私たちの生活において身近な存在である「ガム」。
普段何気なく食べているガムが、勉強に効果的だということをご存知でしょうか。
ガムと勉強の意外な関係を理解すれば、より効率的に学習を進めることができます。
ここでは、ガムが勉強にもたらす効果や、ガムと脳の働きの関係などについて詳しく解説をします。
ガムが勉強にもたらす効果とは
ガムが勉強にもたらす効果には、以下のようなものが挙げられます。
記憶力がアップする
一定の時間ガムを噛むと、脳の前頭前野や海馬といった、記憶に関係している部位が活性化することが知られています。
こうした部位が活性化することによって、記憶力がアップする効果が期待できます。
また、前頭前野はインプットした情報を統合したり、物事の判断や集中力を司ったりする働きもあります。
ガムを噛むことでこうした働きも活性化され、勉強をスムーズに進めることができるのです。
ストレスが緩和される
ガムを噛むことは、脳の扁桃体におけるストレス反応を抑制することにも効果があります。
扁桃体には感情を司る働きがあり、ストレス反応を抑制することで体がリラックスし、ストレスが緩和されると考えられているためです。
ちなみに、ドイツで行われたガムの効果をはかる実験では、ガムを噛んだ人の方が、噛まなかった人よりも集中力が高まったという結果があります。
この実験結果からも、ストレスが緩和されることで、勉強に対する集中力を高めることができるといえます。
眠気が解消する
勉強中に眠気を感じて集中力が途切れてしまった、なんて経験をお持ちの方も多いかと思います。
そんなときにもガムは役立ちます。 ガムを噛むと顎が動き、それによって眠気を覚ますことができます。
特に、眠気をしっかり覚ましたいときには、カフェインが配合されたガムやミント味のガムがおすすめです。
ボトルに大量のガムが入った商品なども売られていますので、いつでも噛めるように常に常備しておくと良いでしょう。
ガムと脳の働きの関係は
ガムと脳の働きには、以下のような関係があります。
血流が良くなる
ガムを噛むと、顔の咬筋という筋肉が動きます。
咬筋を動かすことで三叉神経が刺激され、その結果脳への血流が良くなると考えられています。
私たちの脳は、勉強や仕事などで物事を考えるとき、大量の血液と酸素を必要とします。
血の巡りが悪く、十分な量の血液や酸素が脳に供給されないと、頭がぼーっとしてしまい集中力を保つことができません。
ガムを噛んで咬筋を動かし、脳の血流量を増やすことは、物事を考える力をサポートすることにつながります。
ガムと脳の働きは、こんなところで繋がっているのです。
酸素量が増加する
前述の通り、ガムを噛むと脳の血流が良くなります。
酸素は血液に乗って運ばれるため、血流が良くなると脳の酸素量も増加します。
実際に、ガムを噛んでいる人の方が、そうでない人に比べて心拍数が高くなったという実験結果もあります。
勉強などで頭を使うときには酸素が欠かせません。
血流が悪くなり脳が酸欠状態に陥ってしまうと、先にも述べたように頭がぼーっとして勉強どころではなくなってしまいます。
いまいち勉強がはかどらないときや、集中力が続かないときなどは、ガムを噛むことで状況を改善させられる可能性があります。
勉強に効果のあるガムの種類とは?
ここまで、ガムと脳の働きについての関係をご紹介してきました。
では、勉強に効果のあるガムの種類とはどんなものなのでしょう。
結論から言うと、ガムの種類によって効果に大きな差が出ることはありません。
大切なのは「ガムを噛む」という動作なので、どんなガムでも勉強に効果があるといえます。
成分が気になるという場合は「機能性表示食品」の表示がなされている商品を選ぶようにするとよいでしょう。
機能性表示食品とは、科学的根拠をもとに国の審査を通過した食品のことです。
こうした商品であれば、より安全に活用することが可能です。
ガムを噛むのに最適なタイミングは?
とある大学が行った実験では、
「勉強に取り組む前にガムを噛んだグループ」
「勉強中にガムを噛んだグループ」
「ガムを嚙まなかったグループ」
の3グループで解答数と正答数を比較すると、「勉強中にガムを噛んだグループ」が最も良い成績を収めたという研究結果が報告されています。
この研究結果から、ガムを噛むのに最適なタイミングは「勉強中」だということが分かります。
ガムを噛むと脳の血流がアップするということからも、脳を働かせている最中にガムを噛むのが一番効果的だといえるでしょう。
ガムと勉強の関係について、詳しく解説をしてきました。
ガムを噛むだけで記憶力や集中力をアップできるなら、活用しない手がありませんよね。
まずは、どんなガムでもOKなので、お気に入りのガムを使って上記にご紹介した方法を試してみていただければと思います。