今、学生で勉学に励んでいる人なら馴染みが深いであろう「赤シート」。
暗記シートとも呼ばれ、暗記をする際に利用したことがある人も、使っている人を見たことがある人も多いのではないでしょうか?
しかし、この赤シートは効果がないというような意見を聞くことがあります。
そこで今回は勉強と赤シートについて
・赤シートは本当に効果があるのか
・赤シートで勉強するメリット・デメリット
・赤シートの正しい使い方
についてご紹介していきます。
勉強に赤シートって効果あるの?
赤いペンで書いたノートを赤シートで隠すとその部分が見えなくなります。
赤シート勉強法とは、その原理を利用して暗記したい箇所を隠して勉強をする方法です。
しかし、勉強に赤シートを使っても効果がないと言われることもありますが、本当にそうなのでしょうか?
結論から言うと赤シートを使った勉強は正しい使い方をすればちゃんと効果が期待でます。
しかし、ただ赤シートを使えば効率良く暗記が出来るというわけでもありません。
というわけで続いては、赤シートを活用した勉強法のメリット・デメリットを見てみましょう。
赤シート勉強法のメリット
赤シートを活用した勉強法のメリットは以下の3つです。
・覚えづらい箇所をピンポイントで暗記出来る
・簡単に暗記帳を作れる
・何度も模擬テストを繰り返すことが出来る
ではそれぞれ見てみましょう。
覚えづらい箇所をピンポイントで暗記出来る
赤シートを使えば、自分が苦手としている部分をピンポイントで暗記することが出来ます。
何度も繰り返し問題が出せるので、暗記の手助けになってくれるのは間違いないでしょう。
どうしても、うっかり忘れてしまうような箇所を集中的に利用していきましょう。
簡単に暗記帳を作れる
赤シートを活用すると、赤ペンで覚えたい箇所を書くだけで自分の暗記帳を簡単に作ることが出来ます。
問題集の答えを赤ペンで書いていると、何度も復習として問題を解くことも出来るでしょう。
一から暗記帳を作る必要がないので、とても手軽と言えますね。
何度も模擬テストを繰り返すことが出来る
暗記に大事なことは繰り返し覚えるということです。
赤シートを使えば模擬テストが簡単に行えます。
この模擬テストを何回も繰り返し行うことが記憶の定着を助けてくれるでしょう。
赤シート勉強法のデメリット
まずは赤シート勉強法のメリットを見てきました。
しかし、赤シート勉強法にもデメリットが存在します。
赤シート勉強法のデメリットは以下の2つです。
・重要なところが分からなくなる
・赤シートを使わない場合に読みにくくなる
それでは詳しくみていきましょう。
重要なところが分からなくなる
赤シートを使って勉強をするときによくあるのが、あまり重要でないところも赤ペンで記入してしまいがちになることです。
単語が出てきたらとりあえず、あれもこれもと記入してしまう気持ちは分かります。
しかし、簡単に暗記帳が出来るからと単語を無闇やたらと赤ペンで書いていると、なにが重要なのかが分かりにくくなってしまいます。
その結果、知らずのうちに効率の悪い勉強をしてしまっていることになります。
赤ペンで記入するのは、あくまで自分が覚えたい箇所に絞りましょう。
赤シートを使わない場合に読みにくくなる
赤シートを使わずにノートを確認する際に、専用のペンでたくさん書き込まれたノートは裏写りがしやすく、見づらくなってしまいます。
そのような、細かいストレスから勉強のやる気が下がってしまうのはよくあることなので、そういった点にも注意しなくてはいけません。
赤シートの正しい使い方
赤シートを活用した勉強法のメリット・デメリットを見てきましたが、その中でもメリットを引き出すためには正しい赤シートの使い方をしなければいけません。
続いては赤シートの正しい使い方を見ていきましょう。
自分の頭で考えて、すぐに答えを見ない
赤シートを外せばすぐに答えが分かるのはメリットでもありデメリットとも言えます。
すぐに答えが分かるということから、分からなければ自分で答えを導き出す前に答えを見てしまう人がいますが、これをしてしまうと中々記憶に定着しません。
自分の頭で答えを導くという過程が、脳に入れる上で一番大事なので、すぐにカンニングをせずに頑張るようにしましょう。
赤シート勉強法についてのまとめ
今回は赤シートを使って勉強するのは効果があるのか、ということについて見てきました。
最後に本記事の内容をまとめてみましょう。
・赤シートは正しい使い方をすれば効果がある
・赤シートを使うと簡単に暗記帳ができ、模擬テストも行える
・赤シートを使うと重要な箇所が分かりにくくなるデメリットがある
赤シートを活用しての勉強は正しい使い方をしなければ、その効果を発揮しません。
しかし、使い方次第では隙間時間の勉強や、効率良く暗記をすることが出来るでしょう。
今まであまり効果を感じられなかった人や、そもそも使ったことがなかったという人はこれをきっかけにぜひ一度試してみてくださいね!