初めに
「AO入試を受けたいけど、目立った実績がない。」
こんな悩みを抱えている受験生はいませんか?課外活動をしてきていないので、実績として書類に記載することがなく落ちてしまうかも?
と不安の人たちはどうすれば良いのでしょうか。
今回は、自分に目立った活動実績がない場合、どのような事をアピールすればよいのかについて解説していきます!
AO入試(総合型選抜)で使える実績5選
AO入試では、こうした課外活動が精査されるのは面接や提出書類です。
まずは、具体的に、実績を示せる課外活動とはどんなものがあるのでしょうか?
①部活動の実績
体育会系、文科系に限らず、大会で好成績を収めている場合は実績として記載する場合が多いです。
スポーツで実績を残している人は、同じくスポーツの観点で採用を行っている大学の受験では重要な部分になってきます。
②課外ボランティア
これは比較的、取り組みやすい実績ではあると思います。
ボランティア活動といっても、自分の通っている高校での活動もありますし、当然地域におけるボランティア活動もあります。
やはり短期のボランティアよりは、長期でのボランティアの方がおすすめです。
一つ注意するべきなのは、受験で使うためという短絡的な考えだけで臨んではいけないということです。
その活動に至った経緯、その経験で何を学んだのか、面接で尋ねられても答えられるような理由は考えておく必要があります。
③資格成績
これも①の部活動の実績に近いところがあります。
なぜなら語学系の資格を例にとってみると、大学の中には「語学力に秀でた人」や「スポーツに秀でた人」など、一般的に正解が示しづらいAO入試(総合型選抜)の中で、比較的明確な条件で選考を行っている大学が一定数存在するからです。
そのため、アドミッション・ポリシーにて求める人物像とマッチすれば、それに関する資格を持っているだけでかなり有利に働きます。
一つ注意すべきなのは、AO入試(総合型選抜)は10月〜11月ごろに集中的に行われる場合が多いことです。
取得までに時間がかかると思うので早めに資格取得をしておきましょう。
④学校の役職や委員会
生徒会や委員会活動を行ったり、積極的にこうした活動をしている場合も実績として考えてよいでしょう。
協調性であったり、周りと連携しながら運営していく力は十分にアピールポイントとして働くはずです!
⑤留学・海外在住経験がある
資格成績の所でも言いましたが、語学関連は明確に語学検定の資格を出願条件として課している所も多いです。
また、帰国子女生向けの入試システムを採用している場合もあり、こうした経験のある人は是非とも受けるべき条件だと言えます。
実績や活動がない人はどうする?
今まで、AO入試(総合型選抜)で使える、主要な課外活動を挙げてきました。
しかし、この中の活動を一つも実績として利用できない人もいると思います。
そのような、自分の実績が見つからない人はどうしたらよいのでしょうか?
自己分析をする
高校までの自分が何をしてきたのか、自己分析をするところから始めましょう。
人と違う経験をしてきてどう思ったのかというような事を思い返してみましょう。
明白な実績である必要はありません。
なぜなら前提として、AO入試(総合型選抜)は実績重視の入試システムではなく、将来性をみる入試だからです。
実績というのは、一人一人がどんな問題意識を持って、それがどのような形で行動に結びついたかという事なのです。
大学のアドミッション・ポリシーを確認する!
AO入試(総合型選抜)で求める人材というのは各大学、各学部によって様々です。
自分の実績と求める人物像が遠ければ合格する可能性は低いです。
そのため、自分の分析ができたら、大学の求める人材を確認し、自分が一致するのか、自分のなかのどういった側面をアピールすれば、より大学の求める人間として捉えてもらえるのかということを考えましょう。
こうした出発点に立てば、どのような活動実績があると有利に働くのかというのがクリアに見えてくるはずです。
時間があれば、ボランティア活動を行ってしまおう!
現時点で、際立った実績がない場合、今からボランティア活動をするという手もあります。
資格は対策、試験、採点期間とかなり時間を必要としますし、部活動の成果も一朝一夕ではなかなかでません。
しかしボランティアに関しては、秋ごろにAO入試(総合型選抜)がある場合、8月の活動が実績として加えられる可能性もあります。
志望校の入試時期とボランティアが開かれる次期の兼ね合いを見て判断しましょう。
証明できるようにボランティアの活動証明書は貰っておきましょう。
終わりに
ボランティア活動や学校で何かを積極的に運営する立場に回っているような明確な活動実績がない人も沢山いるので心配はいりません。
そして、AO入試(総合型選抜)は未来をみる入試なので、推薦入試と違って直接的に実績の無さが影響することも少ないです。
ですが、将来性のある人は、その目標に向かって努力していたら具体的な実績や活動と結びついているはずだと思われてしまう可能性もあります。
目立った活動が無くて不安な人は、自分の明確なビジョンをしっかりと持って入試に臨みましょう。