勉強への集中力を高める方法3選【現役塾講師監修】|大学受験エリート

勉強への集中力を高める方法3選【現役塾講師監修】

「長時間勉強したいのに、どうしても集中力が切れてしまう」

「集中しようと思っても、すぐにスマホを触ってしまう」

「集中力をどうやって高めればいいの?」

 

 

上記のような悩みを持っている受験生は多いのではないでしょうか。

しっかりと勉強するためには集中力が必要ですが、長時間集中力を保つのは簡単なことではありません。

ですが、工夫をして集中力を保ちやすくすることは可能です。

本記事では、「集中力が続かない原因」「集中力を高める勉強方法3つ」をご紹介いたします。

 

なぜ集中が続かない?

では、そもそもなぜ集中力というものは長く続かないのでしょう?

もちろん、それまでまったく勉強をしていなかった人がいきなり1日9時間勉強する、というような集中の仕方はむずかしいでしょう。

それは、それだけの集中力が身についていないからです。

ですので、長時間集中しようと思ったら、少しずつ勉強時間を長くしていき、「集中力の筋トレ」を行なう必要があります。

ですが、「集中力が身についていない」という原因以外にも、集中できない原因として以下の3つが考えられます。

 

・勉強に集中できない環境で勉強している

・学習計画が立っていないため、何から手をつければいいかわからない状態にある

・身体的、精神的疲労が溜まっている

 

これら3つの原因については、少しの工夫をすることで、大きな集中力の向上が期待できます。

 

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勉強の集中力を高める方法3つ

それではここから、それぞれの原因に対する「集中力を高める勉強方法」についてご紹介いたします。

集中力を高めるための工夫を行なうことで、徐々に集中できる時間を伸ばしていく「集中力のトレーニング」もしやすくなるはずです。

ここでご紹介する方法を取り入れながら、徐々に勉強時間を伸ばしていき、長時間集中することに慣れていきましょう。

 

集中できる環境を整える

まず、1つ目の方法は「集中できる環境を整える」ことです。

当たり前のことのように感じるかもしれませんが、意外と多くの受験生が「自分にとってベストな学習環境」を自己把握しないまま、勉強をしています。

「家で勉強する方が集中できるのか、外のほうが集中できるのか」「周りの音はないほうがいいのか、あったほうがいいのか」などのポイントについて、自分がどう感じるかを意識しながら、自分にとって一番ベストな学習環境を探ってみましょう。

「勉強=しんどい思いをしないといけないもの」というわけではありません。

可能な限りストレス要因を排除して、できるだけストレスなく勉強を進めていきましょう。

例として、具体的な方法をいくつか下記に記載します。

自分の学習環境を整える際に、参考にしてみてください。

集中して勉強できる環境を整える方法の例

 

・スマホやゲームなどの誘惑を、自分の視界に入らないところに置く

・ベッド、布団のない部屋で勉強する

・カフェや図書館、塾で勉強する(家だと集中できない場合)

・筆記用具を自分の好きなもので揃える(気分を高めるために)

・イヤホンや耳栓を使う(周りの音が気になる場合)

・ついたてなどで自分の前や横の視界を制限する(周りの動きが気になる場合)

・長時間座っていても疲れない椅子を使う

など

 

細かく学習計画を立て、勉強に取り掛かりやすくする

2つ目の方法は「細かく学習計画を立て、勉強に取り掛かりやすくする」ことです。

人はタスクが多いと感じてしまうと、実際に行動に移すまでに多くのエネルギーを消費してしまいます。

例えば、「英単語を10個覚える」という具体的なタスク1つと、「英単語と文法をやって、数学と国語もやらないといけない」という抽象的なタスクだと、後者のほうが実行するまでに多くのエネルギーを消費してしまいます。

なので、あらかじめ「細かく学習計画を立て、勉強に取り掛かりやすくする」ことが大切なのです。

たとえば、下記の例のように学習計画を立てておくことで、勉強に取り掛かるまでのエネルギー消費を節約することができます。

 

①1週間の勉強計画を立てる

月曜日:英単語50個、現代文長文1題

火曜日:英語長文1題、数学参考書演習4ページ

水曜日:英単語50個、物理参考書演習4ページ

木曜日:古文単語30個、日本史参考書演習4ページ

金曜日:古文長文1題、漢文長文1題

土曜日:数学参考書演習4ページ、物理参考書演習4ページ

日曜日:予備日(基本休み。リフレッシュのためにだらだらしてもいいし、趣味をしてもよい日にする。月〜土までに休んだ日があればその分勉強する)

②それぞれの曜日に、他のことは考えずに計画した学習にすぐ取り掛かるようにする。休みの日は勉強のことは忘れてしっかり休む。

 

もし毎日毎日、「今日はなにを勉強しようかな...」というところから考えていては、その思考に大きなエネルギーを使ってしまい、勉強それ自体に集中力を割くことがむずかしくなります。

ですので、あらかじめ勉強計画を立て、その計画を実行する形で勉強を進めていくことをおすすめします。

 

適度に休憩を挟む

最後の方法は「適度に休憩を挟む」というものです。

「集中力が持たなくて休憩してしまうから悩んでいるんだけど」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、もちろん個人差はありますが、人は基本的に長時間継続して集中しつづけることがむずかしいと言われています。

ですので、「30分やったら5分休憩する」「1時間やったら10分休憩する」「2時間やったら10分休憩する」など、いくつかの方法を試してみて、自分にもっとも適した勉強方法を探ってみてください。

人によっては、「30分に1度休憩を繰り返すことで、長時間継続して勉強することができる」という方もいますし、「一度集中すると5、6時間集中できるが、その後長い休憩時間が必要になる」という方もいます。

集中力を保って受験勉強するためには、「自分に合った勉強方法」を見つけることがなにより大切です。

 

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自分に合った勉強方法を見つけ、集中力を高めていこう

「勉強に集中できない」というのは、ほとんどの受験生が持つ悩みだと思います。

ですが、計画を立てることや自分にとって得意なやり方を見つけていくことで、着実に集中力を身につけていくことができます。

ぜひ、あなたに合ったやり方を見つけて、長時間集中して勉強できる力を身につけていきましょう。

 

 

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