日本史、世界史、生物、英語などは暗記科目と言われています。
受験ともなれば、たくさんの暗記事項を頭に詰め込む必要があります。
しかし、「暗記をする作業は退屈」「何度繰り返してもすぐに忘れてしまう」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
この記事では暗記に苦手意識がある人に向け、お勧めの勉強方法を紹介していきます。
実は全科目が暗記科目?
暗記科目の代表といえば、日本史などの社会系科目です。
しかし、数学や物理にしても公式や解法を覚えなければならないという面があります。
結局暗記を必要としない科目など無いのです。
だからこそ、効率の良い暗記方法を身に着けることには、大きな価値があります。
暗記のためのおすすめ勉強方法
ここからは、効率よい暗記のためのお勧め勉強方法を7つ紹介していきます。
できるだけ「理解」して覚える
まず、「暗記なんだからとにかく丸覚えしよう」という考え方は捨てましょう。
何のとっかかりもない知識はすぐに忘れてしまいます。
暗記事項とはいえ、その周辺にはストーリーや法則があるパターンも多いです。
例えば徳川吉宗が行った政策の背景には、その当時のひっ迫した幕府財政が関係しています。
質素倹約のキーワードを頭に置いた上で、各政策を見直してみると頭に入りやすく、思い出しやすいはずです。
インプットだけでなくアウトプットも大切に
暗記の勉強と言えばひたすら用語を眺めているだけ、ということはありませんか。
暗記には、インプットだけでなくアウトプットを行うことがとても大事です。
具体的名アウトプット方法としては「ノートに何度も書く」「声に出して言う」「暗記事項(単語や漢字)を使って文を組み立てる」などがあります。
語呂合わせは適度に使う
暗記の強い味方となるのが語呂合わせ。
自分で語呂を作るという方法もお勧めです。
オリジナル語呂は自分にとって意識しやすいフレーズが使われるので、他人が作った語呂よりも覚えやすいのです。
アニメのキャラクターや推しアイドルの名前などを使うのも良いですね。
しかし、何でも語呂で覚えようとするのはNGです。
というのも語呂の方をメインに覚えてしまい、肝心の暗記事項が出てこないことがあるからです。
語呂合わせは、どうしても覚えられない所に使う程度にとどめておく方が良いでしょう。
できるだけまとめて覚える
英単語や古文単語には、派生語、類義語、反対語等があります。
1つずつ単語を覚えるよりも、こうしたカテゴリー内の単語をまとめて覚えた方が楽です。
もう1つお勧めなのが間違いやすい言葉のまとめ暗記です。
例えば、adaptとadoptはすごくよく似ている英単語ですが、意味は違います。
adapt 適応する
adopt 採用する、養子にとる
別々に覚えるとかえって混乱してしまうので、一緒に並べて「aの方が適応」「oの方が採用」と暗記していきましょう。
問題を解きながら覚える
ある程度暗記事項を覚えたと思ったら、こまめに小テストをして知識を確認していきます。
思い出す→書くのサイクルを繰り返すことで、暗記事項が頭に定着します。
また小テストは暗記できている部分とまだ暗記できていない部分をはっきり教えてくれます。
暗記できていないところを集中して覚えるためにも、小テストでの知識のあぶり出しはとても大事なのです。
暗記のためのおすすめ勉強時間
暗記のためのおすすめ勉強時間は、スキマ時間と寝る前です。
スキマ時間を使う
人間の集中力には限界があります。単純作業の繰り返しになりがちな暗記に数時間取り組むのは難しいでしょう。つまり、スキマ時間を上手に使うことが効率の良い暗記に繋がってくるのです。
通学時間、休み時間、テレビのCM中等を暗記時間とすると、知識を少しずつ蓄積していくことができます。
自宅で取り組むなら寝る前がねらい目
人間は寝る直前に見たものを記憶として保存するといわれています。
暗記をするなら寝る前がねらい目なのです。ベットの中に入っても、単語帳やノートを見直すことはできるはず。目を閉じる前に、もうひと頑張りしてみてはどうでしょうか。
暗記を成功させるためのアイテム紹介
最後に、暗記を成功させるためのアイテム5選を紹介します。
単語帳
単語帳は暗記アイテムの定番です。
ある程度覚えた単語はリングから外していくと、暗記できていない単語に絞った勉強ができます。
ただし、一度覚えた単語もまた忘れることがあります。
定期的に全単語を振り返るようにした方が良いですよ。
1問1答集
軽くて持ち運びやすい1問1答集は、スキマ時間に挑戦しやすくとても重宝です。
できるだけ解説が充実しているものがお勧めです。
付箋
暗記していないところにペタペタ張っておくと、試験直前に見直しやすいです。
どうしても覚えられない部分を大きめの付箋に書き出して、机の周辺に貼っておくという方法もお勧めです。
アプリ
最近では、暗記に特化したスマートフォンアプリがいろいろリリースされています。
ゲーム感覚で挑戦できるのが嬉しいですね。
またかさばったり忘れたりすることがないので、思いついたときに暗記に取り組めます。
暗記はやればやるだけ結果が出るという嬉しい側面があります。
暗記の勉強方法を見直して、得点を伸ばしましょう。