中学受験と習い事は両立できる? 見極め方と両立の方法を紹介|大学受験エリート

中学受験と習い事は両立できる? 見極め方と両立の方法を紹介

 

 

中学受験予定のお子さんを持つ親御さんのなかには、受験勉強と習い事を両立できるのか不安に思う方も多いのではないでしょうか?

 

結論から言うと、中学受験と習い事は両立できます

この記事をご覧いただければ、2つを無理なく両立させる方法がわかります。

 

中学受験と習い事を同時に行うメリット・デメリット

 

始めに受験勉強と習い事を並行するメリットとデメリットを確認しましょう。

 

「受験勉強が疎かになるだけなのでは? 」と思う親御さんもいらっしゃるかもしれませんが、 実は受験勉強中の習い事には、ストレス解消や自律心の向上といった大きなメリットもあるのです。

 

メリット

 

習い事を続けるメリットは2つあります。

1つ目は、受験勉強中のストレス解消や気分転換になることです。

人の集中力の限界は90分と言われており、勉強ばかりしていては逆に学習効率が下がってしまいます。

 

しかし習い事で楽器を演奏したり体を動かしたり、先生や友達と話したりすれば、受験勉強に対する集中力やモチベーションを保つことができます。

スポーツ系の習い事であれば、受験勉強に伴う運動不足の解消にもなるでしょう。

 

2つ目は、時間の使い方がうまくなったり、自律心が向上したりすることです。

受験勉強と習い事を両立させるためには、限られた時間をいかに使うか常に考えて行動し、スマホやテレビ、友達の誘いなど、さまざまな誘惑に打ち勝つ必要があるからです。

 

そうして身につけた効率の良い時間の使い方や自律心は、お子さんのその後の人生において大きな財産と自信になるでしょう。

 

デメリット

 

一方、習い事を続けるデメリットは、受験勉強や睡眠の時間が十分に確保できなくなり、学力が低下してしまう可能性があることです。

 

メリットで述べた受験勉強中のストレス解消や気分転換のために習い事を続けたとしても、うまく両立できなければ本末転倒になってしまいます。

 

両立できるかどうかのポイント

 

受験勉強中の習い事にはメリットも多いことがわかりました。

それならここまで頑張ってきた習い事を続けさせてあげたいですよね。

 

それではお子さんが中学受験と習い事を両立できるかどうかは、どうやって見極めたらよいのでしょうか?

ここでポイントになってくるのは、お子さん自身の気持ちや勉強時間の確保、各教科の基本の習得状況です。

 

お子さんに習い事を続けたいという気持ちがあるか

 

両立できるかどうかの最も簡単な見極め方は、お子さんが習い事が好きで続けたいと思っているかどうかです。

習い事のみならず、何事も「好き」という気持ちがなければ続きません。

 

「好き」という気持ちさえあれば、やりたいことがあるから受験勉強も頑張ろうというモチベーションになります。

そのためお子さん自身が習い事が好きで続けたいと思っていれば、受験勉強と両立できる可能性は高いでしょう。

 

受験勉強の時間を確保できるか

 

受験勉強の時間をしっかり確保できるかどうかも当然重要です。

いくら習い事を続けたいという強い気持ちがあっても、一定の時間を確保できなければ受験勉強が疎かになってしまうからです。

 

習い事の回数や種類、課題の量や教室までの移動時間、塾の時間と重ならないかどうかや、疲れて勉強できない日がないか、といった点を確認しましょう。

無理なく受験勉強の時間を確保できそうであれば、習い事と両立することができるでしょう。

 

各教科の基本が身についているか

 

6年生になるまでに各教科の基本が身についているかどうかも、受験勉強と習い事を両立できるか否かに大きく関わってきます。

 

それは6年生になると志望校別の過去問演習が受験勉強の中心になるため、基本を復習する時間がなくなってしまうからです。

 

もし6年生になった時点で基本が身についていなければ復習に時間を取られるため、習い事の時間を捻出するのは難しいと言えます。

 

両立させる方法

 

それでは中学受験と習い事を無理なく両立させるためには、どうしたらよいのでしょうか?

そのポイントは習い事の回数や各教科の習得状況、指導形態にあります。

 

習い事の回数や種類を減らす

 

もし習い事の回数や種類が多い場合は、お子さんの負担にならないように減らすことを検討しましょう。

減らした分を受験勉強に充てれば、無理なく両立することが可能です。

 

たとえばそれまで週2回通っていたのを週1回にする、複数の習い事に通っている場合はどうしても続けたい習い事だけにしぼる、といった選択肢があります。

お子さんと相談して決めましょう。

 

6年生までに基本を身につけておく

 

6年生になるまでに各教科の基本をしっかり身につけ、復習から始める必要のない状態にしておきましょう。

そうすれば6年生になったらすぐ過去問演習に入れるため、習い事に割く時間を確保できます。

過去問演習を効果的なものにするためにも、基本をしっかりマスターしておきましょう。

 

塾から家庭教師に切り替える

 

塾から家庭教師に切り替えれば、それまでかかっていた通塾時間を節約でき、その時間を習い事に充てることができます。

また家庭教師最大のメリットは、塾と違いお子さんの学力や学習進度、性格に合わせた指導を1対1で行ってくれることです。

 

わからないことはその場ですぐに解決でき、塾より効率的に勉強できるため、習い事との両立を目指すお子さんには家庭教師がおすすめです。

 

中学受験と習い事は両立可能

 

このような方法を実践すれば、中学受験と習い事は両立できます。

ただし一番大切なのは、お子さん自身がどうしたいかという気持ちです。

 

習い事を続けるのか辞めるのかを親が勝手に決めてしまうと、中学受験に対しても習い事に対しても、お子さんのモチベーションが下がってしまいます。

 

大切なわが子のためにも口出ししたい気持ちをグッと堪え、お子さんの気持ちを尊重しましょう。

そしてどんな決断でも受け入れ、サポートしてあげられるとよいですね。

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