保護者や学校から許可を貰えば、高校生でも法律の範囲内でアルバイトをすることができます。
アルバイトは収入を得られるだけでなく、社会人としての経験ができるのも大きなメリットです。
そのため、高校生で既にアルバイトをしているという人も多いのではないでしょうか。
しかし高校3年になると受験勉強で忙しくなるので、アルバイトを続けることができるのかどうか不安になりますよね。
中には「受験生だけどアルバイトを始めたい!」と思っている人もいるかもしれません。
本記事では、大学受験の勉強とアルバイトの両立が可能かどうかについて解説しています。
現在アルバイトをしている、または始めようか迷っている高校生はぜひお読みください。
大学受験の勉強をしながらアルバイトは続けられるのか?
結論から申し上げると、受験生がアルバイトをするのは避けた方が良いでしょう。
勉強とアルバイトを両立するのは、時間や体力的に考えると極めて困難だからです。
受験生は基本的に、学校の授業がない日でも勉強に励む必要があります。
そのためシフトが土日だけだったとしても、他のライバルたちに比べて大きく遅れを取ってしまうでしょう。
勉強が疎かになって受験で失敗してしまうと、かえって大きなリスクを負うことにもなりかねません。
ですから高校1,2年生でアルバイトをしている人は、よほどの理由がない限りは3年に上がる前までに辞めることをオススメします。
いきなり辞めてしまうとアルバイト先に迷惑がかかる可能性もあるため、早めに退職時期を申告しておきましょう。
【どうしても働きたい受験生向け】オススメの単発バイト4選
受験生は勉強に専念できるよう、極力アルバイトをしない方が良いとお伝えしました。
それでも、「大学生活のために今から少しでもお金を稼いでおきたい!」と思っている人もいるかもしれません。
そんな場合は、都合の良い日を選んで気軽に働ける単発バイトをするのが良いでしょう。
以下に「高校生にオススメの単発バイト」をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
軽作業
一口に軽作業と言っても、商品を梱包したりシールを貼ったりなど仕事内容はさまざまです。
長時間同じ業務をコツコツ行うのが苦にならない人に向いています。
基本的に単純作業なので、特別なスキルや知識がなくても問題なく始められるのが魅力です。
ただし仕事によってはかなり体力を消耗することがあるので、応募前に自分にできるかどうかしっかり吟味しましょう。
ティッシュ配り
駅周辺など人が多い場所で、通行人に広告付きのティッシュを配っていく仕事です。
ティッシュだけでなく、チラシや試供品を扱うこともあります。
手渡す際は、明るいあいさつと笑顔を心がけることがポイントです。
外で長時間立ちっぱなしになるので、夏に行う場合は熱中症に十分注意しましょう。
イベントスタッフ
コンサートやフェスなど、多くの人が集まるイベントを陰ながらサポートする仕事です。
具体的な業務は、会場設営の準備、来場者の誘導、チケットのもぎり、グッズの販売、イベント後の片付けなどが挙げられます。
人と接するのが好きな人や、さまざまなところに気配りができる人が向いているでしょう。
非常にやりがいのある仕事なので、比較的高い時給・日給を期待できます。
引っ越し作業
荷物を梱包したり、段ボールや家具を運搬したりする仕事です。
非常にハードな業務なので、日頃からスポーツや運動をしていて体力に自信があるという人でないと大変でしょう。
お客様の荷物を取り扱うため、力だけでなく慎重さも求められます。
一般的な日給は10,000円以上と、アルバイトの中でもかなり高額なのが魅力です。
以上で紹介した仕事をはじめ、それぞれの特徴を踏まえながら自分に合ったものを見つけてみてください。
アルバイトを探す際は、条件を絞って検索できるアプリやサイトを活用するのが良いでしょう。
申し込む前には必ず「高校生でも可能な仕事」であるかどうかを確認してください。
単発バイトをするならGW・夏休みを利用するなど、あくまで学校生活や受験勉強に支障が出ない範囲で行いましょう。
受験生であれば本分の学業を優先すべし!
今回は、「受験生がアルバイトをするのはかなり厳しく、どうしてもやるなら単発バイトが妥当である」ということをお伝えしました。
アルバイトは受験が終わった後でもできますが、高校の勉強に打ち込めるのは今しかありません。
ですから高校生のうちは、できるだけ学業に全力を注ぎたいところです。
大学受験の勉強で得たことは、入試だけでなく高校卒業後の生活でも大いに役立てることができます。
たとえば塾講師や家庭教師は高時給ということで人気のあるアルバイトですが、もちろん学力が高い方が圧倒的に有利です。
さらに大学の授業においても、科目によっては高校レベルの知識を要するケースもあります。
今与えられている時間でするべきことを考えて、後悔が残らないような学校生活を送りましょう。