中学受験を目指すなら、ノートも考えてとる必要があります。
例えば授業用と塾などで使う用、間違いを解き直す用は必需品と言えますよね。
特に間違いを効率的に対策できる間違いノートは、重要になるので詳しく解説していきます。
ぜひ間違いノートを作って、勉強を効率よく進めましょう。
【中学受験】効果的な間違いノートの使い方
中学受験では、間違いノートを苦手克服のための問題集として使用します。
基本的には間違えたところを集めていって作るため、間違いノートは反復学習に最適なんです。
勉強をしたことをきちんと定着させるためには、反復学習がかなり大切になります。
脳の機能として、使われない情報はすぐに忘れてしまうため、忘れないように大切な情報だということをしみ込ませる必要があるんです。
いったん覚えたと思うことでも、知らず知らずのうちに忘れていってしまうので、間違いノートを使って忘れないよう苦手問題に何度も取りくみましょう。
間違いノートの作り方
間違いノートの作り方と、使い勝手について簡単に紹介します。
まず普通のノートとルーズリーフとのどちらを間違いノートに使った方がいいのか悩みますよね。
ですが実はノートとルーズリーフのどちらの方が優れているというのはありません。
ノートでもルーズリーフでも、それぞれにいい点も悪い点もあります。
もしどちらの方がいいのか悩んでしまうなら、子供が使いやすく作りやすいものを選ぶといいでしょう。
また間違ったり苦手な単元の問題を貼って間違いノートを作りますが、手書きである必要はありません。
短文であればそのまま記入してもいいですが、もし長文や図形が入る問題であれば、効率を考えたときに手間なのでコピーして貼ってしまいましょう。
そのためコピー機があると間違いノート作りがはかどりますよ。
ノート
普通のノートでの間違いノートの作り方は、右側に問題、その裏側に回答を貼ります。
そうすることで問題を解いているときに、答えが見えてしまうことを防げます。
ただ、答え合わせをした後、問題文を見直すときに進んだり戻ったりしないといけないので少し手間かもしれません。
普通のノートを使うと、習った順番で分からなかったところを復習できたり、作った冊子の分達成感を味わえたりします。
ただ問題を入れ替えることができなかったり、持ち運びにかさばってしまったりするのが難点です。
ルーズリーフ
ルーズリーフも表側に問題、裏側に回答を貼ります。
作成後は、単元ごとにファイルを作っておくと、後から解き直しをするときに便利でしょう。
ルーズリーフなら、単元も習った時期も関係なく問題をランダムに入れ替えることができたり、完全に解けるようになった問題を捨てたりすることができます。
そのためより効率的に、苦手問題だけを攻めることができるでしょう。
ただしファイルに挟んでいる間は問題ありませんが、ランダムに問題を出したときは、後片付けが少々面倒かもしれません。
時系列も単元もバラバラにしてしまうと、単元ごとにまとめなおす手間がかかってしまいます。
単元ごとにまとめなおさなくても、あとから似たような問題を探すときにも手間がかかる可能性もあります。
ルーズリーフは使い勝手がいい反面、難点は管理に手間がかかることですね。
間違いノートを作るときのポイント紹介
間違いノートを作るときは、ノートやルーズリーフに関わらず2つのポイントがあります。
それぞれを意識して作ることで、より効率的な受験対策ができるようになりますよ。
①問題に適度にメモ
問題を貼ったページには、どうして間違えたのかやどういう風に考えて解いたのかを一言メモしておきましょう。
付箋でメモをつけても構いませんが、はがれてしまったり付箋を貼る分かさばってしまったりするので、問題文の近くに直接メモしましょう。
間違った理由をメモしておくことで、同じように間違えることや、似た問題に対策しやすくなります。
もしヒントになってしまうのが気になるようなら、問題側ではなく回答側にメモしてもいいかもしれませんね。
②回答は書き込まない
間違いノートの使い方は、あくまでオリジナルの問題集です。
知識を定着させるためには間違えたところを何度も復習する必要があるので、そんなときに間違いノートを使用します。苦手克服専用の教科書みたいなものでしょうか。
何度も苦手問題に挑戦するために、間違いノートには直接書き込まないように気を付けましょう。
問題のすぐ下に計算式などを書いてしまうと、もう一度解き直しをすることができなくなってしまいます。
間違いノートを使って問題を解くときは、計算式や答えは別のノートに書くようにしましょう。
ただ何回間違えたか分かるように、チェックマークなどで印をつけておくのは構いません。
【中学受験】間違いノートは重要な財産
中学受験を乗り越えるためには、効率的に勉強を進める必要があります。
特にノートのとり方は重要になってくるでしょう。
紹介した間違いノートのポイントを参考に、ぜひオリジナルの問題集を作って効率よく勉強を進めましょう。