中学受験の英語はいつから勉強すべき?増える英語入試への対策|大学受験エリート

中学受験の英語はいつから勉強すべき?増える英語入試への対策

 

 

中学受験といえば国語・算数・理科・社会の4科目が主流です。

しかし近年では、英語入試を取り入れる中学校もあります。

 

中学受験に英語がある場合は、いつからどのように勉強すべきなのでしょうか。

この記事では中学受験の英語勉強を始めるタイミングや、受験英語の対策などを紹介します。

 

中学受験の英語勉強はいつから始めるのがおすすめ?

 

 

中学受験の英語勉強は、小学4年生~5年生頃にかけて始めるのがおすすめです。

 

小学3年生~4年生は授業で外国語に触れ始める時期となり、5年生~6年生になると英語が一つの教科になります。

そのため、受験勉強の英語も学校の授業と同時並行で進めることで、基礎を学習しながら英語の理解を深められるでしょう。

 

なお、英語以外の受験勉強も、小学5年生頃から本格化するケースが多いです。

他の受験科目と両立して勉強するのが大変な場合は、英語を少し早めに始めても良いかもしれません。

 

中学受験の英語入試のレベルは?

中学受験の英語は、小学校では習わないレベルの問題が出題されることがあります。

その一方で、英語力を示す資格を持っている受験者は、英語入試が省略される場合もあります。

 

中学受験の英語入試について、詳しい出題レベルと試験範囲を見ていきましょう。

 

英検3~4級レベルの出題が一般的

中学受験の英語は、英検3級~4級レベルの問題が出題される傾向です。

 

・英検3級:中学校卒業レベル
・英検4級:中学校中級レベル

 

小学校の授業で習う英語よりも高いレベルを求められるため、学校外での学習が大切になってきます。

また、英検準2級や英検2級取得者の場合は、英語入試が免除される中学校もあります。

 

基本の試験範囲は文法・リスニング・リーディング

英語の試験範囲は文法・リスニング・リーディングが基本です。

英語を重視する中学校ではライティングやディスカッション、長文読解があります。

 

ライティングやディスカッションはレベルが高く、長期的に身につけていく必要のあるスキルです。

英語で文章の組み立て方やフレーズの知識、自分の考えを述べることなど習慣的に勉強しておきましょう。

 

中学受験で英語は必須科目になる?

 

 

英語が中学受験の必須科目になる可能性はあるのでしょうか。

実際に、英語入試を取り入れる中学校は少しずつ増えています。

 

お子さんの中学受験を3~4年以内に控えている場合は、今後の英語入試の動向を想定して受験勉強に備えることも大切です。

 

受験科目に英語が含まれる中学校の数

首都圏模試センターの2022年度調査によると、首都圏では計146校の私立中学校が英語(選択)入試を実施しました。

2021年度と比較すると英語入試は3校増加しており、この8年間では10倍になったという結果もあります。

 

中学受験から英語を取り入れることで、早期のグローバルコミュニケーション形成や、海外大学への進学なども視野に入れられます。

 

英語入試が増加傾向の背景

中学受験に英語を取り入れる中学校が増えているのには、2つの背景が考えられます。

 

・英語の必修化
・グローバル化

 

以前は中学受験の英語といえば、帰国子女向けの入試科目といったイメージがありました。

しかし2020年から英語が必修化され、小学校高学年は学校で英語の授業を受けています。

 

そのため、近年では帰国子女の受け入れ体制が整っている私立中学校に限らず、幅広い中学校で英語入試の実施が見られるようになっています。

 

また、日本社会全体におけるグローバル化も、英語入試を後押ししている要因です。

グローバル化への対応の遅れは文部科学省も懸念を示しており、国際社会の公用語である英語の早期習得に繋げています。

 

中学受験の英語はどう対策する?

中学受験の英語は浸透し始めていることが分かりましたが、英語入試はどのように対策していくべきでしょうか。

中学受験の英語を対策する方法は主に2つあります。

 

学習塾や家庭教師を利用する

まずは、学習塾や家庭教師を利用して英語力を鍛えることです。

 

学習塾や家庭教師は中学受験に備えたカリキュラムを準備しており、英語入試の対策が可能です。

学習塾の場合は他の生徒もいることで互いに切磋琢磨し、英語力を鍛えていけます。

 

家庭教師はマンツーマンでおこなうからこそ、個人にあった英語学習をカスタマイズしやすいです。

他の科目との進行具合や得意・不得意科目を見ながら受験勉強ができます。

 

英会話教室に通う

英語に特化した学習をするなら、英会話教室に通うのもひとつの手です。

特に英語入試にディスカッションがある場合は、英会話教室に通うことを考えてみましょう。

 

英語は話せば話すほど上達し、自分の考えを述べる力やレスポンス速度も速くなっていきます。

 

英語入試を実施する中学校の中には、筆記をおこなわずにスピーキングのみ見る場合もあります。

例えば神奈川県聖セシリア女子中学校の受験では、「英語表現」という英語で芝居をする入試が設けられています。

 

このようにスピーキング重視の場合は、英会話教室がおすすめです。

 

まとめ

中学受験の英語勉強は、小学4年生~5年生を目安に始めましょう。

英語入試の範囲は文法・リーディング・リスニングが基本で、ハイレベルの英語入試ではライティングやディスカッションも試されます。

 

受験する中学校の入試概要を確認し、どのように英語学習の計画を立てて行くか考えてみてください。

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