中学受験では勉強することが多く、大変ですよね。
そんな中学受験で必ず出るのが漢字問題です。 配点は高くありませんが、問題数が多くないがしろにはできません。
今回は中学受験における、よく出る問題形式や漢字問題の攻略法について解説していきます。
最後まで読んでもらえると嬉しいです!
漢字問題の重要さ
漢字問題は平均正解率が高く、問題数が多いため、間違えてしまうとほかの受験生との差がついてしまいます。
つまり、1点が合否を分ける中学受験において、漢字問題は必ず対策しなければなりません。
そもそも漢字の学習が十分でない場合、国語以外の教科でも文章を読むことに苦労し、間違える元となります。
しっかりと漢字の学習をしていきましょう。
漢字問題の出題形式
漢字問題は主に2つの出題形式があります。その2つを説明します。
➀文章内からの出題
1つ目は文章の中の語句から出題される漢字問題です。
カタカナになっている漢字の書き取りや、文章内の漢字の読みを問われる問題が出されます。
前後の文章から考えて答えを出す力が必要になります。
同音異義語の問題はよく出て、間違えることが非常に多いので注意が必要です。
例) Aさんはキカイを使って工作した。 〇機械 ✕機会
②漢字のみの大問で出題
単純に書き取りや読み取りが難しく、間違えやすい漢字を問われることが多いです。
文章内での出題とは異なり、ヒントとして使えるものがないので、漢字の知識量がものを言います。
特に読み問題では、通常の読みとは違い、知っていないと解けない問題が多いです。
例) 育む (はぐくむ)、委ねる(ゆだねる)
漢字の勉強方法
中学受験の漢字問題では、小学校で学習する漢字だけではなく、中学校で学ぶ漢字も出題されます。
そのため、覚える量が多く大変です。
ここでは、おすすめの漢字学習の方法を3つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。
➀まずは読みを覚える
読めない漢字は書くことができません。
まずはしっかりと読みを記憶に定着させるようにしましょう。
読み方を声に出しながら漢字を書く練習をすると、読みと書きの両方を一度で覚えることができるのでおすすめです。
②意味を考えながら覚える
漢字はへんやつくりなどから成り立っており、部首から意味を読み取ることもできます。
例えば 海 という感じの部首は さんずい で、水に関する意味を持ちます。
このように新しく学ぶ漢字も、部首や構成されている要素から意味を読み取り、考えることで記憶の定着を図ります。
この覚え方は、似ている構成や部首を持つ漢字の記憶にも効果的なため、ぜひ実践してほしい方法です。
③インプットだけでなく定期的にアウトプットをする
よくある覚え方で、ひたすら漢字を書き連ねるという方法があります。
もちろん悪い方法ではありませんが、一時的に記憶することができても長期記憶することが難しいです。
最初に覚える際に時間をかけすぎず、定期的に覚えているかチェックすることを優先しましょう。
ドリルを使って復習するのもいいですが、特におすすめな方法は習った漢字をランダムにテストで確かめるやり方です。
ドリルなどは出題の順番を覚えてしまうので、ランダムに出題される手作りのミニプリントのような形で記憶できているか確かめましょう。
この方法は昔に習った漢字なども忘れずに長期間覚えることにつながります。
まとめ
漢字は覚える量がたくさんあり、ただひたすらに暗記しようとすると時間がかかってしまいます。
また、すぐに忘れても意味がありません。本番の試験で正しく漢字問題に正解するためにも効率よく学習しましょう。
ぜひ今回紹介した出題形式や、学習方法を参考にして勉強してみてください。
日々の積み重ねが必ず成果に結びつくはずです!