中学入試の作文問題はどう書くの?よく出るテーマや上達のコツを解説|大学受験エリート

中学入試の作文問題はどう書くの?よく出るテーマや上達のコツを解説

 

中学受験を控えている子どもが、「作文問題が苦手」と悩んでいませんか?

作文には1つの正解があるわけではないため、どのように対策すればいいのか悩むのは無理もありません。

 

ただ、中学入試における作文の特徴をふまえてトレーニングを積めば、作文は上達できます。

 

本記事では、中学入試の作文としてよく出るテーマや、作文上達のためのポイントを中心に解説します。

 

1 中学入試の作文問題の特徴

多くの公立の中高一貫校や、一部の私立中学校では、適性検査で作文問題が出題されます。

適性検査とは、知識よりも考える力を重視するテストです。

 

適性検査にはⅠ、Ⅱ、Ⅲの3種類があり、種類によって作文の割合が変わってきます。

すべての学校が利用する「適性検査Ⅰ」は、合計配点の2〜3割を作文が占めているのが特長です。

 

合わせて3500字程度の2つの文章を読み、自分の考えや体験を400字前後でまとめる問題が出題されます。

文章を読んで自分の考えを書く問題や、テーマに沿って自分の考えを書く問題など形式はさまざまです。

 

適性検査ⅡやⅢでも文章で答える問題が多いため、作文の練習はやっておいた方がいいでしょう。

 

2 中学入試の作文の出題テーマ

中学受験の作文としてよく出るテーマを、5つのテーマに分けてご紹介します。

また、テーマごとの問題例も合わせてご紹介しますので、参考にしてください。

 

①自分の考えや体験

・「友人との心のつながり」について、あなたの意見を述べなさい。

・今までに最も悲しかった経験について述べなさい。

②言語

・おもしろいと思う文章について、あなたの意見を述べなさい。

・言葉づかいというテーマで、あなたの意見を述べなさい。

③コミュニケーション・社会

・「なぜルールは必要なのか」について、あなたの意見を述べなさい。

・あいさつについてのあなたの意見を述べなさい。

④ニュース、時事問題

・地球温暖化を防ぐため、普段の生活で取り組めることはなんですか。

・この1年で気になったニュースについてあなたの意見を述べなさい。

⑤その他

・1年後の自分に手紙を書きなさい。

・無人島に何か1つ持っていけるとしたら、何を持っていきますか。

 

3 中学入試の作文で求められる力

中学入試の作文で求められる力とは以下の2つです。

 

3-1 基本的な文章の書き方を守っているか

中学受験の作文では、文章を書く際のルールをしっかりと守ることが求められます。

ルールとは、句読点を打つ位置や、かぎかっこの使い方などのことです。

 

このような文章の書き方は学校でも習いますが、意外と正しく使えていなかったり、間違って覚えていたりすることもあるため、改めて見直しましょう。

 

3-2 論理的な文章が書けているか

自分の意見を論理的に表現できているかどうかは、特に重要視されるポイントとなります。

論理的な文章とは、話の流れが明確で、相手に伝わりやすい文章のことです。

 

論理的な文章を書くためには、文章を書く練習をたくさんして、第三者にチェックしてもらうことが重要です。

 

4 作文上達のためのポイント

最初から作文をスラスラ書ける人は、多くないでしょう。

上手な作文を書くためには、練習が必要です。

 

以下で、作文上達のためのポイントを3つ解説します。

 

4-1 練習量が大事

作文問題では、文字数や構成などの条件に従った上で、問題の趣旨に沿った文章を書くことが求められます。

上手な文章を書くためには、やはり多くの練習量が必要です。

 

数をこなしていくうちに、構成の作り方や表現方法などのコツがつかめてきます。

 

中学受験では作文テーマが複数あるため、どのような問題が来ても対応できるよう、普段からテーマ別で練習をしましょう。

 

文章を書くのが苦手な方は、まずは100〜200字くらいの少ない文字数から始め、徐々に増やしていくのがおすすめです。

 

4-2 知識を増やす

作文のテーマは多岐にわたるため、普段からさまざまなことに関心を持ち、本や新聞などを読む習慣を身につけましょう。

 

中学受験の作文では、「自分の考えを述べなさい」という問題が多く出題されます。

したがって、本や新聞などで知識を蓄えるだけでなく、それに対して自分はどう思うのか考えることが重要です。

 

また、読書を習慣化することをおすすめします。

なぜなら、文章を読むスピードや語彙力が向上するなどの、多くのメリットがあるからです。

文章を読むスピードが上がれば、文章を書くための時間を増やすことができます。

 

4-3 作文を添削してもらう

作文を書いた後は添削してもらうことが重要です。

 

提示された条件をしっかりと守れているか、句読点の打ち方などに問題はないかをプロの目線でフィードバックしてもらいましょう。

 

指摘してもらった点を踏まえ、もう一度同じテーマで作文を書くことで徐々に文章力があがっていきます。

 

5 まとめ

本記事では、中学受験の作文としてよく出るテーマや、作文上達のためのポイントを中心に解説しました。

 

現在、多くの公立中高一貫校で、作文問題が出題されます。

また、私立の中学校でも作文を出題する学校は増えています。

よって、中学受験において、作文対策をすることはとても重要です。

 

普段から本や新聞などで知識をインプットし、実際にさまざまなテーマで作文を書く練習を数多くこなしましょう。

 

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