勉強をしているときに眠くなった経験、恐らく誰もが一度くらいはあると思います。
眠気は受験生にとって最大の敵とも言えるものです。
この記事では、勉強中に眠いと感じたときの対処法などを解説していくので、受験生の方は是非参考にしてみて下さい。
睡眠と上手く付き合うのが受験を乗り切るコツ
人が健康的に生活する上で、睡眠は絶対に欠かせないものです。
特に受験生は頭を使うことが多く、睡眠を十分とって常に頭をクリアにしておかなければなりません。
睡眠不足の状態では、学習したことが身につくことはありません。
睡眠時間を削ってでも勉強をする人がいますが、これでは学習効果は半減してしまうでしょう。
また、睡眠不足になってしまうと勉強中に眠いと感じてしまい、長時間の学習にも耐えられなくなります。
受験を乗り切るためには、睡眠と上手く付き合う必要があるのです。
どうして勉強中に眠くなるの?
勉強中に眠くなってしまうのは、睡眠不足以外にもいくつかの原因が考えられます。
ここでは、2つの原因について触れていきたいと思います。
食後は特に眠たくなる
「食べたら眠くなる」という現象は、血糖値の上げ下げが大きく影響してきます。
食べることで血糖値が急激に上がり、その後、急速に血糖値は下がっていきます。
血糖値スパイクと呼ばれる急激な血糖値の変化は、脳の働きを悪くさせる原因になるものです。
「脳の働きが悪くなり眠くなる」というのが、食後に睡魔が来る原因なのです。
食後に眠くなるメカニズムは、血糖値が大きく影響してきます。
勉強をするのなら、血糖値の変化が激しくなる食後はできるだけ避けるようにしましょう。
酸素が足りなくなると眠くなる
脳の働きが悪くなると人は眠くなります。
この脳の働きは、酸素の量も大きく影響するものです。
呼吸が浅かったり、貧血気味だったり、部屋の換気が上手くできていないと取り込める酸素の量が減ってしまいます。
これにより、脳の働きが悪くなって眠気を生じてしまうのです。
十分な深呼吸と換気、さらには日頃から貧血にならないような栄養を摂ることが重要になってきます。
簡単にできる!眠いときに実践して欲しい対処法はこちら
眠くなるのは生理現象なので、避けるのが難しいものです。
しかし、そのまま眠気を放置していると勉強をいくらしても、身につくことはありません。
ここでは、勉強中に眠いと感じたとき、是非実践して欲しい対処法をいくつか紹介していきます。
「勉強中の眠気に悩まされている」という受験生は、こちらを実践して眠気を断ち切るようにして下さい。
体を動かしてみよう
少しでも眠いと感じたときは、体を動かすことでその眠気が解消されることがあります。
先程も紹介した通り、眠気は脳の働きが悪いときに出てくる現象です。
体を動かすというのは脳を使うことでもあり、働きが悪くなった脳に対して刺激を与えることができます。
・1分くらい歩き回る
・簡単なストレッチをする
・友達と話したり参考書を読み上げる
これを行うだけで、眠気は解消されます。
何もしないでその場でじっとしていては、眠気は去ってくれません。
椅子から立ち上がるだけで全然違ってくるので、是非実践してみて下さい。
酸素を多く取り入れる
酸素不足は眠気の大きな原因です。
集中して勉強をしていると呼吸が浅くなり、十分な酸素を取り込めないこともあります。
一度、大きく深呼吸をしてみることで、足りなくなった酸素を補うことが可能です。
窓を開けて換気をするのもおすすめです。
窓を開けることで風を浴び、その刺激が眠気を覚ましてくれることもあります。
図書館やカフェで勉強しているのなら、一度外に出て新鮮な空気を浴びることで、体を動かせて酸素も取り込めるので、その後はしゃきっとした状態で勉強を始めることができるでしょう。
また、勉強中の姿勢が悪いと酸素を上手く取り込めなくなってしまうので、正しい姿勢を心がけるようにして下さい。
眠いのなら思い切って仮眠するのもあり
「どうしても眠くてしょうがない」というときは、思い切って仮眠をするのもありです。
仮眠をとることで、脳をリフレッシュできてその後の勉強がはかどっていきます。
仮眠をするときは布団に入って寝るのではなく、机に突っ伏して眠るようにして下さい。
布団に入って寝てしまうと、快適に眠れるのでそのまま寝続けてしまうことがあります。
机に突っ伏して眠れば深い眠りを防げるので、ほんの数分の睡眠時間に抑えることができます。
仮眠をするのなら、その睡眠が長くならないように気をつけるようにして下さい。
日頃から十分な睡眠を心がけよう
受験生は限られた時間の中で勉強をしなければなりません。
そのため、勉強時間を増やそうと睡眠時間を削るような人がいますが、これはやめたほうがいいでしょう。
睡眠時間を削ってしまうと、それだけ寝不足になってしまいます。
日頃からこれを続けていると慢性的な睡眠不足状態が続き、体調不良に悩まされることもあります。
そう考えると、睡眠時間を削って勉強時間を確保するというのは、あまり意味がないことです。
日頃から十分な睡眠をとって、勉強に集中できる体つくりをするようにして下さい。
限りある時間の中で、勉強時間と睡眠時間の両方を十分確保するというのは難しいことかもしれません。
しかし、これができないと受験で良い結果は出せないので、勉強と睡眠の両立をきちんと行うようにしましょう。