これから本格的に受験勉強を始めるにあたって、受験生活が憂鬱な人もいるでしょう。
あまり良いイメージが湧かず、やる気が出なくて困っている人もいるかもしれません。
そこで息抜きや受験へのモチベーションアップに活用したいのが受験を題材にしたドラマ。
リアルな受験生の悩みに共感できたり、前向きな気持ちにさせてくれたりと、観る人は勇気付けられるでしょう。
この記事では、受験勉強をテーマにしたおすすめのドラマをご紹介します。
勉強の休憩時間に観て、モチベーションを上げましょう。
受験勉強におすすめのドラマ・映画5作
世代を超えて数多くの受験生を励ましてきた受験ドラマ。
その中でも特におすすめの作品を5つ解説します。
ドラゴン桜
ドラゴン桜は、週刊漫画モーニングの人気コミックをドラマ化した作品です。
阿部寛演じる弁護士の桜木健二が、偏差値30の高校生達を東大合格まで導くまでの物語。
名前は聞いたことがあるけれど、ちゃんと観たことはないという人は必見の受験勉強系ドラマとなります。
作品の中では、複雑な家庭環境やそれぞれの想いがリアルに描かれており、紆余曲折ありながらも勉強に打ち込む生徒に勇気付けられる事もしばしば。
胸を打たれる名言や、面白い勉強法も数々と登場するので見ごたえも抜群。
特に印象深い名言はこちらです。
「社会のルールは、頭の良いやつに都合のいいように作られているのだ」
勉強するなんてバカバカしいと思っている生徒達に現実を厳しく突きつけるシーンのセリフは、受験生のみならず大人も納得する名言です。
「行動するやつだけが勝つ!」
あれこれと理由をつけて勉強をしない生徒に向かって、言い放ったセリフです。
とにかく行動することの大切さ、何事もやってみないと始まらないと気持ちを奮い立たせてくれる名言ですね。
単なるハッピーエンドだけではない、努力した後の爽快感・達成感を教えてくれるドラマなので、中々受験勉強に踏み切れない方にもおすすめです。
制作年 :2005年
スタッフ
原作:三田紀房
脚本:奏建日子
主要キャスト:阿部寛、長澤まさみ、新垣結衣、山下智久
受験のシンデレラ
受験のシンデレラは、精神科医の和田秀樹氏が監督となった作品です。
余命宣告されて生きる目的を失った予備校教師の五十嵐(小泉孝太郎)は、定時制高校に通う真紀(川口春奈)と偶然出会い、勉強を教えて欲しいと懇願されます。
そこから、2人は東大合格という無謀な挑戦に向かって動き出すというストーリーです。
ドラマの中には、普段の受験勉強に役立つ考え方も出てきます。
「勉強すればするほど可能性は広がる。その楽しさを受験は教えてくれた。」
受験勉強を続けていると、視界が広がり、今までの辛い・苦しいという感情も少しずつ変化することを感じるでしょう。
監督である和田秀樹さんは、実際に主人公の志望大学である東大に合格しています。
「和田式勉強法」といわれ、有名な著書も数々あるので、気になる人は読んでみてくださいね。
勉強ができないわけではなく、やり方が合っていないだけという考えを提唱しており、さまざまな勉強の工夫がドラマから学べますよ。
制作年:2016年
スタッフ
原作:和田秀樹
主要キャスト:小泉孝太郎、川口春奈
ビリギャル
実話を元にして、大きな反響を生んだ映画「ビリギャル」は、金髪のギャルが一念発起し、慶応大学に現役合格するというサクセスストーリーです。
本人の努力だけでなく、主人公を取り巻く先生や家族との関係の大切さも見どころの映画です。
これまで勉強にやる気が出なかった人も、共感して観られるポイントがたくさんあるのでおすすめですよ。
ビリギャルでは、有村架純演じるさやかを応援する塾講師の坪田のセリフが刺さります。
「無理なことを成し遂げたら、自信になるだろう」
さやかが志望校を慶応大学にするきっかけとなった名言ですが、自分を否定せずに可能性を信じて目標を設定することの大切さが学べます。
受験生活では、成績が思うように上がらずスランプに陥ることもあるでしょう。
どんな時も強い信念のもと、やり直そうと奮起する姿に、勉強のモチベーションを保つコツを学ぶことができます。
努力していることに意味がある、頑張ることが自信に繋がると思わせてくれる元気の出る映画ですよ。
制作年:2015年
スタッフ
原作:坪田信貴
監督:土井裕泰
主要キャスト:有村架純、伊藤淳史
下流の宴
下流の宴は、受験勉強によって人生が変化した女性を取り巻くドラマです。
プライドの高い教育熱心な母親、由美子(黒木瞳)は、母親の押しつけからの反動で無気力になった息子、翔(窪田正孝)の彼女を断固として認めようとしません。
彼女、珠緒(美波)が、学歴や職歴もないから見下しているのです。
珠緒は、翔との交際を認めてほしいため、医学部の受験を目指すと言い出し、猛勉強に打ち込みます。
受験勉強だけにフォーカスしているわけではなく、母親の教育方法や偏った価値観が、どのように周囲に影響するのかという点で深く考えさせられる物語です。
受験勉強に打ち込むきっかけは何であれ、その努力の過程で、人間的にも成長していく姿に感動することでしょう。
受験勉強は、自分自身との戦いであり、プレッシャーとうまく付き合わなければなりません。
そこを乗り越えたとき、良くも悪くも想像していなかった未来になるのだとも教えてくれるドラマです。
誰もが幸せになるようなストーリーではありませんが、観た後はスッキリとして勉強に打ち込むことができるでしょう。
制作年:2011年
スタッフ
脚本:中園ミホ、吉澤智子
主要キャスト:黒木瞳、美波、窪田正孝
ラスベガスとぶっつぶせ
映画「ラスベガスをぶっつぶせ」は、マサチューセッツ工科大学の学生の実話をもとに映画化された痛快な青春ストーリーです。
学費を稼ぐためにアルバイトに勤しむ主人公のベン(ジム・スタージェス)は、才能を見込まれて、ある天才学生チームに入ることになりました。
チームの天才学生達は、その頭脳を活かしあらゆる知識とテクニックを駆使します。
ブラックジャックの必勝法であるカード・カウンティングを用いてカジノで大金を稼いでいく様子は、ルールを知らなくても楽しめますよ。
受験勉強がテーマではないものの、有名大学に通う頭脳明晰な主人公たちの行動力は観ていると、勉強のやる気アップにつながるでしょう。
実話だというから驚きですね。
テンポよくストーリーが進み、結末も納得のいくものなので、息抜きとして観てはいかがでしょうか。
制作年:2008年
スタッフ
監督:ロバート・ルケティック
主要キャスト:ジム・スタージェス、ケイト・ボスワーズ
心に刺さるセリフが見つかるかも?勉強におすすめのドラマ・映画
今回は、受験勉強のやる気アップにおすすめしたいドラマや映画のあらすじについてお話しました。
受験生活の中では、苦しいことや辛いこともあるかもしれません。
そんな時に、ベタなセリフが勉強のモチベーションを上げてくれることもあります。
逆境に立ち向かい、がむしゃらに勉強する姿は、受験生の背中を押してくれることでしょう。
いつもの勉強に疲れてしまったら、やる気アップ・息抜きのためにも今回ご紹介した作品をチェックしてくださいね。