今回は一橋大学の学部の特徴について簡単に解説していきたいと思います。
一橋大学の学部は4つ設置されています。
◆商学部
◆経済学部
◆法学部
◆社会学部
今回はそれぞれの学部に関して簡単に解説していきます。
商学部
基本情報
偏差値:65.0~72.5
大学入試共通テストの得点率:77%~87%
キャンパス:国立キャンパス
学科:経営学科、商学科
主要領域
◆経営学:学部専門科目として、企業の経営を考察する【経営戦略論】、【経営組織論】、
【企業社会論】、企業の機能に関して考察する【財務管理論】、【生産システム論】、【労務管理論】、【イノベーション・マネジメント】、企業を歴史的に考察する【経営史】、専門的な研究法、調査法を行う【ビジネス・リサーチ】などを履修できます。
◆会計学:学部専門科目として、会計の規則を学習する【簿記システム論】【財務会計論】【原価計算】、会計情報を利用する方法を学ぶ【財務諸表分析】【監査】【管理会計論】などを履修できます。
◆マーケティング:顧客のニーズを知るための情報をどのように集めるのか、ターゲットの定め方、商品やサービスの魅力を訴求する方法等を学ぶ専門科目を履修できます。
◆金融:学部専門科目として、金融に関してあらゆる目線で考察する【マクロ金融論】、【コーポレート・ファイナンス】、【資産価格論】、【金融システム論】、【金融数理論】、【国際金融論】、【リスクマネジメント】などを履修できます。
商学部は以下の3つのカリキュラムポリシーを持っています。
①少人数制のゼミ
普通の大学は3年生からゼミに入って、専門性の高い学習をするのが一般的ですが一橋大学の商学部は1年生からゼミで研究を行います。
②専門科目を段階的に学べる
まずは経営学、会計学、金融論、マーケティング、ビジネス・エコノミクスのビジネスに関する基礎の学習をします。
基礎を固めて自分の学びたい専門科目を履修することでよく深い理解を得ることができます。
③英語のコミュニケーション能力を高めるプログラム
1年生は英語のコミュニケーション力の基礎授業を必修で受講します。
2年生では、さらに英語力を伸ばすプログラムや海外の提携校との交流、交換留学の機会が与えられるとともに、英語による専門授業なども履修できるようになります。
経済学部
基本情報
偏差値: 67.5~72.5
大学入試共通テストの得点率:79%~87%
キャンパス:国立キャンパス
学科:経済学科
【経済学入門】【統計学入門】【経済史入門】の基礎を必修、【基礎ミクロ経済学】【基礎マクロ経済学】【基礎計量経済学】を選択必須としてそこから段階的に学べるカリキュラムが用意されています。
一橋大学の経済学は1年生から5年で通常大学院に進学して2年学ばないと与えられない修士号の学位を5年で取得することができるプログラムが存在します。
これを学部・大学院5年一貫教育システムと呼んでいます。
このプログラムを利用するには3年生の後期にある試験に合格する必要があります。
また合格後に4年の夏にある大学院経済学研究科修士課程秋季入試も受験して、合格する必要があります。
法学部
基本情報
偏差値:65.0~72.5
大学入試共通テストの得点率:77%~87%
キャンパス:国立キャンパス
学科:法律学科
法学部は以下の3つのカリキュラムポリシーを持っています。
①自由度の高いカリキュラム
学生が意欲的に好きな分野を学習できるように自由度が高いカリキュラムになっています。
基礎法部門、公法部門、国際法部門、民事法部門、企業法経済法部門、刑事法部門、グローバル・ネットワーク論部門の中から自由に選択して履修することができます。
全てを履修することもできますし、専門的に深く学びたいものだけを選択して深く学ぶこともできます。
②段階的なカリキュラムを用意
自由でありながらも前期課程では必修科目も用意して、抜け目なく法学・国際関係の基礎を理解できるカリキュラムにしています。
③専門分野の学習を選択できる
後期課程では法学コース、国際関係コースのどちらかを選択して体系的に法律を学べるシステムを作っています。
④ゼミの必修化
法律学部では少人数制のゼミ、卒論の提出を必修としています。
専門性の高い知識を得て、分析する力、表現する力、コミュニケーション力を培うことができます。
社会学部
基本情報
偏差値:65.0~72.5
大学入試共通テストの得点率:77%~87%
キャンパス:国立キャンパス
学科:社会学科
社会学部は社会学・社会調査、哲学・思想、国際社会学、言語文化、社会心理学、人類学、地理学、教育学、政治学、ジェンダー研究、スポーツ社会学、社会政策、歴史学など様々な科目を設置しており、ゼミも1年生から受講することができます。
社会の様々な問題を理論的に解決する術を模索し、分析し、実行できる能力をフィールドワークや研究を通じて実践的に学ぶことができます。
大学卒業後はジャーナリズム、企業、政府・地方公共団体、国際機関、研究機関など幅広く活躍できる人材を数多く輩出しています。