中学受験の倍率ってなに?倍率が高くなるケースも紹介!|大学受験エリート

中学受験の倍率ってなに?倍率が高くなるケースも紹介!

 

 

中学受験の受験校を選ぶ上で気になるのが倍率ですよね。

 

一般的なイメージでは倍率が低ければ合格率が高く、倍率が高ければ合格率が低いというイメージではないでしょうか?

 

しかし、倍率は単純に難易度を示すものではなく、種類によっても意味は違ってきます。

今回は中学受験をする上で知っておきたい倍率について以下の内容でご紹介していきます。

 

・倍率とは
・出願倍率と実質倍率の違いについて
・倍率が高くなる学校の特徴

 

受験前に倍率の種類や見方について勉強していきましょう!

 

そもそも倍率とは

そもそも倍率という言葉の意味を分かっていない方もいるかもしれません。

倍率をすごく単純に説明すると、「何人中何人が合格する」という確率です。

 

例えば3人中1人が合格するのなら、倍率は3倍。

5人中1人が合格するなら倍率は5倍となります。

 

このように倍率が高ければ高いほど合格できる定員の割合が少なくなるので、中学受験をする上で倍率はしっかりと確認しておかないといけない項目となります。

 

実は「倍率」は2種類ある

実は倍率には2種類あるのをご存知ですか?

その2つというのが「出願倍率」「実質倍率」です。

 

この2つがまぜこぜになっている方もいると思うので、それぞれにどのような意味があるのかを見ていきましょう。

 

出願倍率

募集定員に対して、出願した人の割合を示したのが出願倍率です。

算出方法は「出願者数÷募集定員」です。

募集定員に対して出願者が多いと、それに比例して倍率は高くなります。

 

出願倍率を見ると募集人数に対してどれだけの人が出願したのかが分かります。

 

実質倍率

受験者の数に対して、合格者の割合を示したのが実質倍率です。

算出方法は「受験者数÷合格者数」です。

 

実質倍率では、出願したけど実際に受験しなかった人は含まれません。

そのため、実質倍率は入試終了後でないと判明せず、倍率に関しても出願倍率より実質倍率の方が低くなります。

 

倍率が1以下なら必ず合格できるの?

倍率が1以下なら定員数よりも受験者数が少ないという計算になります。

それなら試験の成績が悪くても合格できるのではないかと思われるかもしれませんが、そのようなことはありません。

 

受験者数が定員数よりも少なくても、一定の合格ラインを超えていないと受かることはできません。

なので、倍率が低いからといって安心するのではなく、しっかりと受験対策をして合格できるように努力するのが大切となります。

 

倍率が高くなる傾向のある学校は?

中学受験をする際に多くの方がさまざまな難易度の学校を複数受験します。

そのため、腕試し校として入試日の早い学校は受験倍率が高くなる傾向があります。

 

そのほかにも、志望していた学校の共学化や新コースの設立などが重なり前年度よりも倍率が高くなるケースもあるでしょう。

そのため、志望校の情報や去年の倍率などはしっかりとリサーチしておく必要があります。

 

倍率に影響「サンデーショック」とは

サンデーショックは東京都と神奈川県における入試用語です。

東京都と神奈川県では、例年2月1日に一般入試が開始されますが、その日が日曜日と重なった日に引き起こされます。

 

キリスト教では日曜日は安息日となっており、活動を行わないならわしがあります。

その影響から一部のキリスト教系の学校で、受験日を別日に変更することがあるのです。

 

このサンデーショックが起きる年では、例年では不可能だった2月1日試験日の学校の併願が可能になり、倍率が上がります。

特にキリスト教系の女子校に影響が大きいので、該当する学校に受験を考えている方はあらかじめ情報を確認するようにしておきましょう。

 

倍率が高い学校は避けた方がいい?

もしも、自分が受けたいと思っている学校の倍率が高い場合は受験を避けた方がいいのかと不安になることもあるでしょう。

 

しかし、倍率が高いということは必ずしも受験難易度とイコールになるわけではありません。

倍率はあくまで混雑度を示すものです。

人気があっても合格ラインに達する学力がなければどれだけ倍率が低くても受かることはないでしょう。

 

そのため、自分にその学校を受かることができるラインにいると思うのであれば、ぜひ挑戦してみるのがいいでしょう。

 

中学受験の倍率についてのまとめ

今回は中学受験の倍率について見てきました。

最後に本記事の内容を振り返ってみましょう。

 

・倍率とは合格割合を示したもの ・倍率には出願倍率と実質倍率がある ・サンデーショックなど倍率が高くなる年があるので、受験情報はしっかり確認しておく

 

倍率にも2種類あり、それぞれ算出方法が違うことがわかりましたね。

倍率は単純なもののように思われていますが、その年の状況などによって変わるのでしっかりとチェックしておく必要があります。

倍率は受験をする上で大切な目安になりますが、あくまで参考程度にしておくのがよいでしょう。

正しい倍率の見方を理解して、ぜひ中学受験を成功させてくださいね!

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