中学受験と子供の反抗期が重なったら?対処法を解説|大学受験エリート

中学受験と子供の反抗期が重なったら?対処法を解説

 

小学校高学年で反抗期が始まった場合、中学受験と重なってしまうこともあります。

ただでさえストレスが溜まりがちな時期に反抗期が重なってしまうと、親も子供も大変ですよね。

 

ここでは、反抗期とはどんなものなのか、中学受験と子供の反抗期が重なったらどう対処すればいいかを詳しく解説します。

 

子供には2つの反抗期がある

子供には、

 

・第一次反抗期

・第二次反抗期

 

の2つの反抗期があります。

 

第一次反抗期

第一次反抗期とはいわゆる「イヤイヤ期」とも呼ばれる時期で、1歳半~3歳頃の子供に多く見られます。

自分では何もできない赤ちゃん時代を経て、「こうしたい」という自我が芽生えることで訪れると考えられています。

 

「一人で靴を履く」「一人で着替えをっする」など、自分でやりたい気持ちはあるのに上手くできないもどかしさと、まだまだ親に甘えたいという気持ちが入り混じった結果、癇癪などの行動として現れるのが第一次反抗期です。

 

第二次反抗期

第二次反抗期は中学生になる頃に見られる反抗期で、子供から大人へと成長する過程で訪れると考えられています。

 

中学生ぐらいの年頃になると自己意識が強くなり、自分自身を客観視できない状態に陥りがちです。

親や先生といった身近な大人に対して反抗的な態度をとり、理由もなくイライラしがちな時期でもあります。

 

親にしてみれば大変ですが、自我の発達においては必要な成長過程と考えられています。

 

男子と女子の違い

反抗期は男女の区別なく訪れますが、どんな態度を取りがちかは男子と女子で若干の違いがあります。

 

一般的に女子の方が、男子に比べて早く反抗期を迎えると言われています。

そして、反抗期を迎えた女子は、親の言うことに言葉で反発してくる傾向があります。

特に母親と娘の場合、言い争いになってしまうケースも珍しくありません。

 

一方、男子は感情を言葉で表すのが不得意な子も多く、「うるさい」「だまれ」など乱暴な言い方で気持ちをぶつけがちです。

 

中学受験と子供の反抗期が重なったときの対処法とは?

中学受験と子供の反抗期が重なったときの対処法として、次のようなものが挙げられます。

 

・保護者が役割分担をする

・子供の話に耳を傾ける

・子供の考えを否定しない

・家庭教師などの第三者に相談する

 

保護者が役割分担をする

子供が反抗的な態度を取るときは、保護者が役割分担をして受け止めることが大切です。

 

両親が一緒になって叱りつけてしまうと、子供は逃げ場を失ってしまいます。

その結果、自分を受け入れてもらえないと感じて、心を閉ざしてしまう可能性があるからです。

 

どちらかが叱っているときはもう一方が子供に寄り添うなど、役割分担をすることで、必要以上に子供を追い詰めずに済みます。

 

子供の話に耳を傾ける

反抗期だからこそ、子供の話にしっかりと耳を傾けることも重要です。

頭ごなしに否定をしたり、話を聞くのを面倒がったりしていると、子供は自分のことを話さなくなってしまいます。

 

もちろん、すべてを受け入れる必要はなく、間違いは間違いとしっかり指摘をすることも大切です。

それも含めて、きちんとコミュニケーションをとることが、親子の信頼関係を深める結果につながります。

 

子供の考えを否定しない

反抗期の子供は脳の発達が未熟です。

そのため、感情を上手くコントロールすることができません。

 

反抗期の子供が言うことは矛盾に満ちていて、親としてはつい否定をしたくなるものです。

しかし、子供の考えを否定せず、まずは認めてあげることが、子供に対して安心感や信頼感を与えます。

 

とはいえ、前述したように、間違いを指摘することも必要です。

バランスを取りながら、要所要所で子供の話を認めてあげることで、子供自身も周りの言葉を受け入れられるようになっていきます。

 

家庭教師などの第三者に相談する

反抗期はどうしても親と衝突してしまいがちです。

親に対しては甘えがある分、余計に感情をぶつけてしまう傾向があります。

 

そんなときは、家庭教師などの第三者に悩みを相談してみるのも一つの方法です。

親とも学校の先生とも違う、適度な距離感がある家庭教師になら、素直に悩みを打ち明けたりアドバイスを聞き入れたりするケースもあります。

 

反抗期の子供と接する際の注意点とは?

反抗期の子供と接していると、親もついイライラしてしまいがちです。

しかし、接し方を間違えると親子関係が悪化してしまう恐れもあります。

 

反抗期の子供と接する際の注意点としては、次のようなものが挙げられます。

 

・感情的にならない

・伝えたいことをしっかり伝える

 

感情的にならない

勉強をしない、片付けをしない、塾をサボる、言いつけを守らないなど、いろいろなことが目について、つい叱りたくなるときもあるでしょう。

しかし、感情的に叱りつけてしまうと、子供はさらに反抗して事態が悪化しがちです。

 

特に「お前は何をやってもダメだ」など、子供の自己肯定感を傷つけるような発言を繰り返していると、子供自身が「自分はダメな人間だ」と思い込んでしまいます。

 

また、「~しなさい」というような命令形の言葉を使うと、子供は一方的に命じられていると感じて、さらに頑なな態度を取りがちです。

 

反抗期の子供を叱るときは感情的にならず、落ち着いて対応することが大切と言えます。

 

伝えたいことをしっかり伝える

反抗期の子供と接する際には、伝えたいことがしっかり伝わるように、できるだけ簡潔な言葉を心がけると良いでしょう。

 

感情に任せて言いたいことを端から口にしていると、自分も相手も疲れるばかりで、大切なことは相手に届かないという結果に終わってしまいます。

 

まずは、自分の中で伝えたい内容を整理してから、子供と向き合うことをおすすめします。

 

まとめ

反抗期は親にとっても悩みの多い時期ですが、子供が大人へと移行する成長過程と考えて、大きな気持ちで見守ってあげたいですね。

 

反抗期や中学受験を乗り切るためにも、こちらにご紹介した内容を参考にしてみてください。

 

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