勉強に糖分が必要な理由とは。甘いものを食べるメリット・デメリットを解説|大学受験エリート

勉強に糖分が必要な理由とは。甘いものを食べるメリット・デメリットを解説

 

 

受験勉強で疲れたときに、甘いものが急に食べたくなった経験がある人は多いのではないでしょうか。

甘いものを欲するのは、脳が糖分を必要としているからです。

この記事では、具体的になぜ必要としているのか、勉強中に糖分をとるメリットやデメリットについても詳しく解説します。

効果的に糖分を取り入れて、長時間の受験勉強に備えましょう。

 

糖分を摂ることのメリット

 

 

勉強中に糖分はどのように作用しているのでしょうか。

糖分を摂取することのメリットについて解説していきます。

 

脳のパフォーマンスを維持できる

脳は、体の中でも全体の20%のエネルギーを必要としている臓器です。

勉強に疲れた時に、急に甘いものが食べたくなった、といった経験をされた方も多いのではないでしょうか?

これは、脳へのエネルギーが不足しているサインです。

その脳を正常に働かせるために必要な唯一のエネルギー源が、ブドウ糖と呼ばれる栄養素となります。

 

糖分(ブドウ糖)を摂取することは、脳の疲労回復や、集中力や記憶力の維持に欠かせません。

また、脳はブドウ糖を蓄えることができないので、血液中の糖分を頼り、常にエネルギーを消費し続けています。

脳へのエネルギーが枯渇しないようにするためには、定期的にブドウ糖を補給し血糖値を安定させる必要があります。

ブドウ糖はご飯やパンなど炭水化物が分解されることでも摂取できますが、消化吸収に時間がかかるので、速やかに脳へエネルギーを送る場合は下記で紹介するおやつなどから接種するよう心がけてください。

 

ストレス解消

甘いものを食べることで、ストレスが解消することも分かっています。

砂糖には、リラックスや幸福感を与えるβエンドルフィンという神経伝達物質が脳に分泌する効能があります。

その他にも、気分が安定する作用のあるセロトニンや、やる気が向上するドーパンミンという神経伝達物質も分泌されます。

勉強のストレス緩和に、甘いものを食べる人が多い理由はこうした体のメカニズムからきています。

 

糖分を摂ることのデメリット

 

 

脳への効能やストレス解消などメリットがある一方で、勉強中に糖分を摂る際には注意点があります。

勉強中に糖分をとるデメリットについても解説していきます。

 

集中力の低下

糖分を過剰に摂取すると、眠気を引き起こし、集中力も低下してしまう恐れがあります。

これは、急激な血糖値の変動による、インスリンの過剰な分泌が原因です。

インスリンは血液中の糖分を調節し、一定にする作用があるホルモンのこと。

一度に沢山食べ過ぎて、頭がぼーっとした経験はありませんか。

炭水化物や糖質の多い食事により急激に血液中の糖分が上昇すると、インスリンが一気に分泌されます。

その働きによって、血糖値は急降下し、体のだるさや眠気を引き起こすので集中力も低下してしまうのです。

 

このような急激な血糖値の変動を防ぐために、野菜から食べることやよく噛むことを意識すると良いでしょう。

また間食をする際は砂糖の摂りすぎに十分に注意してください。

 

イライラする

甘いものの過剰摂取により、最終的に血糖値が急降下すると、アドレナリン・ノルアドレナリンなどの神経伝達物質が分泌されます。

これらのホルモンはイライラの原因や、精神的に不安定にもつながりやすいです。

さらに、イライラすることで再び甘いものを欲すると、血糖値の急激な変動を引き起こすので負のループに陥ります。

常に甘いものを口にしたくなる人や、食後のデザートが習慣になっている人は、特に注意しましょう。

 

また、水分補給として、砂糖を多く含む甘いコーヒーや清涼飲料水を飲んでいる人は、糖分過剰になっていないか見直してみることをおすすめします。

甘いものは依存性も高く、感情の起伏にも関係してきます。

受験のストレスは、甘いものを食べることだけでなく、運動や趣味などの気分転換をうまく取り入れて解消しましょう。

 

糖分のおすすめの摂取方法

 

 

最後に、勉強中におすすめの糖分摂取方法をご紹介します。

デメリットを踏まえた上で、勉強中に効果的に糖分をとるには、どんな物を選べば良いのでしょうか。

 

バナナ

バナナにはブドウ糖の他にもデンプンやショ糖などが豊富に含まれています。

それぞれの糖分がブドウ糖に変化する時間が異なるので、長時間エネルギーが持続するのが良いところです。

気軽に食べられるので勉強に最適な果物といえるでしょう。

 

ビターチョコレート

ミルクに比べて、糖分量が控えめなビターチョコは勉強の合間にぴったりのおやつです。

脳のエネルギー補給だけでなく、集中力にも効果のあるカカオポリフェノールが含まれているのでおすすめです。

 

ラムネ

1粒当たりのブドウ糖含有率が高いラムネは、疲れたときに即効性もあるお菓子です。

数粒食べることで頭がすっきりとするので、再び勉強に取り組みやすくなるでしょう。

 

脳に必要な糖分を取り入れて、勉強の作業効率を上げよう

本記事では、勉強中に糖分が必要な理由と、メリット・デメリット、おすすめの摂取方法についてお話しました。

脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖は、勉強を長時間続けるために食事や間食で取り入れる必要があります。

しかし砂糖を過剰に摂取することで、集中力が低下を引き起こしたり、甘いものに依存したりする危険性もあります。

適切に糖分を取り入れることで、脳のパフォーマンスを最大限に引き上げて受験勉強を頑張りましょう。

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