目標の大学に入るには、一般受験という選択肢以外にも、総合型選抜(旧:AO入試)という方法で受験することも可能です。
しかも、基本的には一般入試よりも早く合否がでるため、穴場の方法なんです!
どのような人がこの入試で受かるのか、解説していきたいと思うので、総合型選抜を受験しようと考えている人も、総合型選抜を敬遠していた人も是非ご覧ください!
受かる人はどんな人?
まずは総合型選抜を絶対に受けたほうが良い人はどんな人か、説明していきたいと思います。
受かりやすい人①:スポーツで成績を残した人
高校までの自分の活動を振り返った時、全国大会に出場していたり、かなり秀でた成績を収めた経験のあり、今後もその活動に向上見込みがあると考えらえる人は、是非この総合型選抜での受験をしてください!
「高校で、〇〇の全国大会で優勝した。大学でもさらに上を目指したい」というように、面接や小論文などを含め、容易に実績や目標を示すことができるため、総合型選抜に向いています。
こうした武器を持っている人は、スポーツ系の枠を用意している大学を受験すれば、自分の偏差値よりもずっと高い大学に入ることができる可能性があります!
受かりやすい人②:英語が得意な人
大学の中には英検2級以上を基準として募集を行っているところが多いです。
レベルの高い大学では準1級が必要な場合もあります。
他にも英検以外の英語系の資格を基準にしている場合も多い(TOEICやTOEFLなど)ので、こうした資格を持っておくと、目に見える実績として証明しやすくなるので、受けてみる価値があります。
一つ注意すべきは、総合型選抜は基本的に秋ごろには始まってしまうので、資格類に関しては早めに取得しておくことです。
受かりやすい人③:個性がある人
スポーツの成績や資格のような具体的な成果を持っていない人でも受かりやすい人は、個性がある人です。
もちろん、スポーツでの輝かしい成績や、語学に秀でていることも個性と言えますが、それ以外にも個性はアピールできます。
具体的には、大きな挫折経験があったり、自分が人とは違った体験をしているというようなエピソードがある人です。
こうした経験が他の人とは違う個性として上手にアピールできれば、面接者からの評価も高くなります。
なんで受かりやすいの?
ここまで、3つのポイントでAO入試に向いている人について語ってきました。
上の2つは、スポーツ系の学部であったり、語学系の学部で、大学が求めるビジョンと明確に一致し、かつその実績が容易に照明できるため、合格がしやすいのです。
上記の武器がない人でも、AO入試を受けることはもちろん可能で、合格もできます。
他の才能や特技を持っている、個性のある人には、それにぴったりの学部が存在する事も多いです。
自分をどうやってアピールする?
また、志望校に受かるためには実績の伝え方にも工夫が必要です。
採用担当者に「そこでしかできない」というのをアピールすることが必要です。
確固たる目標を持って話している志望者であっても、「それは他でもできることなのではないか?」と大学側に受け取られてしまうことがあります。
例えば語学能力を武器に面接するのであれば、「英語力を必要としているところは他にもあるし、この大学である必要はない」と判断されてしまわないように、その大学が具体的に行っている活動に結びつけたりしてアピールするべきです。
そのために大学のアドミッションポリシーや活動も調べておくといいです!
AOを受ける受験生が最初にやっておくこと
AO入試(総合型選抜)に向いている人を述べてきましたが、自分が総合型選抜に向いているのかを知るためにすべきことは、まず自己分析をすることです。
スポーツの実績で受験しようとする人も語学力で受験しようとする人も、自己分析の結果として分かってきた産物だといえます。
「高校までに何をしてきたか、そして実績があるのかないのか、大学で何をしていきたいか?」といった明確な道筋とビジョンがある人は受けるべきなのです。
何よりもまず明確なビジョンが必要です。
目標は自然とみつかる!
高校までの自分を振り返り、自分の実績になるようなものを見つけます。
そして、それを活かした活動は何かと考えていきましょう。
おのずと大学ですべき活動について、おおよその方向性がついていくのではないでしょうか。
これは、大学でやりたいことが明確にない人も、志望理由を説明するのに、過去の活動から今後の方向性を導き出すコツでもあると思います。
将来へのビジョンを持っておこう
やはり、総合型選抜(AO入試)では明確なビジョンを伝えられる人が受かっていきます。
実際に具体的な実績があり、それに関連した活動を大学で行っていきたいと考えている人は、自分にマッチする大学を探し、受験してみてください。
あまり具体的にやりたいことがなく総合型選抜を考えていなかった人も、自分の過去を振り返り、秀でた実績や人とは違うエピソードがあるならば、受験を考えてみるのもアリだと思います。
終わりに
総合型選抜は学校で対策をしてくれるものではなく、多くの人が敬遠していく方法なので、不安に思う必要はありません!
選択肢が多いほど、目標の大学に合格する可能性は高まります。