受験生の中には、夜ではなく朝早くに起きて勉強をするような人もいます。
朝から勉強をすることでどんなメリットを得られるのでしょうか。
この記事では、「朝の勉強はどの教科がいいのか?」「朝には適していない教科」などをわかりやすく解説していきたいと思います。
受験生の勉強時間は限られている
学校に通っている受験生は、学校の勉強と受験の勉強を両立させなければなりません。
一日は24時間と限られており、睡眠時間や学校での授業時間を含めると、受験のための勉強に充てられる時間は少なくなります。
受験生は、「どれだけ勉強をする時間を確保できるか?」というのが大変重要になるのです。
勉強の量と成績は大きく関係するものです。
成績を上げたいのなら、勉強時間の確保をするようにして下さい。
朝に勉強をすることで得られるメリットはこちら
受験生の勉強と聞くと、夜遅くまで行うイメージを持っている人もいますが、勉強時間を増やすために朝の時間を使って学習する受験生も多く存在します。
朝に勉強をするメリットはどのような部分にあるのでしょうか。
ここでは、朝勉強のメリットをいくつか紹介していきたいと思います。
勉強時間を増やせる
普段やらない朝に勉強をするということで、単純に勉強時間を増やせることがまず挙げられるでしょう。
「朝1時間早く起きて勉強する」ことを1週間継続するだけで、合計7時間の勉強時間を確保可能です。
これを1ヶ月続けることで、およそ30時間分の勉強をすることができます。
1日1時間増えるだけではそこまで多くない学習量ですが、トータルで見ると長時間の確保が可能です。
規則正しい生活ができる
受験生は生活リズムが悪くなりがちです。
夜遅くまで勉強していると、学校がある日は朝ギリギリに起きることになり、日中に眠気を感じることもあります。
また、休日は遅くまで勉強した影響で昼過ぎに起きてしまうような受験生もいるくらいです。
一方朝に勉強するということは、自然と早起きが習慣に。
そのため生活リズムが整い、常に規則正しい生活ができるでしょう。
夜更かしをして勉強をしていると体内時計が狂い、体調不良の原因になってしまいます。
体調管理ができない受験生は、勉強時間を増やすことはできません。
朝早く起きて、規則正しい生活ができるように心がけて下さい。
勉強できる時間が少ないからこそ高い集中力で学習できる
当然かもしれませんが、朝の時間は夜などの時間に比べて限られています。
学校がある平日なら、朝に早起きできたとしても確保できる時間は1,2時間が限界です。
1,2時間しかないからこそ、それだけ集中した勉強ができます。
時間がある休みの日に、ダラダラと長時間続ける勉強と、限られた時間で行う勉強では、集中力の度合いが変わってきます。
「時間が少ないからこそ、集中してやらないと」という気持ちになれるのです。
勉強に集中できない人にこそ、朝勉強が特におすすめです。
朝はどんな勉強をすればいい?朝勉強におすすめの教科を紹介
朝勉強で最大の学習効果を得たいのなら、勉強する教科にこだわるようにしましょう。
勉強する科目によっては、朝に適しているものとそうではないものがあります。
朝に適した勉強をすることで、その学習効果を最大限まで高めることができます。
前日に勉強していた教科の復習
もし、前日に勉強していたのなら、朝はその勉強した内容の復習の時間に充てるのがいいでしょう。
前日に勉強したことを次の日の朝にもう一度復習することで、反復的に学習できるので、より記憶に残りやすくなります。
「昼や夜は新しい部分の勉強をして、朝はその復習をする」
というルーティーンを確立できれば、学習効率を飛躍的にアップさせられるでしょう。
「朝にどんな勉強をすればいいのかわからない」という人は、前日の勉強内容の復習をおすすめします。
時間が少ないからこそ短時間でできる勉強を選ぼう
先程から何度も言っているように、朝の時間は限られたものです。
長い時間を確保できないからこそ、短い時間でできる勉強をする必要があります。
朝から、家で行うテスト形式の模試などを行っても、時間内で終わらせられません。
テスト形式の模試は時間がたくさんとれるときに行い、時間が限られている朝は問題集の中から数問ピックアップして解くなど、時間がかからない勉強をするようにしましょう。
眠気があるなら数学などの頭の回転が求められる教科は向かない
まだ、完全に目が覚めていないときは、できるだけ頭の回転が求められる教科は行わないようにしましょう。
数学などの計算問題というのは、特に頭を使うものです。
数学の計算問題は、ちょっとでも眠たいときに行うような勉強ではなく、頭がクリアなときに行う勉強です。
朝早く起きて眠気があるのなら、英語のリスニングや漢字の読み書きなどの、頭の回転がそこまで求められない勉強をするようにして下さい。
朝に勉強するというのは、「眠気をいかに早く落ち着かせられるか」という部分が重要になってきます。
コーヒーを飲んだり冷たい水で顔を洗ったりと、目を覚ますための自分だけの対策法を見つけてみて下さい。
朝の時間を有効に使って他の受験生に差をつけよう!
時間が限られている受験生だからこそ、時間の有効活用が求められます。
一日24時間というのはどの受験生も同じです。
その中から「どれだけ勉強時間を確保できるか?」という部分が、合否に大きく影響してきます。
朝に勉強をすれば、それだけ勉強時間を増やせて周りの受験生に差を付けられるでしょう。
この記事で紹介した勉強法を是非参考にして、朝から学習を行ってみて下さい。