中学受験、成績アップを目指す!「できる」ノートの取り方|大学受験エリート

中学受験、成績アップを目指す!「できる」ノートの取り方

 

 

中学受験ではノートの取り方が成績アップに大きく影響します。

ここでは

 

・授業用のノート
・問題用のノート
・復習用ノート

 

の3種類のノートの取り方とその活用方法について説明します。

後から見直す復習用ノートは、受験の当日まで役立つのでぜひ参考にしてくださいね。

 

ノートの使い方この3つの基本を守る

 

 

中学受験に限らず、これからさまざまな勉強する機会があると思います。

学びの場では、ノートの取り方がとても大切です。

 

ノートには「書き留める」「実践する」「まとめる」の3つの役割があります。

書き留めるノートとは授業用、実践するノートとは問題用、まとめるノートとは苦手な問題の復習用です。

 

まずはそれぞれに共通した「ノートの使い方」について次で説明します。

また、ノートをきれいな字で書くのは当然のことなので、ここでは説明を割愛します。

 

【ノート使い方・基本1】見開きで、大きく使う

ノートは基本的にあとで見返すためのものです。

そのため、あとでどこに何を書いたか分かりやすく整理しておく必要があります。

 

つまり、ノートとは情報の整理がポイントなのです。

まず第一に大切なことは、ノートを見開きで大きく使うということです。

少々スペースが空いてもったいないからといって、やたらと細かく小さい字書いてはいけません。

左右のページを大きく使って、図やグラフなども加えてゆとりをもって書いてください。

 

後から見返したときにゴチャゴチャと細かく書かれていると、見にくく再び内容を理解するのに時間がかかります。

パッと見て、何が書いてるか分かるようにすることがポイントです。

 

【ノート使い方・基本2】わかりやすい「見出し」を付ける

ノートを見開きで大きく使うときに大切なのは、ノート左上にわかりやすいタイトルを付けることです。

タイトルは他の文字よりも大きく書きます。

 

また、タイトルの内容も重要です。

例えば「鎌倉幕府が鎌倉に幕府を開いた理由」というタイトルを付けた場合、これではその理由があまり記憶に残りません。

 

この場合、「鎌倉幕府が鎌倉に幕府を開いた3つの理由」としたら3つという数字によって、より深く記憶に残ります。

テストの時も3つあったという記憶をたどって、正解しやすくなります。

 

【ノート使い方・基本3】色別でわかりやすく整理する

これはノートに色をつけて書くということではなく、教科ごとに色別のノートを使うということです。

国語ならピンク、算数なら青、といったように色で教科を分けておくと、後で使う時にパッと取り出せます。

この後で説明しますが、背表紙には「授業用」「問題用」「復習用」と書いておくと、更に便利に使えます。

 

また、色別でノートを管理することで、その教科に費やしている勉強量もわかります。

ついつい子どもだけに任せていると、教科ごとの勉強量が偏りがちになるため、親が後からチェックしやすいというメリットもあります。

 

目的別・ノートの取り方

 

 

ここからは、授業用・問題用・復習用それぞれのノートの取り方のポイントについて説明します。

 

授業用ノートの取り方のポイント

授業用のノートは、授業内容だけを板書して書き写してもあまり意味がありません。

それなら参考書・テキストで十分だからです。

 

授業で先生が教えくれる

 

「なぜ」「理由」の部分や

「ここが間違いやすい」

「ここがテストに出題されやすい」

 

などのポイントについて、きちんとノートにメモをとることが大切です。

 

こうして授業中にノートに書いたメモは読みにくいことがあるので、あとで清書して見やすくしておきます。

メモを清書することで、記憶への定着がより深まります。

 

授業用ノートは参考書・テキストに載っていない生の情報をどれだけまとめられるかがポイントです。

あとから大切な箇所に、マーカーを引いてアレンジするとそこでまた記憶に残ります。

授業用ノートは書き写した後どれだけ使い込むかがとても大切です。

 

問題用ノートの取り方のポイント

問題用ノートはだいぶ後から見直すという使い方はあまりしません。

次の日やその週末というように、直近で見直す使い方です。

 

問題用ノートとは、どのように問題を理解して解いたかということを書くノートです。

特に算数ではそのプロセス・途中式を書くことがとても大切です。

途中式のようなプロセスを書き記さない教科(国語や社会や理科)でも、丸付けをしたときは間違った箇所の解き方・考え方を解説ごと丸写しします。

そういう意味では問題用ノートには全教科、何らかのプロセスを書くということになります。

 

また、記述式の問題は正解であっても、解答をそのまま転記します。

転記することで、記述の内容の主語・述語のリズムが身に付いていきます。

 

特に文字数制限がある場合は、こうした記述のリズムがとても役に立ちます。

間違った問題は、問題集にもチェックを入れ、再度1週間以内に同じノートで解きなおしをします。

 

丸付けをして、同じ個所を間違った場合は次の「復習用ノート」にまとめていきます。

このように問題用ノートは、正解に近づくためのトレーニングをして、弱点を洗い出すためのノートです。

 

復習用ノートの取り方のポイント

復習用ノートとは問題用ノートで再度間違った問題と解答をまとめるノートです。

このノートは後から常に見返すノートのため、最もわかりやすく書く必要があります。

 

復習用ノートの左側には良く間違う問題のコピーを貼ります。

右ページには解答を書き写します。

解説文があればそれも書き写します。

 

これで、苦手だけを集めた復習用ノートのでき上がりです。

常にこのノートを解きなおししていくことで、いつの間にか苦手な問題も解けるようになっていきます。

 

受験期のラストスパート期はこのノートを見返して、ひたすら解きなおしをしていくと効果的です。

勉強においては、正解できる問題をいくら解いてもあまり力が付きません。

 

受験勉強の効率的なやり方は、克服できる苦手問題は克服しておくということです。

この復習用ノートを何回繰り返したかで、成績の伸びが大きく変わります。

 

ノートの役割を理解してモチベーションを上げて学ぶ

ノートの使い方や取り方に役割や目的を持たせておくことは効率重視のためだけではありません。

使っているノートを開くたびに「今はこの目的で勉強をしている」と子どもの意識も高くなります。

 

そのため、例えば問題用ノートで間違えても、その間違いが大切だと気づくようになります。

間違いを正しく整理して、それでも間違ったら復習用ノートにまとめなおす。

問題を間違えたら、途端にやる気を失う子どももいますがこの動機付けをしておくと常に高いモチベーションで受験勉強ができます。

ぜひ、ご家庭で取り入れてみてください。

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