宅で学習する
塾に通うと月謝以外の費用もかさみます。
その点、自宅で学習を進められれば費用を抑えられるでしょう。
塾のオンラインレッスンは、自宅にいながら授業を受けられます。
ただし、お子さんによっては集中力が続かないこともあるようです。
中学受験は塾費用をかけずに合格できる?
中学受験は塾がなくても合格できます。
多くのお子さんが塾に通うのは、中学受験に必要な情報や勉強法をサポートしてもらえるからでしょう。
そこで、中学受験に欠かせないポイントを解説します。
中学受験までのカリキュラムを明確にする
中学受験は志望校に合格するために必要な学習量があります。
受験をサポートするにあたって、必要な学習量と範囲を網羅している必要があるでしょう。
効率的に勉強を進められるかどうかが重要なポイントになります。
学習が身についているかを確認する機会を設ける
中学受験当日に向けて段階的に学習内容を定着させる必要があります。
お子さんに多いのが、理解したつもりになってしまうことです。
定期的に実力をチェックして、取りこぼしがないように学習を進めるのが重要になります。
志望校対策をしっかりとおこなう
中学受験は志望校に合わせた対策が必須です。
過去のデータを分析し、出題傾向に沿った学習が求められます。
個人での情報収集には限界があり、多くの受験生を輩出している塾や家庭教師センターにはかなわないでしょう。
お子さんを勉強嫌いにしない
中学受験に向けてお子さんを勉強嫌いにしないことも大切です。
おっとりした性格のお子さんの場合、競争を促す塾だと萎縮して成績が落ちてしまうケースもあります。
お子さんの性格に合ったカリキュラムや雰囲気の学習環境を検討しましょう。
まとめ
中学受験にかかる費用の内訳と相場について解説しました。
私立中学の初年度納付金は、およそ100万円です。
小学4年生から通塾した場合、塾にかかる費用は200〜300万円とされています。
つまり、中学受験にかかる費用の大半は塾に支払う金額といえるでしょう。
中学受験は人生のゴールではありません。
経済的に無理をして臨まずに、費用を抑える工夫をしましょう。
塾は必ずしも通わなくても合格できます。
中学受験の大切なポイントを確認し、お子さんの性格や実力に合わせた勉強方法を検討してみるのはいかがでしょうか。