今回は早稲田大学の教育学部ついて簡単に解説していきたいと思います。
1つ1つ見ていきましょう。
教育学部
学科は、※教育学科、国語国文学科、英語英文学科、※社会科、※理学科、数学科、複合文化学科の7つの学科が設置されています。
※教育学科は教育学専攻(教育学専修、生涯教育学専修、教育心理学専修)、初等教育学専攻に分けられています。
※社会科は地理歴史専修、公共市民学専修に分けられています。
※理学科は生物学専修、地球科学専修に分けられています。
教育理念
教育学部の教育理念は2つあります。
1つめは、優秀な教育者を社会に輩出すること。
2つ目は社会の様々な分野で活躍することができる人材を育成することです。
いずれにしても幅広い教養と深い専門知識が必要であり、それらを養成するためのカリキュラムが敷かれています。
学生数は早稲田大学の中でも一番多く、学部内に理系の学生と文系の学生が混在しています。
卒業後の進路
他の大学の教育学部とは異なり、教員免許の取得は必ずしも必須ではなく、卒業要件としておりません。
これは教育理念にもあるように、教育者=学校の先生だけではないという考えからきています。
このことから小、中、高の先生以外にも、一般企業、出版社、マスコミなど幅広い領域でOBが活躍しています。
求める学生
教育理念である「学識ある実業家」を育てることを目的に、高い学力を持ち、学習意欲の高く、様々な課題を解決するために取り組める学生を国内外から受け入れています。
コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力を習得し、商学の基礎理念を理解し、経済社会で貢献したいという学生の学びの場です。
カリキュラム
教育学部は7学科の分かれていますが、所属の学科以外の授業も履修することができます。
・教育学科:教職課程を通した専門科目など
・国語国文学科:上代、中古、中世、近世、近代、現代の日本語や日本文学、漢文学、国語教育に関する科目など
・英語英文学科:英文学、英文化系、言語学などの基礎科目、専門科目など
・社会科:地理歴史学、公共市民学、社会の歴史、社会の仕組みに関する科目など
・理学科:生物学、地球科学、物理学、化学、数学などの基礎科目、専門科目など
・数学科:解析学、代数学、幾何学、情報数学、数学教育学などの科目
・複合文化学科:英語以外の外国語とその文化(ドイツ語、フランス語、中国語、ロシア語、スペイン語から選択)
入試の方式
一般選抜では文科系(A方式)、理科系(B方式)に分かれています。
また共通試験を利用した方式もあります。
その他に以下のような入試方式があります。
・指定校推薦入学試験
・帰国生入試
・外国学生入試
・学士入試
・転科・転専修試験
偏差値
偏差値:62.5~67.5
早稲田大学の中では偏差値はやや低めの学部ですが、倍率は4.0~11.0程度とやや高めです。
特に教育学科は特に倍率が高めになっています。
入試の傾向
数学:大問4つから構成されており、記述式です。試験時間は120分です。微分・積分、面積、図形、グラフの問題が出題される確率が高いです。記述式は計算過程も書く問題も含まれます。
英語:大問5つから構成されており、記述式+マークシート式です。試験時間は90分です。空欄補充や語句整序の割合が多いので対策が必要です。英作文や和文英訳は出題されていません。
国語:現代文、古文、漢文から構成されており、記述式+マークシート式です。試験時間は90分です。日本古典文学史は頻出なので作者名や著書名、年代などは必ず覚えましょう。古文は中世から近世の問題が多い傾向にあります。
世界史:そこまで難易度は高くなく、教科書レベルの難易度です。試験時間は60分です。中国史、アジア史、文化史、現代史の問題が多い傾向にあります。記述式の問題は年によって出る、出ないが分かれます。
日本史:そこまで難易度は高くなく、記述式+マークシート式です。試験時間は60分です。資料に関する出題が多い傾向です。記述式の問題も出題されるので対策が必要です。
まとめ
今回は早稲田大学の教育学部について簡単にご紹介いたしました。
私立大学の中ではトップクラスの偏差値を誇り、就職にも強い学部です。
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