「勉強するのが嫌だなぁ…」
「受験勉強、全然やる気にならない」
受験生になり、これから長期間勉強漬けの毎日がやってくると思うと、憂鬱になっている人も多いのではないでしょうか。
勉強することに抵抗感や苦手意識を持っている人がいる一方、勉強が楽しいと感じて机に向かうことが全く苦でない人もいます。
両者の違いはいったい何でしょうか。
勉強がなかなか続かなくて困っている人でも、考え方を変えて少し工夫するだけで勉強好きに近付くことができます。
本記事では、勉強が好きになる方法や継続して学習するコツについて解説していきます。
勉強が嫌いになる原因とは
まずは勉強が嫌いだと感じる原因について考えてみましょう。
主に2つの原因が考えられます。
勉強が分からないから
シンプルな理由ですが、勉強が分からないと授業やテスト、自主勉強も全て苦痛になります。
出来ない事が積み重なるとストレスに感じますよね。
しかし、どんなに成績が良い人でも始めから勉強が出来たわけではありません。
勉強をしたから、「勉強が分かる」のです。
理解できなかったことが分かった・できた時の喜びは、これまで既に経験している人も多いのではないでしょうか。
部活動での記録が伸びたり、ゲームでもステージを突破したりと何か繰り返し積み重ねてきたものに対して成功体験があると達成感や喜びにつながります。
勉強も同じように、積み重ねて努力することで、今までできなかったことが分かり、成績が上がります。
目標がはっきりしていないから
目的のないまま、なんとなく勉強していると苦痛に感じて継続することが難しいです。
まずは明確な最終目標を紙に書き出してみましょう。
「〇〇大学合格」だけでも良いですが、その先の将来についても具体的にイメージするとやる気につながります。
もしイメージがしにくい場合は、実際に志望大学に行ってみたり、在学中の人の話を聞いてみたりすると良いでしょう。
SNS上でも実際の大学生活が分かります。
ポジティブな動機付けとは反対に、もし不合格だった場合を考えることもおすすめです。
志望大学に行けなかった時の自分を想像して、浪人で受験勉強を更に1年続けるのは嫌だ、希望している仕事に就けないかもしれないなど、こうなりたくないという強い気持ちが勉強のモチベーションにつながります。
勉強が楽しくなる方法
勉強が嫌いになる原因を把握した上で、実際にどうすれば勉強を好きになれるのか具体的な方法をいくつかご紹介します。
毎日やることを決める
最終目標が決まったら、そこから細かくスケジュールを決めて、毎日の勉強内容を決めましょう。
ノートに書き出すと毎日の努力が客観的に分かるのでおすすめです。
できたものからチェックをして、コツコツと課題をこなしていきます。
今日はこれができた・2時間勉強したなど成功体験が積み重ねることで、勉強が好きになる一歩となるでしょう。
易しい問題から取り掛かる
机に向かうことで、勉強が嫌だなと思う人も少なくありません。
まずはいきなり難しい問題や苦手科目を勉強するのではなく、自分にとってハードルが低いものから取り組んでみましょう。
暗記科目や選択問題などから始めて徐々に勉強モードに切り替えていきます。
取り掛かる時には大きなエネルギーが必要ですが、いざ始めてみると思ったより長時間勉強ができるものです。
もし飽きてきたら、勉強科目や内容を変えるなど工夫すると、結果的に一日の勉強時間が増えるでしょう。
基礎を固める
苦手だと思っていた科目でも、教科書レベルの基礎をしっかり学ぶことで理解できるようになることがあります。
初心に帰ることで、今まで出来なかった問題が克服できるので、大きな自信につながり勉強が好きになります。
自分ひとりでの理解が難しい場合は、友人や先生に聞いてみるなど積極的に周囲の人に質問しましょう。
ゲーム感覚で問題を解く
基礎が固まると応用問題も次第に解けるようになります。
勉強するぞと意気込むのではなく、ゲームをクリアしようと思っている時と同じように楽しみながら問題を解いてみましょう。
一見難しいと思っていた問題も、部分的に分かるところが増えるので高揚感を持ちながら取り組むことが出来ます。
ご褒美をつくる
勉強を続けていくには気分転換も必要です。
今日やるべき勉強が終わったら、DVDを観る・お菓子を食べるなど毎日の些細なことでも良いのでご褒美を設定しましょう。
メリハリをつけて学習できますし、勉強をしたらご褒美があるので最終的には楽しいと感じるようになります。
一緒に頑張る友人を作る
遊び友達とは異なる、受験勉強を一緒に頑張る友人を作りましょう。
一緒に勉強をしなくても、登校時間や昼休みなどに情報交換することも刺激になります。
模試や定期テストで成績を競うのもおすすめです。
SNSで、学習の進捗報告ができる勉強専用アカウントを作ることも、モチベーションアップに効果があります。
受験勉強は自分との孤独な戦いに思えますが、お互いの努力を認め合いながら切磋琢磨する友人の存在は大きいでしょう。
まずは目標設定から始めて勉強嫌いを克服しよう
勉強が嫌いすぎて全然やる気が出ない受験生は、最終的な目標を設定することが大事です。
長い受験生活における目的がはっきりすることで、毎日の勉強も苦痛ではなくなります。
慣れるまでは少し大変かもしれませんが、徐々に理解が深まると勉強も楽しくなるのではないでしょうか。
ご紹介した勉強を好きになる方法をうまく取り入れながら自己管理をして、受験勉強を乗り切りましょう。