大学受験エリートのSuuです。
この記事では、スタディサプリの映像授業について、
「オススメの視聴法」
「授業のポイント」
などを、具体的に紹介していきます。
今回扱うのは、
高1・2 ベーシックレベル数学ⅠA 第14講
鋭角の三角比
です。
この記事では、前半のチャプター1~4について触れます。
この講座で扱っているのは、
すべて
直角三角形
についての話です。
ここを忘れないようにして下さい!
大事なことなので繰り返します。
この講座は、
直角三角形
について話している講座です。
Chapter1 直角三角形と三角比
この動画の中で、一番時間の長いチャプターです。
実に15分40秒もあります。
『数学が苦手だ!』という方。
動画が始まったら、9分15秒まで飛ばして下さい。
そして10分20秒頃、左の黒板に先生が戻ったら
もう一度13分10秒まで飛ばして下さい。
『飛ばして!』と言った部分は、非常に難しい話になっています。
さしあたり理解できていなくても大丈夫です。
『数学が得意だ!』という方や、『数学が得意になりたい!』という方。
逆に、開始~9分15秒、10分20秒~13分10秒までの解説が非常に重要です。
ここにこそ、数学のエッセンスと、三角比の本質があります。
先生は何を言いたいのか?
何故、先生がここの説明に一番時間を割いているのか?
その『心』が理解できるまで、じっくり視聴するのをオススメします。
とはいえ、かなり難易度が高いので、難しいと感じたらスルーでよいと思います。
苦手な人も、得意な人も、このチャプターでは
sin、cos、tanの意味をおさえること
を目標にして下さい。
どこが分母でどこが分子か?
の覚え方も色々な工夫があるので、調べてみると面白いですよ。
念のため、それぞれに読み方・別名・正式なスペルをまとめておきます。
sin → 『サイン』、『正弦』、『sine』
cos → 『コサイン』、『余弦』、『cosine』
tan → 『タンジェント』、『正接』、『tangent』
(tangentという単語は、「接する」という意味でも使われます。
tangent to ~ ~に接する の熟語として覚えるのがオススメです。
数学でしか使わない英語ですが。)
……おっと、余談ついでに一つ得意な人向けの補足を。
このチャプターで出てきた
sin A=c/a
などの式たちですが、
これは定義ですか? それとも定理ですか?
ふわりと『公式』と捉えるのではなく、一つひとつの式を
定義なのか定理なのか理解しておくのも大切です。
(定義・定理の言葉の意味が分からない人は、この問いはスルーしましょう!)
Chapter2 直角三角形と三角比 問題解説
この映像授業では、問題の図の見た目のままで、三角比を計算できるようにしよう!
という方針になっています。
ですが、(学校で教わる通りに)
・注目する角を左下
・直角を右下
になるよう三角形を動かして、計算する方法を強くオススメします。
まずは、
速さよりも正確さ
を重視して下さい!
急がば回れ、です。
『速いけど、ミスだらけ』な人が闇雲に練習をしても、ミスは減らず、中々成績が伸びません。
一方で、
『遅いけど、正確』な人は闇雲に練習するだけでも、スピードがだんだんついてきます。
最後は『早くて、正確』にたどり着けるので、演習を繰り返すことで成績アップに繋がりやすいです。
慣れてくれば、いちいち三角形を動かさなくてもできるようになります。
安心して下さい。
というより、
『いちいち三角形を動かさなくもても、どこがサインでどこがコサインか分かる』
ようになるまで、練習する!と言った方が正しいです。
でも、この単元までの内容で、その練習をするのは非効率です。
サクサク次のチャプターへ進みましょう。
Chapter3 30°,45°,60°の三角比
実は、次のチャプター4の授業を見れば十分です。
そして、チャプター4の方がコンパクトにまとまっています。
そのため、このチャプター3は飛ばしてもOKです。
動画を見るより、問題演習をする方が大切です。
問題演習を繰り返すことでしか、基礎は定着しません。
飛ばせるところは飛ばすのも、映像授業を活用するポイントになります。
Chapter4 30°,45°,60°の三角比 問題解説
チャプター3を飛ばした皆さま、こんにちは!
急に問題を出されて困っているかもしれませんね。
このチャプターの内容は、
sin30°, cos30°, tan30°
sin45°, cos45°, tan45°
sin60°, cos60°, tan60°
を計算しよう!
です。
演習問題の内容そのままですね 笑
計算の仕方は、授業動画の通りです。
30°,45°,60°
中学校の数学で暗記させられた、アレの呪文。
1:2:√3
1:1:√2
の呪文を使えば計算できます。
さて、30°,45°,60°の三角比ですが、非常によく使います。
そのため、覚えていると便利ではあるのですが、
暗記することはオススメしません。
『暗記する』じゃなくて、『暗記してしまった』ならOKです。
まずは、この動画のやり方で、素早く・正確に30°,45°,60°の三角比を計算できるよう、繰り返し練習して下さい。
何度も練習して、素早く計算できるようになった。
さらに、いろんな問題の中で繰り返し上記の三角比に触れた。
その結果として、「なんとなく、30°,45°,60°の三角比は覚えてしまったなあ」という状態を目指して下さい。
イメージですが、「6+7」を計算するときって、なんとなく13って答えを覚えてしまっていませんか?
本当は、
6+7 = 6+ (4+3) = (6+4) +3 = 10+3 = 13
という手順で考えて計算するのですよね。
(これが、最初に6+7を計算する手順です。
もう、そんな記憶はないと思いますが 笑)
この一連の処理を、何度も繰り返すうちに超高速で6+7が計算できるようになる。
さらに、この計算に何度も触れるうちに、結果的に「13」が答えと覚えてしまった。
これが、
『暗記する』のではなく、『暗記してしまった』
状態です。
反復練習で、この状態を目指しましょう!
とはいえ、今ここで何度も練習するのも効率的ではありません。
少しだけ練習したら、サクッと次のチャプターに進むのをオススメします。