中学受験の適性検査を突破するには?4つのコツをつかんで対策|大学受験エリート

中学受験の適性検査を突破するには?4つのコツをつかんで対策

 

 

公立中高一貫校の受験では適性検査があります。

適性検査は私立中学校で受けるような試験とは異なるため、「どのように対策すべきか分からない」と悩む人も多いのではないでしょうか。

 

適性検査を突破するためには、試験で試される能力や出題傾向を把握し、適切な対策をおこなうことが大切です。 そこでこの記事では、中学受験の適性検査の対策方法を紹介します。

 

中学受験の適性検査に合格するコツは?試される4つの力

 

中学受験の適性検査では、次の4つの力が試されていると考えましょう。

 

・基本的な学力
・読解力
・文章力
・自分で考える力

 

具体的にどういう能力なのかそれぞれ紹介します。

 

1.基本的な学力

 

適性検査では、小学校で習う科目についての基本的な学力が試されます。

通常の4科目受験の場合、小学校では習わない範囲が出題されることも珍しくありません。

 

しかし、適性検査は小学校の学習内容を理解していれば解けるというのが前提にあります。

そのため、国語・算数・理科・社会すべての科目で総合的な学力をつけておくことが望ましいです。

 

2.読解力

 

適性検査の問題は長めの文章で構成されていることがあり、読解力が問われます。

 

「この問題では何を聞かれているのか」「どのような前提条件があるのか」など、問題文を読んで正しく理解する力が大切です。

 

また、文章から会話や出来事、テーマを把握するなどの状況把握能力も問われます。

出題される問題は例年似通っている中学校もあるため、過去問を繰り返すことで問題の意図を瞬時に判断しやすくなるでしょう。

 

3.文章力

 

適性検査では400字ほどの課題作文が出題されることがあります。

課されたテーマに沿って、自分の考えや体験を交えながら作文を書きます。

 

出題テーマは「音楽についてどう思うか」という一般的なものから、

「ロボットと人間のコミュニケーションについて」など基礎知識があるほうが書きやすいものなどさまざまです。

 

文章を書くことに不慣れだと、何を書けば良いか分からず苦戦します。

日頃から文章力を鍛えることが大切になるでしょう。

 

4.自分で考える力

 

自分で考える力は、公立中高一貫校で重視されるスキルの一つです。

見たことがない問題やどのように答えれば良いか分からない問題があっても、自分なりに考え、答えを導き出すことを求められます。

 

適性検査は習った公式や暗記した知識を披露するというよりも、子どもが持つ潜在能力を試すテストといえます。

そのため、子ども自身が考えて判断する能力を鍛えることが、適性検査突破のポイントになるでしょう。

 

中学受験の適性検査対策の方法

 

適性検査は単なる知識の答え合わせではありません。

子どもの興味関心や想像力、経験などが土台となり、潜在的な能力が試される場と考えていいでしょう。

それでは、適性検査はどのように対策すれば良いのでしょうか。

 

子どもにたくさんの経験をさせることも一つの正解ですが、適性検査へ直接つながる対策方法があれば知っておきたいですよね。

ここでは適性検査の出題傾向から、おすすめの対策方法を紹介します。

 

読書をする

 

本を読んで読解力を身につけましょう。

読解力があれば、「問題の設定・状況を文章から把握する力」が適性検査に役立ちます。

 

読む本はこれといった決まりはありません。

物語や小説であれば、主観的な感情や語彙力を学べます。

客観的な視点や知的好奇心を育てるなら、子ども向けの解説本などもおすすめです。

 

作文練習をする

 

自分で実際に書いてみないと文章力は育ちません。

そのため日頃の作文練習が大切です。

作文を書くのが苦手な子は、文章構成を学ぶことから始めてみると良いでしょう。

 

構成に沿って考えることで、

 

・自分の考え、結論を書く段落
・なぜそう思うのか書く段落
・例えばどのようなことか書く段落

 

といったように、細分化して「ここに何を書けば良いか」というのが分かりやすくなります。

 

リーダーシップを学ぶ

 

リーダーシップを学ぶと、子どもが幅広い視点や優先順位を学ぶきっかけとなります。

適性検査においては、大枠を捉え優先して取り組むべき課題が何なのか考えるのに役立つでしょう。

 

リーダーシップを学ぶ方法として一例を挙げると以下の通りです。

 

・チームスポーツをさせる
・親が見本になる
・子ども向けリーダーシッププログラムに参加する

 

夏休みを利用した短期プログラムなどもあるため、検討してみましょう。

 

疑問をもつクセをつけさせる

 

自分で考える力を身につけるには、何事にも疑問をもつクセを付けさせるのがおすすめです。

そもそも疑問に思わなければ、何にも気付くことができず、考えるきっかけが生まれません。

考える力がある人は着眼点から異なり、さまざまなことに気付くのです。

 

また、子ども自身で考えるためにも、親がすぐ答えを出すことも望ましくないでしょう。

子どもに何か聞かれたら、一緒に考えることをしてみても良いのではないでしょうか。

 

問題集の記述問題をたくさん解く

 

適性検査では、文章で答える記述問題が比較的多く出題されます。

そのため、記述問題をたくさん解くことで答えるのに慣れておきましょう。

 

また、中学校によって適性検査の出題傾向が例年似ていることもあるため、過去問を繰り返し解くことが大切です。

 

まとめ

 

中学受験の適性検査は、子どもの基本的な学力や自分で考える力を測るための試験です。

 

まずは小学校で習っている学習内容をしっかりと理解することで、基礎学力を身につけましょう。

また、読解力や文章力も必要となるため、読書や作文練習をおこない対策してみてください。

 

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