いざ受験勉強を始めようと思っても、何から始めていいのか悩んでしまいませんか?
特に科目や参考書など、どれから始めていいのか迷ってしまうかもしれません。
この記事では志望大学合格へ向けて、勉強の始め方を解説しているので参考にしてみてください。
受験勉強を始める前に目標を明確にしよう
大学受験を目指すなら早速勉強を、といきたいところですが、まずは目標を明確にしましょう。
というのも志望大学について、国公立を目指すのか私立を目指すのかで勉強の進め方が変わるからです。
また志望大学のレベルによっても、どこまで勉強をする必要があるのか変わるので、まずは受験する大学を明確にしましょう。
もちろん勉強を進めていく中で進路を変更しても構いません。
あくまで現時点での目標を決めましょう。
おおよその勉強範囲のイメージとしては、国公立が5科目など広い範囲をカバーする必要があり、私立では3科目など比較的狭い範囲をカバーする必要があります。
また国公立と私立では受験日程が異なります。
一般選抜で国公立を目指す場合は共通テストを受ける必要があったり、学校推薦では共通テストより早めに対策を進める必要があったりします。
それぞれの進路に沿った受験日程をしっかり調べておきましょう。
受験勉強のスケジュールをたてよう
受験日程がわかれば、日程から逆算しておおまかなスケジュールを立てましょう。
受験日程から逆算することで、いつまでにどの科目をどのレベルで習得しないといけないのかわかり易くなります。
もちろん本格的な受験勉強を始める前では、どの科目にどの程度時間がかかるのかわからないでしょう。
なので正確性にこだわらず、おおざっぱに全体を把握できるようにしておきましょう。
いつまでにどの科目をどのレベルで習得しないといけないのかを、確認しておくことが目的です。
ただ余裕を持ったスケジュールを立てるよう注意しましょう。
受験日直前に全科目習得完了というスケジュールを立ててしまうと、どこかで勉強に詰まってしまうと、最後までスケジュールを消化できない可能性がでてしまいます。
おおざっぱでかまいませんが、復習に時間を割けるように余裕を持ったスケジュールを立てましょう。
受験勉強の進め方を4ステップで解説
目標を決めてスケジュールを立てたら、早速勉強を始めましょう。
受験当日までの時間は限られています。志望大学合格のためにも、できるだけ早くスタートするようにしましょう。
具体的な勉強の進め方は次の4ステップです。
ステップ1:1度過去問題を解いてみる
ステップ2:参考書を使って基礎を固める
ステップ3:過去問題や模試をどんどん受ける
ステップ4:復習をして受験本番に挑む
それぞれ説明していきますね。
ステップ1:1度過去問題を解いてみる
まずは1度受験に使う科目の過去問題を解いてみましょう。
いきなり過去問題を解くの?と驚かれるかもしれません。
ですが一番初めに過去問題に挑む理由は、学力の現在地を確認するためです。
今の学力がどのレベルなのかわからないまま、やみくもに勉強に取り掛かっても効率よく進めることは難しいでしょう。
自分のイメージではもっと高い点数をとれると思っていたのに、模試を受けてみると散々な結果になってしまいかねません。
そうならないようまずは1度過去問題に挑戦して、学力の現在地を知りましょう。
学力の現在地を知ったうえでどの科目から勉強を進めるか、具体的に絞っていけば十分です。
ステップ2:参考書を使って基礎を固める
学力の現在地を知ることができたら、それぞれのレベルに合った参考書を使って、基礎を固めていきましょう。
どの難関間大学でも、基礎がしっかりしていないのに高得点をとるのは難しくなります。
応用問題をこなすだけでは、基礎問題で点数を落としてしまい不合格という事もあります。
まずはしっかり基礎固めから始めましょう。
またどの科目や参考書から取り掛かればいいのかわからないかもしれません。
結論から言えば、参考書はそれぞれのレベルによって変わるため、どれが正解というものはありません。
参考書は何冊も使うより、1冊を完璧にする方が結果につながりやすいです。
難易度が高すぎる参考書はモチベーションを下げる原因にもなるので、背伸びしすぎずレベルに合ったものを探しましょう。
また科目は高配点の英語や数学、社会科目から始めるのが一般的です。
中でも国語は時間をかけても点数が伸びにくいことから、比較的後回しにしても問題ありません。
とはいえ得意科目を伸ばすより苦手科目を克服していく方が、合格へ近づきやすくなります。
そのためしっかり苦手科目にも取りくむようにしましょう。
ステップ3:過去問題や模試をどんどん受ける
基礎を固めた後は、過去問題や模試などたくさんの基礎問題や応用問題に挑戦しましょう。
そして問題を解いた後に大切なのが、間違った直後にしっかりと復習することです。
過去問題や模試を受けると、点数に意識が向いてしまいがちですが、そこで立ち止まってはいけません。
受験勉強では苦手を克服することが重要になります。
そのため危なげなく正解できる問題より、苦手な問題や間違った問題に焦点を当てましょう。
問題を解いたすぐ後に復習することで、「さっき間違った問題」という印象が強く残り、記憶に定着しやすくなりますよ。
過去問題や模試などたくさんの問題に挑戦するのは、弱点を見つけ出して克服することです。
問題を解き終わったら必ず復習する癖を付けておきましょう。
ステップ4:復習をして受験本番に挑む
日頃から復習は行いますが、受験本番前には1度全体の復習をすることがおすすめです。
人間の記憶力には限界があるため、しばらく使っていない知識は気づかないうちに抜けてしまいます。
完璧に覚えたつもりになっても、受験本番で思い出せなければ意味がありません。
ど忘れしてしまわないためにも、完璧だと思った内容でも定期的に復習しましょう。
復習の効果的なタイミングは、勉強をした翌日・1週間後・2週間後・1か月後・2か月後です。
これはエビングハウスの忘却曲線に基づくタイミングで、定期的に何度も復習することで短期記憶が長期記憶として定着しやすくなります。
ただエビングハウスの忘却曲線通りに復習をするのは難しいときもあります。
なので少なくとも模試や受験本番前などには、最低限復習しましょう。
受験勉強は長期戦
受験勉強は志望大学のレベルに関わらず、1年以上の長期戦です。
少し勉強した程度では、数多くの競争相手から合格を勝ち取ることは難しいでしょう。
周りの人が勉強を始めていないとなかなか緊張感を抱けないかもしれません。
ですが取り掛かりの早い人は高校1年生の時から、受験を目指した勉強をスタートしています。
実際早く勉強を始めた人のほうが、志望大学に合格しやすいというデータもあります。
早すぎるということは絶対にありません。
今回紹介した受験勉強の4ステップを活用して、志望大学合格へ向けて受験勉強のスタートを切りましょう!