中学受験に読書習慣は有利? その理由とおすすめの本15選を紹介|大学受験エリート

中学受験に読書習慣は有利? その理由とおすすめの本15選を紹介

 

 

「読書をする子は成績が良い」というのは昔から言われていますよね。

「でもうちの子は読書が苦手だし、もう遅いんじゃ…」と思っていませんか?

 

大丈夫、まだ間に合います!

この記事をご覧になれば、読書習慣を身につける方法や中学受験におすすめの本がわかります。

 

読書習慣が中学受験で有利になる理由

 

ズバリ、読書習慣を身につけておくと中学受験で有利になります。

その理由は、速読・集中力の持続・長文への抵抗感の少なさ、の3つにあります。

これは国語以外の教科にも生かすことができます。

 

問題文を速く読める

 

読書習慣のあるお子さんは文章を読むことに慣れているため、長い問題文でも速く読むことができます。

 

中学受験の国語の大問構成は基本的に、1 漢字、2 語句、3 論説文、4 物語文、となっており、このうち論説文と物語文の問題文はそれぞれ4,000〜5,000字ぐらいあります。

 

つまり2つを合わせると、なんと1万字近くの文章を読むことになるのです。

そのため問題文を速く読み終わり、余裕を持って設問に取り組むことが、高得点を取るためにはかなり重要になってきます。

 

集中力が持続する

 

普段の読書で集中力を養っているお子さんは、中学受験本番でもいつも通り集中力を発揮することができます。

 

中学入試の試験時間は1教科につき40〜50分であるのが一般的で、国語・算数・社会・理科の4教科を1日で受験します。

 

みんな後半になればなるほど脳が疲れて集中力が低下してくるため、普段から読書で集中力を養っているお子さんは有利になるでしょう。

 

特に前述した国語の長文問題を読むときには、集中力の持続が非常に大切になってきます。

 

長文でも抵抗なく読める

 

読書習慣が身についているお子さんは長文を読むことに抵抗がないため、問題文が長くてもスムーズに取り組むことができます。

 

文章のリズムや接続詞の使い方を普段の読書で理解しているため、どこを読んだら正解が書いてあるのか、初見の長文でも見当をつけやすいでしょう。

そのため、緊張しがちな入試本番でも落ち着いて取り組めます。

 

読書が苦手なお子さんに読書習慣を身につけさせる方法

 

読書の習慣は中学受験において非常に有利になるということがわかりました。

では読書が苦手なお子さんには、どうやって読書の習慣を身につけさせればよいのでしょうか?

そのポイントは、お子さんが本を手に取りやすくすることにあります。

 

お子さんが好きな本を読ませる

 

最初は中学受験で出題されそうな本ではなく、お子さんが好きな本から読ませるようにしましょう。

入試で出題されるような本は内容が難しいため、読書が苦手なお子さんにとってはハードルが高く、読書への苦手意識が高まってしまうかもしれません。

 

反対にお子さん自身が興味のある本であれば手に取りやすく、何冊か読んでいるうちに読書の習慣が身につく可能性があります。

そのためまずはお子さん自身に好きな本を選ばせましょう。

 

映像作品を観てから原作を読ませる

 

映画やドラマ、アニメなど、映像作品を観させてからその原作を読ませるという方法もおすすめです。

映像のほうが気軽に観ることができ、そこである程度内容を知っておくと、原作の本を読むことにも抵抗を感じにくくなります。

 

リビングに家族共用の本棚を置く

 

リビングに家族共用の本棚を設置し、興味を持った本をお子さんがいつでも手に取れるようにしましょう。

家族それぞれが自分の好きな本を並べておくと、お子さんがさまざまなジャンルの本に触れることができます。

 

兄や姉がいる場合は、自分より少し上の年齢向けの本に触れるきっかけになるため、中学受験対策にぴったりです。

またリビングで家族が読書をする姿を見て、お子さんも自然と読書をするようになることも期待できます。

 

中学受験対策におすすめの本15選

 

中学受験のためには、やみくもに読書をすればよいというわけではありません。

出題されやすい作品の傾向をつかんだうえで本を選ぶことが大切です。

 

中学受験の国語で出題される確率が高いのは、物語文では主人公の成長や葛藤、青春などを描いた作品、論説文では社会問題に対して著者の考えを述べた作品となっています。

 

物語文のおすすめ本

 

1『クラスメイツ』森絵都
2『保健室経由、かねやま本館。』松素めぐり
3『あと少し、もう少し』瀬尾まいこ
4『リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ』こまつあやこ
5『小学五年生』重松清
6『家族シアター』辻村深月
7『かがみの孤独』辻村深月
8『線は、僕を描く』砥上裕將
9『しずかな日々』 椰月美智子
10『君たちは今が世界』朝比奈あすか
11『さざなみのよる』木皿泉

 

論説文のおすすめ本

 

12『科学の考え方・学び方』池内了
13『学びとは何かー<探求人>になるために』今井むつみ
14『「自分」の壁』養老孟司
15『転換期を生きるきみたちへー中高生に伝えておきたいたいせつなこと』内田樹

 

読みやすい本から始めよう

 

読書が苦手なお子さんには、お子さん自身が読みやすい本から読ませてあげてください。

徐々に読書に慣れてきたら、中学受験で出題されそうな作品をおすすめしてみましょう。

 

その際、作品の主題を考えながら読ませると効果的です。入試でその作品が出題されれば、内容を理解しやすく、落ち着いて問題に取り組めます。

 

読書は中学受験で有利になるだけでなく、悩みの答えが見つかったり、視野が広がったりと、得られるものがたくさんあります。

まずはお子さんが読みやすい本から始めてみてくださいね。

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