中学受験の願書には、志望動機を記載する欄が用意されています。
「なぜその学校を選んだのか?」ということを伝える大事な項目なので、この部分はきちんと書くようにしましょう。
この記事では、そんな願書の志望動機欄について詳しく解説していきます。
受験する中学校によって願書の志望動機の書き方が異なる
中学校受験の願書は学校によって異なります。
志望動機欄についてもこれは同じです。
『校風・行事・カリキュラム』など、いくつかの項目が用意されています。
丸を付けるだけの項目を用意している学校もあれば、文章を記載するスペースを用意している学校もあり、その学校の書式に合わせる必要があります。
項目を選ぶものなら、丸を付けるだけなので特に問題はありません。
しかし、文章を記載しなければならないときは、この志望動機の書き方が重要になってきます。
記載した志望動機というのは、合否の判別に大きな影響を及ぼすことはありません。
しかし、あまりにもひどい志望動機を書いてしまうと、悪い印象を持たれてしまうことになるので注意するようにしましょう。
志望動機のおすすめの内容や書き方
では、どんな志望動機が学校側からウケがいいのでしょうか。
ここでは、ウケのいい志望動機について解説していきたいと思います。
「中学校受験の志望動機に何を書けばいいのかわからない」と悩んでいる人は、こちらを参考にしてみて下さい。
また、志望動機は書き方についても大事になってきます。
いい志望動機だとしても、ただ書けばいいというわけではありません。
書き方も重要になるので、ここではその志望動機の書き方についても同時に解説していきます。
その学校を選んだ理由を明確にする
まずは、その学校を選んだ理由を明確に伝えられる内容にすることを意識しましょう。
「どんなところに魅力を感じたのか?」ということを明確に示せる志望動機は、見る人からウケのいいものになります。
カリキュラムでもいいでしょうし、校風でもいいでしょう。
歴史がある学校なら、そこに魅力を感じたと記載するのもいいでしょう。
重要なのは、選んだ理由を明確にすることです。
選んだ理由が曖昧になってしまっては、入学したい熱意を伝えられません。
魅力を感じた部分を明確に伝えられる文章に仕上げられるようにして下さい。
その学校のことを調べるのが大事になる
志望動機を考えるときは、その学校のことを調べて記載するようにして下さい。
その学校のことを理解していないと、見当違いな志望動機を書いてしまうことになります。
開校からまだ数年しか経っていない学校なのに、「歴史のある学校に魅力を感じました」と記載してしまっては、学校側にいい印象を与えられません。
その学校のことを理解してない状態で志望動機を書いてしまっては、見当違いなものになりがちです。
きちんと学校のことを調べ、魅力的に感じる部分を志望動機として書くのがいいでしょう。
誤字脱字に注意しながら綺麗に書き上げよう
いい志望動機というのは、その文章の見栄えも大事になります。
誤字脱字はもちろんのこと、文字の綺麗さも重要です。
中学受験の願書というのは、親が書くのが一般的です。
両親の中で字が綺麗なほうが記載するようにしましょう。
スペースはできるだけ埋めるようにする
その学校によって志望動機欄のスペース量が変わってきます。
一文しか記載できないような場合もあれば、長文が書ける広いスペースを用意するような学校もあります。
この志望動機のスペースは、できるだけ埋めるようにして下さい。
広いスペースが用意されているのなら、そこをぎっしりと文字で埋めることで、入学したいという熱意を伝えられます。
200文字くらい書けるスペースが用意されているのに、『校風に魅力を感じたのでこちらの学校を選ばせて頂きました。』という一言だけを書くのでは、熱意は伝えられません。
志望動機欄というのは、「どれだけ入学したいのか?」という熱意を伝える場所でもあります。
ぎっしり文章で埋めることで、その熱意を伝えられるので、空白はあまり作らないようにして下さい。
大学附属の中学校を受験する場合は志望動機に注意が必要
大学附属の中学受験をする場合は、志望動機に注意が必要です。
「エスカレーターで大学まで行けるのが魅力」だと感じる人は多いですが、この部分を直接そのまま記載してしまうというのは、あまりいい印象を与えられません。
『エスカレーターで○○大学まで行けるのが魅力的です。』と記載してしまっては、ひねくれた考えかもしれませんが、「楽してその大学に行けるから」と聞こえてしまうこともあります。
大学まで行けるという部分に魅力を感じたとしても、直接的に記載するのはやめるようにしましょう。
『詰め込み教育ではなく、大学までゆとりを持って学習できるから』などと、間接的に伝えられる文章にするようにして下さい。
また、附属の中学校を受験する場合は、その先の高校や大学について記載するのもいいでしょう。
志望動機欄もしっかり見られてることを意識する
中学受験の願書の志望動機欄は、合否に大きな影響を及ぼすことはありません。
しかし、ここに記載する文章次第で、相手に与える印象が大きく変わっていきます。
「もしかしたら、この志望動機で合否の判断をしているかも?」と考え、相手にいい印象を与えられる志望動機を伝えるようにして下さい。