中学受験を控える6年生の春休みの過ごし方|大学受験エリート

中学受験を控える6年生の春休みの過ごし方

 

6年生の春休みといえば、中学受験日まであと10か月程度となります。

まだまだ時間はありますが、学校がない分、時間が十分にある2週間。

新学期を迎える前に、どう時間を使えば良いでしょうか。

 

生活リズムを崩さない

 

長期休みの際、一番気をつけたいところが生活リズムの安定です。

学校がない分、つい朝寝坊をしたくなるかもしれませんが、生活リズムの乱れは不健康の元です。

 

深夜まで勉強していて朝起きられなくなった…というパターンも同様です。

黙認し続けていると、「勉強のためなら何をしても許される」と誤解させてしまいます。

 

体調に問題がない限り、通学しているときと同じ時間に起き、朝ごはんを食べましょう。

 

受験勉強を乗り切るための体力作り

 

中学受験、どうしても勉強のことばかり考えてしまいがちですが、意外と大事なのが体力です。

夏休みの夏期講習では、おそらく7~8時間の勉強を、週5~6日程度行うことになります。

 

場所によっては、35度を越える日本の夏の暑さと、クーラーの利いた部屋との温度差。

人生で初めて経験する、勉強漬けの日々。 娯楽のための時間が減り、受験生として感じ始めるプレッシャー。

 

6年生の夏は受験の総本山と呼ばれていますが、夏の時点で体力づくりをしている時間はさほどありません。

春休みであれば、まだ時間に余裕があると思います。

 

風邪を引きやすい等、体力面に不安があるお子さんは、朝のジョギングなど、無理のない範囲で体力をつけておくと良いでしょう。

 

一年間のスケジュール作成

 

6年生になったら、志望校選びを念頭に入れておきましょう。

まず、学校により受験科目が違います。 国語・算数の2教科で受けられるのか。

 

国語・算数・理科・社会の4科目で受けるのか。

志望校決定は秋頃まで猶予がありますし、途中で変更しても良いのですが、例えば、2科目で受けると決めてしまえば、6年生からはその勉強に集中できます。

 

また、受験問題には出題傾向があります。国語で記述問題が多いのか、算数の難易度が高いのか…。

現在、自分にどの程度の学力があり、どの程度足りていないのか。

 

目指すレベルにより、逆算して、今何をやるべきなのかが明確になります。

難関校ほど、その学校に合った勉強が必ず必要になってきます。

 

「この時点までにこの程度の偏差値を目指す」

「この模試で志望校を最終決定する」

等、ある程度の計画を立てましょう。

 

できれば、お子さんと一緒に考えられると良いでしょう。

 

5年生までの復習を行う

 

塾などに通っている場合は、5年生までに一通りの基本を学び終わっていると思います。

その中で、自分がどの単元を苦手としているのか、理解していないのかを、お子さんは実感できているでしょうか。

 

できていれば、もちろんそれを復習しましょう。

人間、苦手なものほど敬遠したり、放置したりしてしまいますが、お子さんはどうでしょうか。

難関校を目指す塾の場合、基礎力は5年生で身に付いていると見なし、6年生の春からは応用問題に入るケースがあります。

 

基礎ができていなければ応用問題は解けませんし、授業で行われるのは応用問題の説明ですので、いわゆる「ついていけない」状態になってしまいます。

 

特に、算数はよく言われているように「積み重ね」の科目です。

4月以降、個人的に基礎力をつけながら、応用問題も理解し、追い付くというのは大変な負担です。

これまでのテストなどを見直して、できる限り苦手な単元を減らしてしまいましょう。

 

夏休みの自由研究準備を行う

 

6年生の夏休みは受験勉強に時間の大半を使いますが、小学校でも何かしらの宿題が出るでしょう。

 

受験を控えているお子さんであれば、小学校のドリル等にそう時間はかからないと思いますが、時間がかかりがちなのが自由研究・工作といった課題です。

 

小学校でそのよう課題が出るようであれば、春休みのうちに準備を進めてしまうのも良いでしょう。

ポイントは選ぶテーマです。

 

国語であれば漢字や慣用句・受験に頻出する文学作品の読書、算数であれば確率・フィボナッチ数列・展開図、社会であればその時代の文化や産業調べ、理科であればてこの実験、影の実験…。

 

自由研究向き、かつ中学受験と関係があるものは無数にあります。

前述した、復習と絡めて行うのもおすすめです。

 

自分でテーマを決めて調べるのと、試験問題として解くのとでは、面白みが違ってきます。

また、手を動かしたものは簡単に忘れませんし、論述問題の練習にもなるでしょう。

 

遠出して気分転換をする

 

6年生の春休みの2週間であれば、1~2日程度の外出をする余裕はあるでしょう。

夏休みは夏期講習で出かけ辛くなっているかもしれません。

 

暫く遊びに行けなくなる分、ディズニーランドなどの施設で純粋に楽しむのも、今後の勉強生活を乗り切る励みになるでしょう。

 

遠方の研究所・工場見学などで好奇心を深めるのも良いでしょう。

我慢ばかりでは続きませんので、この時期に息抜きしておきたいですね。

 

まとめ

 

6年生の春休みは、受験生にとっては最後の猶予期間です。

「夏休みに勉強に集中できるように、春休みに色々なことを準備しておく」というのがポイントでしょうか。

 

憂いなく4月を迎えられるように、勉強であっても、息抜きであっても、2週間を大事に過ごしましょう。

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