今回は東京大学の入試ついて解説していきたいと思います。
東京大学はメインの方式は学校推薦型選抜(旧推薦入試)と一般選抜の2通りがあります。
教科ごとの出題の傾向や対策なども解説致します。
1つ1つ見ていきましょう。
科類の特徴
まず最初に東大受験をする方は科類を理解することが重要になります。
入学してから他の科類の学部に転入も可能ですが難易度は高いので要注意です。
文科一類(401名):法と政治(法学部)
文科二類(353名):経済(経済学部)
文科三類(469名):言語、思想、歴史(文学部・教養学部・教育学部)
理科一類(1108名):数学、物理学、化学(工学部・理学部)
理科二類(532名):生物学、化学、物理学(農学部・工学部・理学部・薬学部)
理科三類(97名):生物学、化学、物理学(医学部)
学校推薦型選抜(旧推薦入試)
多様な学生で構成させること、活性化を目的に学習意欲の高い学生を国内、国外問わず求めており、推薦入試も実施しています。
東京大学の教育理念に共感でき、学びに対する高い意欲・関心、自分自身の成長意欲などを持つことが合格するための必須条件です。
募集人数(計100名ほど)
法学部(10名)
経済学部(10名)
文学部(10名)
教育学部(5名)
教養学部(5名)
工学部(30名)
理学部(10名)
農学部(10名)
薬学部(5名)
医学部医学科(3名)
医学部健康総合科学科(2名)
選考は書類選考、面接、大学入学共通テストなどの成績を元に総合的に行われます。
文科の科目(大学入学共通テスト):国語(必須)+世界史B、日本史B、地理B、倫理、政治・経済(2科目選択)+数学Ⅰ・数学A(必須)+数学Ⅱ・数学B、簿記・会計情報関係基礎(1科目選択)+物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎(2科目選択)+※外国語(必須)
※外国語は英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語から選択できます。
理科の科目(大学入学共通テスト):国語(必須)+世界史B、日本史B、地理B、倫理、政治・経済(1科目選択)+数学Ⅰ・数学A(必須)+数学Ⅱ・数学B、簿記・会計情報関係基礎(1科目選択)+物理、化学、生物、地学(2科目選択)+※外国語(必須)
※外国語は英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語から選択できます。
一般選抜
医学部など面接がある学部も一部ありますが、基本的には学力試験の成績のみで選考されます。
大学入学共通テスト+独自試験(前期・後期)を受験する必要があり独自試験は文科は駒場キャンパス、理科は本郷キャンパスで行われます。
なお独自試験は大学入学共通テストの合格者を対象としています。
試験は文系、理系に分かれているだけで、学部ごとの独自入試ではありません。
文科の科目(大学入学共通テスト):国語(必須)+世界史B、日本史B、地理B、倫理、政治・経済(2科目選択)+数学Ⅰ・数学A(必須)+数学Ⅱ・数学B、簿記・会計情報関係基礎(1科目選択)+物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎(2科目選択)+※外国語(必須)
※外国語は英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語から選択可
理科の科目(大学入学共通テスト):国語(必須)+世界史B、日本史B、地理B、倫理、政治・経済(1科目選択)+数学Ⅰ・数学A(必須)+数学Ⅱ・数学B、簿記・会計情報関係基礎(1科目選択)+物理、化学、生物、地学(2科目選択)+※外国語(必須)
※外国語は英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語から選択可
文科の科目(独自テスト):国語+数学(数学Ⅲ除く)+地理歴史(2科目選択)+※外国語
理科の科目(独自テスト):国語+数学(数学Ⅲ含む)+理科(2科目選択)+※外国語
※外国語は英語、ドイツ語、フランス語、中国語から選択可能。
試験対策
国語:現代文は記述がメインです。要点を自分の言葉でわかりやすくまとめる能力が求められます。古典も同様に和訳や説明など記述式が多いです。漢文は問題に癖はなく解きやすく難易度も高くありません。
英語:リスニング問題があり、試験の途中で開始されることに注意です。長文は記述式や英作文、和訳、文法問題などもあるので対策が必要です。長文を素早く読めるトレーニングも必須です。
文系数学:難易度はやや高めですべて記述式です。図形、確率、整数、微分積分、数列などが出題されやすい傾向にあります。
理系数学:難易度はやや高めですべて記述式です。図形、数列、微分積分、確率、極限などが出題されやすい傾向にあります。スピード感が求められます。
まとめ
今回は東京大学の入試について簡単にご紹介いたしました。
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