子供が集中して勉強に取りくむためには、使いやすい文房具が必要だということはご存じでしょうか?
中学受験に向けて長時間勉強するなら、なおさら使いやすい文房具が必要になります。
受験勉強で本格的に忙しくなってしまう前に、お気に入りの文房具を買い溜めしておきましょう。
【中学受験】必需品の文房具と選び方を紹介します
まず中学受験にあたって、必ず用意しておくべき文房具の選び方について、文房具ごとに分けて紹介していきます。
先に文房具を持っている方もいると思いますが、新しい文房具をそろえる際に参考にしてみて下さい。
ペンケース
ペンケースは受験勉強をするより前から持っていると思います。
とはいえ小学生低学年から使い続けていたり、必要最小限の文房具しか入らないコンパクトなペンケースを使用していたりする場合は、受験勉強用に新しいペンケースを用意しましょう。
ペンケースを選ぶときは、机の幅をとりすぎない範囲で、できるだけ大きめのペンケースを用意しましょう。
というのも、これまでの勉強ではシャーペンやものさし、消しゴムなど少なめの文房具でも対応できましたが、受験勉強を始めるとカラフルな蛍光ペンや丸付け用の赤ペンなど、これまで以上にたくさんの文房具を持ち運ぶことになります。
ペンケースを分けるのも面倒なので、一つのペンケースに受験に使う数種類の文房具がすべて入るものを選びましょう。
また、ペンケースは同じ物を授業で使う用と塾で使う用で2つ用意しておくと、いちいち移し替える手間が省けるし、持っていくのを忘れる心配もなくなるので便利ですよ。
シャーペン
低学年のうちはシャーペンではなく鉛筆が多いかもしれませんが、シャーペンのほうが受験勉強としては効率よく進めることができます。
シャーペンを選ぶ際には、子供が使っていて疲れにくいもので、芯の太さは0.7㎜以上のものを使用しましょう。
シャーペンの握り方や筆圧の強さが違えば、疲れにくくて使いやすいシャーペンのタイプも変わってくるので、子供に合ったシャーペンを選んであげてください。
ゼリー状のグリップがついてるものが比較的疲れにくいようです。
また、0.5㎜などの細めのシャーペンは、筆圧次第ではすぐに折れてしまいます。
芯の太さも子供の筆圧に応じたものを選んで使用しましょう。
消しゴム
消しゴムを選ぶときは、子供の書いた文字がきちんと消えるものを使用しましょう。
できるだけ軽い力で消せるものを選ぶことで、ノートやプリントがくしゃくしゃになったり破れてしまったりするのを防げます。
またカバーに工夫がされていたり、柔軟性のある消しゴムを使用したりすることで、使用しているときにカバー部分やカドから折れてしまうことを避けることができます。
ものさし
ものさしは図形を描いたりグラフを描いたりするときに重宝します。
というのも、実は問題文に記載されている図形は、しばしば条件に合致していないことがあるからです。
そういうときは、実際に自分で正しい図形を書き直す必要があり、そのときにものさしを使用します。
15㎝のものさしでも十分に使用できますが、30㎝の折りたたみものさしがあるとより安心です。
蛍光ペン
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分からなかったところや、重要なところに目印をつけるときに蛍光ペンは大活躍します。
ポイントとしては、3~5色程度であまり色が多くなりすぎないようにすることと、あとから消せるペンにすることです。
色が多くなりすぎてしまうと、復習をするときになぜ線を引いたのか、重要なところがどこなのか分かりにくくなってしまいます。
そのため基本的には3色くらいにしておくといいでしょう。また熱で消えるペンを使えば、以前は解けなかったけどマスターしたところの線を消すことができます。
マスターしたところがずっと残っていると、効率面でも悪くなってしまうので、書いたり消したりできる蛍光ペンは使い勝手がいいでしょう。
暗記ペン
教科書や解説文の重要なポイントに線を引いて、後から緑や赤のシートをかぶせて見えなくするための暗記ペンですが、選び方にポイントがあります。
それはインクが周りや裏ににじんでしまわないことと、線を引いた上からでもきちんと教科書の文字が見えるものを使うことです。
インクがにじんでしまうと結果的に文字が読みにくくなってしまい、集中力を途切れさせてしまう原因になります。
また暗記ペン自体の色が濃すぎてしまうと、線を引いた文章が読みにくくなってしまい、かえって記憶に残りにくくなってしまうでしょう。
暗記ペンを準備するときは、色がにじまず、暗記ペン自体の色もできるだけ薄いものを選んでください。
ノート
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基本的には8㎜の方眼ノートがおすすめです。
8㎜は国語の試験での文字の大きさと大体一緒なので、受験を意識して8㎜に揃えておくといいでしょう。
また方眼ノートであれば、縦方向にも横方向にもノートを使うことができるため、どの教科のノートとしても使用することができます。
ただ図形を書く必要のある理系教科では、方眼ノートでは線が多くてかえって図形が見にくくなってしまうかもしれません。
そんなときにはドットのある6㎜の罫線ノートを使用しましょう。
罫線しか書かれていないノートでも、ドットがあることで縦方向の目印になり、キレイにノートをまとめることができます。
中学受験にあると便利な文房具
ここからは必需品ではありませんが、あると便利な文房具を紹介していきます。
中には百円ショップでも今日入可能なものがあるので、積極的に取り入れてみましょう。
付箋
分からなかったところの目印や、ちょっとしたメモをするのに最適なのが付箋です。
いろんなタイプの付箋があり、コメントを記入できるようになっているものや、細くて目印に使用できるようになっているものなどがあるので、目的に合わせて使い分けしましょう。
ただ分からなかったところ全部に付箋を貼っていくと、段々付箋だらけになってしまって、本当に重要なところがどこなのかわからなくなってしまいます。
色分けのルールなどを作って、あとから見返しやすい付箋の使い方を心がけましょう。
タイマー
模試や勉強の時間を計るためにはタイマーが欠かせません。
もちろん部屋にある時計や、お手持ちのスマートフォンなどで代用することも可能です。
ただ時計はいちいち時間をセットするのが面倒ですし、スマートフォンは勉強以外のことが気になってしまい集中できなくなります。
そのためキッチンタイマーなど、時間を計るためだけの道具を用意しておくことで、決まった時間集中して勉強できるようになるでしょう。
電子辞書
紙の辞書では、実際に調べ物をするときに少々不便なので、電子辞書があると便利です。
電子辞書の中には国語辞典や和英辞典のほかにもさまざまな機能があり、効率的な勉強をサポートしてくれます。
またネットにつながるわけではないので、子供の集中力をそいでしまうことにはなりません。
ただ辞書の情報を更新することができなかったり、電子機器のため壊れてしまう可能性があったりすることは理解しておきましょう。
使いやすい文房具をそろえて受験を乗り越えよう
勉強内容をしっかり身に付けるためには、集中しやすい勉強環境が大切になります。
中でも勉強をするときに必ず使用する文房具は、使いやすいものではないと思ったように勉強に取りくめないかもしれません。
きちんと子供に合った使いやすい文房具をそろえて、中学受験を乗り越えましょう。