自分の子どもが寮のある中学校に受験を考えている、もしくは控えているという親御さんもいるかと思います。
高校や大学からの寮生活ならまだしも、中学校から寮生活って大丈夫なの?
と不安に思うのは子どもを持つ親として普通のことでしょう。
しかし、中学校から寮で生活することには多くのメリットが存在します。
そこで今回は、寮がある中学校に受験する子どもを持つ親御さんに向けて、以下の内容でご紹介していきます。
・寮がある有名中学校
寮がある中学校への進学を考えているお子さんを持つ親御さんはぜひ参考にしてみてくださいね!
寮がある中学校に受験するメリットとは
寮に入るというと、親元を離れて暮らすことになり、親からしたら不安に思うこともあるでしょう。
小学校を卒業したといっても、その年齢はまだ12歳です。
しかし、中学生から寮で暮らすことには大きなメリットがあります。
そのメリットは以下の通りです。
・自立ができる
・濃い友人ができる
それぞれを詳しく見ていきましょう。
通学時間がかからない
一つ目のメリットは学校の寮に入ることで通学時間をかけなくて済むということです。
受験をすると、地元の学校ではなく少し離れた学校に通うことになることも多いでしょう。
そんなときに実家から通うと往復で1時間以上の通学時間がかかってしまうことも珍しくありません。
中学校に通う3年間に換算するとその時間は莫大となります。
寮から学校に通うことで、3年間でかかる莫大な通学時間を節約することが可能です。
浮いた時間で勉強や部活に取り組むことも出来るので、中学生にとって通学時間がかからないというのは大きなメリットとなるでしょう。
自立ができる
中学生という早めの時期から寮生活を送ることで、親に依存しない自立した力を手に入れることができます。
自立したいと心で思っていたとしても、実家にいると親に甘えてしまうものです。
寮に入ることでそんな甘えから強制的に脱することとなり、自分の考えと責任感を持って行動ができるようになるでしょう。
もちろん、朝起きるのも自分の力で起きないといけないし、洗濯や掃除まで全て自分で行わないといけません。
さらに、寮の中では先輩や舎監さん、寮母さんといったようにさまざまな年代、立場の人と関わることにもなります。
そんな環境下では社会に出たときに役立つ社会性も一緒に鍛えられることでしょう。
寮に入ることで勉強に集中できるだけでなく、精神面や社会面でも強くなれるというのもメリットの一つと言えますね。
濃い友人ができる
寮生活では、相部屋としてルームメイトと協力して生活していくことになるでしょう。
その相手は同学年の子だけでなく、先輩や後輩となる場合もあります。
生活を共にすることでお互いに固い絆になることも期待できます。
それは友人関係を超えて家族のような関係になるようなこともあるでしょう。 そ
のような関係性はなかなか結べるものではありません。
学校外のプライベートでもコミュニケーションを取ることになるので、濃い友人や人間関係を形成することができ、社会に出たときにも役立つこととなります。
寮がある有名中学校
寮がある中学校のうち東大・京大への合格数が多い有名な中学校をいくつかまとめてみました。
・函館ラ・サール中学校(北海道)
・片山学園(富山)
・海陽学園中学校(愛知)
・桜丘中学校(三重)
・西大和学園中学校(奈良)
・岡山白陵中学校(岡山)
・青雲中学校(長崎)
・ラ・サール中学校(鹿児島)
行きたい中学校があったとしても、自宅から通えない距離だからと諦めてしまうことも多いでしょう。
しかし、受験先に寮があることで、自宅から遠くにある学校でも通学せずに通うことが可能になります。
それはお子さんの将来を大きく広げることにも繋がります。
たとえ県外でも、寮があることで受験の選択肢になり得るので、県外でも寮がある中学校に絞って受験先を選んでみるのもいいかもしれませんね。
寮がある中学校に受験することについてのまとめ
今回は寮がある中学校に受験するメリットと、寮がある有名な中学校について見てきました。
最後に本記事で紹介してきた内容を振り返ってみましょう。
・寮がある中学校なら県外の有名校にも通学の心配なく受験でき、子どもの将来が広がる
中学生から寮生活をすることで、親に頼らない自立した力や社会性を身につけることが可能です。
12歳という若さで親元を離れるのは子どもからしたらかなり心細いことでしょう。
親目線からでも不安は尽きないはずです。
しかし、寮生活にはさまざまなメリットがあるので、もしお子さんが寮のある学校に受験したいと言ってきたなら、ぜひ背中を押して応援してあげてくださいね!