学校によっては、受験の1つとして面接を行う中学校もあり、中には親子面接が受験の1つだったりします。
中学校の受験で重要視されているのは、面接よりも試験科目と言われていますが、少なからず面接の内容も合否判定に含まれています。
質問にきちんと答えられていない、面接中の態度が目に余るなど、マイナスの評価があれば不合格になる可能性は十分あります。
本記事では、中学受験の親子面接で、親が聞かれる質問をまとめてみました。
中学受験とはいえ、面接になれば誰でも緊張しますよね。
前もって、質問に対するそれぞれの解答を準備していれば、緊張を和らげられ、スムーズに答えられるでしょう。
親が聞かれる質問のほかに、面接対策も紹介しているので参考にしてください。
●【中学受験】親子面接で親がよく聞かれる質問5選
面接で聞かれる質問がわからない方に、中学受験の面接で親がよく聞かれる質問を5つまとめました。
中学受験は、4教科の試験が重要視されますが、面接も合否判定の材料になります。
面接は誰でも緊張するものなので、前もってどんな質問をされるのか把握し、答えを準備しておきましょう。
スムーズなやりとりは面接官に良い印象を与えられるので、試験前に練習することが大事です。
①中学受験をさせようと思ったきっかけは?
1つ目は、中学受験の親子面接で必ず聞かれる質問「なぜ中学受験をさせようと思ったのか」です。
面接官は、親とお子さまがコミュニケーションをきちんと取れているかを見ています。
仮に、父親と母親とで受験させる理由がちがっていれば、どうでしょうか?
面接官からすると、きちんと話し合っているのか不安になりますよね。
また、母親は勉強熱心だが、父親はどこの中学校でもいい様子であっても、面接官にはマイナスな印象を与えてしまいます。
親同士で、受験させた理由をはっきりさせるのも大事ですが、お子さまとの受験目的がマッチしているかも確認しましょう。
②中学受験の動機「なぜ我が校を受験したのか?」
中学受験の面接で、必ず聞かれる質問の2つ目は「なぜ本校を受験したのか」です。
本校を受験した理由を聞いて、その中学校の教育理念や校風がマッチしているか判断しています。
「なぜ、公立ではなく私立を選んだのか?」
「数ある私立中学校の中で、なぜ我が校なのか?」
お子さまが受験先を決めたのであれば主体性を、親が決めたのであれば家族間の仲の良さをアピールしましょう。
③親から見て、お子さまの長所・短所は?
面接官が、お子さまの長所・短所を尋ねる理由は、親が、お子さまを客観的に捉えられているかを知りたいからです。
お子さまの長所・短所を見つけるのが難しい方もいれば、「短所なんてありません」と答える方も中にはいます。
ですが、長所(もしくは短所)はないと答えたり、短所だけ答えたりすると、質問をきちんと理解して答えられていないと判断されてしまいます。
普段のお子さまの様子を観察し、お子さまの長所がどのような場面で活かされているのか、短所はどうやってカバーされているか確認しましょう。
また、短所を答える際、短所だけだとどうしてもネガティブになってしまいます。
「短所は〜です。ですが、そうならないためにも〜。」
のように、自分の短所がわかった上で気をつけていることなどを答えられるようにしましょう。
短所で終わるとどうしてもネガティブな印象が持ちやすくなるため、ポジティブな内容で終わらせることが重要です。
④お子さまに将来どのような人になってほしいか?
お子さまの将来像が、中学校の校風にマッチしているかをみています。
また、面接官は学校で設定しているモデル像や教育理念に共感した上で受験しているのかもみています。
進学を希望する学校のホームページをみて、答えを準備しましょう。
「〇〇のために〜をしてあげてる」や「〇〇には、将来こうなってほしい」と答えるのはN Gです。
子供の主体性を感じられず、普段から子供をコントロールしている印象がつくので注意してください。
⑤普段、ご家庭でどんな会話をしているのか?
普段の様子や勉強環境、家庭環境、普段何をしているのか、好きな遊びなどを聞き、親がお子さまをどれくらい理解しているのか、家庭が円満であるかを確認しています。
気取りする必要はなく、普段しているコミュニケーションの様子を面接官に伝えるようにしてください。
最も身近な家族に、お子さまが心を開いてコミュニケーションを取れているか、信頼関係を築けているかをみています。
●【中学受験】面接対策はどうしたらいい?
中学受験の面接対策で効果的な方法は、実際に面接練習をすることです。
どのような質問が聞かれるのかイメージはついても、実際に面接の場で答えられなければ意味がありません。
塾や家庭教師のサービスを利用されているのであれば、面接の練習相手になってもらえないか一度相談してもいいでしょう。
塾も家庭教師もダメであれば、お友達や近所の方に依頼して、それでも無理であれば、家族内で役割交代しながら練習しましょう。
面接に対する答えを文字に表せても、言葉にできないのであれば意味がありません。 事前準備が大切なので、何度も練習を重ねましょう。
まとめ
本記事では、中学受験の親子面接で親が聞かれる質問をまとめました。
中学受験とはいえ、面接となれば誰でも緊張しますが、事前にしっかりと準備すれば問題ありません。
今回紹介した質問に答えられるようにしましょう。
それでも不安が残るのであれば、面接練習を重ねて自信をつけることが大事です。