中学受験が近づいてくると、本番に向けて鉛筆に慣れておく必要があります。
でも鉛筆の種類はたくさんあり、どれを選んだらよいのか悩みますよね。
この記事では中学受験におすすめの鉛筆や選び方の注意点を紹介します。
きっとあなたに合った鉛筆が見つかるはずです。
中学受験におすすめの鉛筆
中学受験用の鉛筆は、
1. 本番と直前用、
2. 模試や普段の勉強用、
の2つを使い分けることをおすすめします。
受験本番と直前は三菱鉛筆 ハイユニで決まり
中学受験生から圧倒的な支持を集めているのが「三菱鉛筆 ハイユニ」です。
濃さ・折れにくさ・なめらかさ・均一性・紙への定着性の5つを兼ね備えた、最高品質の鉛筆です。
微粒で不純物が少ない黒鉛と粘土を均一に混ぜ合わせることで、その品質を実現しています。
色の濃さとは対照的に書き味はなめらかで、長時間使用しても疲れにくいため、記述量が多い中学受験にぴったりです。
国語や算数の記述問題では、丸々正解とはいかなくとも、解答の経緯を示し部分点を取ることで合格に近づけます。
そのためには濃く、はっきりと記述することが重要になってくるため、ハイユニはまさにうってつけです。
値段は1ダース1980円とお高めですが、ほかにはない品質ということを考慮すると、その価値は十分にあります。
模試や普段の勉強にはお手頃な三菱鉛筆 ユニ・ユニスターを
模試や普段の勉強には、ハイユニよりお手頃なユニ、もしくはユニスターがおすすめです。
ハイユニは最高品質である分、値が張ります。
そのため模試や普段の勉強では、値段が1ダース1,320円(ユニ)、792円(ユニスター)(※)と、ハイユニよりお手頃で、かつ書き心地もハイユニに似ているこの2つを使うことをおすすめします。
ユニシリーズには上記の通りハイユニ・ユニ・ユニスターの3種類がありますが、いずれも長さ・太さ・六角形であることは同じで、異なっているのは芯の品質だけです。
ユニとユニスターの品質は最高品質のユニには多少劣りますが、それでも高品質であることに変わりありません。
シリーズを通して使用感はほぼ変わらないため、模試や普段の勉強でユニやユニスターを使って書くことに慣れておけば、中学受験本番や直前にハイユニに切り替えたとしても、違和感なく使うことができるでしょう。
※いずれも『Uni総合カタログ 2022-2023』中の参考価格(税込)
ステッドラー ホワイト 試験用鉛筆もまさに試験に最適
紙への定着性が高く、均一な線が書ける、試験用に開発された鉛筆です。
なめらかな書き味で光沢のあるグラファイト(黒鉛)芯を採用しており、消しゴムで消しても跡が残りにくくなっています。
折れにくく芯の減りも少ないため、記述量の多い中学受験に最適です。
軸はロゴと硬度のみを表記したシンプルなデザインになっているため、多くの試験会場で安心して使用できます。
くっきりとした線でマークシートの記入にも向いており、かつきれいに消せるため、大学受験生の定番アイテムでもあります。
受験当日の鉛筆選びの注意点
大事な受験で使う鉛筆は慎重に選ぶ必要があります。
以下の2つは必ずチェックしてください。
丸い鉛筆や五角形の鉛筆は避ける
丸い鉛筆は机から転がり落ちてしまうため、自分が集中力を欠くだけでなく、周りの受験生にも迷惑がかかります。
芯も折れてしまうかもしれませんし、何より受験生にとって「落ちる」は縁起が悪いですよね。
また受験生が「合格祈願」として頂くことの多い五角(=合格)形の鉛筆は、使っているうちに指が痛くなる可能性があります。
試験で使うのは避け、お守りとして持っておくのがよいでしょう。
不要な言葉が書いてある鉛筆はNG
学校によってはカンニング防止の観点から、ロゴと硬度以外の不要な言葉や絵が印字されている鉛筆は使用禁止にしているところもあります。
たとえば格言や四字熟語、地図や国旗などが書かれているものです。
なかにはロゴも何も書いていない無地の鉛筆しか使えない学校もあります。
受験する学校の入試要項をしっかりチェックし、使用が禁止されている鉛筆は絶対に使わないようにしましょう。
シャープペンを使う場合の注意点とおすすめ
中学受験生のなかには「普段の勉強で使い慣れているシャープペンで試験に臨みたい」というお子さんもいるでしょう。
しかしシャープペンは鉛筆以上に注意が必要です。
シャープペンの注意点
確かにシャープペンには一定の太さで書き続けられるという、鉛筆にはないメリットがあります。
しかし途中で壊れたり、芯が詰まったりするトラブルが起こる可能性も否定できません。
したがってシャープペンで試験に臨む場合は、壊れたときのために鉛筆も必ず数本持って行きましょう。
振って芯を出すタイプのシャープペンは使用禁止にしている学校もあるため、注意が必要です。
おすすめはZEBRAのデルガード
筆圧を分散させる仕組みや芯を誘導する部品がペン先や軸に内蔵されており、芯が折れにくく詰まりにくいのが大きな特長です。
そのため中学受験本番という大事な場面でも、集中力を切らさず取り組むことができるでしょう。
たくさん試してお気に入りを見つけておこう
大事な中学受験当日には、使い慣れている筆記用具を使うのが一番です。
本番の数ヶ月前までにいろいろな鉛筆やシャープペンを試し、自分に合ったものを見つけて慣れておきましょう。
お気に入りの筆記用具で落ち着いて試験に臨み、実力を発揮できることを願っています。