長時間勉強に集中するには、適度に息抜きをすることが大事です。
とはいえ、あまり長い間休憩時間をとってしまうと、勉強を再開する気力がなくなってしまうのが難しいところ。
今回は、勉強中にリフレッシュできるおすすめの息抜き方法をご紹介します。
息抜きに適している時間はどれぐらい?
そもそも、勉強の中で息抜きに充てるべき時間はどれぐらいなのでしょうか。
これは、勉強継続時間によって若干変わってきます。
60分以上勉強している場合は、大体10~15分ぐらいを目安に息抜き時間をとると良いでしょう。
学校の授業でも、休憩時間はこのぐらいの幅に抑えられているかと思います。
これとは別に、短時間の勉強と休憩を繰り返す方法もあります。
ポロモード・テクニックと呼ばれる時間管理技術では、25分の作業と5分の休憩を1セットとしています。
逆に数時間に及ぶ勉強で疲れがピークに達しているときは、30分程度休憩時間が必要な場合もあります。
今回は標準的な息抜き時間として、10~15分程度の範囲で収まる息抜き方法をご紹介します。
おすすめの息抜き方法
ここからは、息抜き方法について具体的に紹介していきます。
音楽を聴く
音楽は気分を高めたり、逆にリラックスさせてくれたりと、私たちの気持ちを変化させる効果があります。
聞き流ししているだけで、良い気分転換になるでしょう。
休憩用として10~15分程度のプレイリストを作っておけば、息抜き時間の終わりを知らせるアラーム的な役割もしてくれるはずです。
短い本や漫画を読む
勉強という現実から一旦逃避するには、フィクションの世界で羽を休めるのもいいでしょう。
ただしどっぷりフィクション世界に浸ってしまうと、なかなか抜け出せなくなるのも事実です。
また、感情が激しく揺さぶられるような暗いもの、深刻なものは勉強再開後の精神面に影響を及ぼす恐れがあります。
勉強中の息抜き用としては、ショートショートのような短い短編小説や日常系のほのぼのとした漫画を読むことをお勧めします。
4コマ漫画なども休憩時間向きですね。
1話1話が短いものなら、休憩時間内に数本読むことも可能です。
おやつを食べる
勉強している間は、脳が活性化されエネルギーを消費していきます。
たくさん勉強した後は、脳がエネルギー不足になっているかもしれません。
休憩時間におやつを食べることは、脳にエネルギーを補給することに繋がるので、合理的な行動と言えます。
ただし、脳のエネルギーとなるのはブドウ糖だけです。
そこで、ブドウ糖を含むチョコレート等をおやつの候補とすると良いでしょう。
また、噛み応えのあるおやつは脳を刺激するといわれています。
噛みながら食べるガムなども勉強中のおやつに向いていると言えます。
ただし、お腹が満腹になるまでおやつを食べすぎないように気を付けてください。
本来の食事で栄養を摂ることができなくなってしまいます。
また糖質を摂りすぎると血糖値が急上昇し、結果的に脳へのエネルギーがいきわたらなくなります。
こうなると集中力が低下したり、眠くなってしまったりとデメリットが生じてしまいます。
ストレッチする
ストレッチは部屋の中で気軽にできるのが良いところです。
簡単な物であれば特別な運動器具も必要ありません。
長時間のデスクワークは、同じ姿勢でじっとしていることが前提になります。
このように姿勢が固定化されていると、筋肉がかたまり血行が悪くなります。
こうなれば肩こりや腰痛の症状が現れたり、手足が冷えたりと身体に様々な不調が起こりやすくなります。
だからこそ、休憩時間にストレッチを取り入れるのです。
体をほぐし、血行を良くすることで脳の集中力を高める効果も期待できます。
休憩時間中にできるストレッチとしては、首や肩を回すもの、手を上にあげて身体を伸ばすものなどがあります。
部屋の中でできるストレッチについて、いろいろ調べてみてください。
仮眠をとる
勉強中は、脳も疲れますが目も疲れるものです。
息抜きの間に脳と目をしっかり休めたいなら、仮眠をとると良いでしょう。
ただしあくまでも仮眠の範囲にとどめておき、ぐっすり寝てしまわないように注意してください。
長く寝ると、起きたとき頭がぼーっとして勉強の再開に悪影響を及ぼす可能性があります。
休憩中の仮眠では、熟睡防止のためにアラームを掛けておくことをお勧めします。
完全に寝転がってしまうと熟睡しそうで不安という人もいるかもしれません。
そんなときは、ソファーにゆったり座り目を閉じる、机の上にクッションを置いてその上にうつぶせになるというパターンを取ってみましょう。
電気は消さないで、照明を少し暗くすると仮眠にちょうど良い環境になります。
照明の明るさを調整できない場合は、アイマスクを使うと良いですよ。
おしゃべりする
おしゃべりは、塾や家庭教師など誰かと勉強しているときに使える息抜き方法です。
特に何かを準備する必要がないおしゃべりは、短い時間の中で気分転換をする良い方法と言えます。
ただし、盛り上がりすぎて次の勉強に支障をきたさないようにしましょう。
特に、休憩時間にわざわざ友達に電話を掛けるのはあまりお勧めできません。
おしゃべりをする時は、相手と自分双方にいつまでを休憩時間とするのか共通の意識があった方が良いでしょう。
まとめ
休憩時間は、勉強を長時間続けるために必要なものです。
短い休憩時間内でリフレッシュできる方法を考えてください。