今回は、数学の大学受験対策の参考書について、参考書を選ぶときのポイントとおすすめの参考書を紹介します。
最近では、映像教材やデジタル教材などでも優れた教材が開発されていますが、参考書を利用した学習スタイルもまだまだ鉄板の勉強法です。
多くの人が、数学の学習で参考書を利用すると思います。
この記事が、皆さまの参考書選びの一助になれば幸いです。
数学 参考書の選び方
「この一冊をやり切ろう！」と思える参考書を
数学の大学受験対策の参考書は本当に種類が多く、あっちにこっちに迷ってしまいがちです。
どの参考書も、情熱を込めて丁寧に作られていますから、大変魅力的です。
ついつい「あれもいい！」「これも良さそう！」と多くの参考書に手を出したくなります。
ですが、まずは「この一冊をきちんとやり切ろう！」と決めた参考書を、繰り返し解くことをオススメします。
数学は一問一問の演習に時間がかかることも多く、一冊の参考書を解ききるだけでも大変です。
複数の参考書に手を出そうとしても、結局はやり切れない可能性が高いのです。
「まずはこの一冊！」と思える参考書を選ぶことを大切にして下さい。
大切なのは、まずは一冊でもやり切ることです。
アレもコレも手を出して、結局何もやり切れない……という状態になってしまうのが、最悪の参考書選びと言えます。
「これならできそう！」と思える参考書から
数学が得意になりたい！
成績上位の人に追いつきたい！
難しい問題にもチャレンジしないといけないのかなあ？
……大変すばらしい熱意ですが、ちょっと落ち着きましょう。
基礎学習～基礎演習の段階では、難問に挑戦する必要はありません。
まずは、「このぐらいの問題なら解けそうだな」と思える参考書から始めるのがいいです。
難問へアタックするのは、基本的な問題がキッチリ解ける！という状態になってからでも遅くはありません。
一冊をちゃんとやり切り、基礎基本を定着させることが、まずは大切です。
そのために、「これならできそう！」と思える参考書をおすすめします。
簡単すぎないかな？ と不安に感じるぐらいの参考書でも大丈夫です。
実際に解いてみると、解けない問題がたくさん……というのが、普通です 笑
お気に入りポイントが見つかる本を
数学の参考書は、一冊と長い付き合いになることが多いです。
数学の学習パートナー。
大げさに言うと結婚相手のようなものです。
解説が詳しい！
デザインが気に入った！
表紙が好み！
……などなど、長い付き合いをする相手ですから、自分独自の「お気に入りポイント」が見つかる参考書がおすすめです。
数学 おすすめの参考書
数学の参考書選びのポイントについて、紹介しました。
「ぴったりの数学参考書」は、一人ひとり異なります。
現在の学力や目指している大学でも変わりますし、デザインの好みや解説のフィーリングが合うかだって重要です。
とはいえ、「１人ひとり違うから、みんな自分で選んでね！」では不親切ですよね。
一例として、多くの人に合うことが多い、定番のおすすめ参考書をいくつか紹介します。
チャート式（黄色）
難関大理系志望者でなければ、これで充分です（文系数学も含め）。
解答に行きつくまでの過程を「理解」するための参考書。
問題演習で行き詰ったら、ここに戻って復習しましょう！
チャート式（青）
難関大学理系志望者または国公立二次試験で数学が課される文系志望者向け。
黄色に比べて応用問題の割合が高いですが、使い方自体は黄色と一緒です。
黄色も青も、長い時間かけて読み込むものであるため、時間がない受験生には向きません。
入門問題精講→基礎問題精講→標準問題精講
解法を学んだ後のアウトプットに最適。
自身の学力レベルに合わせて入門・基礎・標準とレベルを上げていくと効果的です。
昔からある伝統的問題集で、バランスよく問題が揃っています。
チェック＆リピート
名前に「Ｚ会数学基礎問題集」とついているが、一般的に想像する「基礎」ではないことに注意！
良問が揃っているため、学力を標準→応用に高めるために使える問題集です。
１対１対応の演習 数学
国公立二次試験で数学が課される方におすすめしたい問題集。
記述タイプの問題が多く、減点されない記述答案の訓練に最適です。
数学重要問題集（理系）
理系数学の完成期に使いたい問題集。
ⅠＡⅡＢⅢＣ全分野から出題しており、受験直前期の最終確認演習に使う王道問題集になっています。
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