中学受験で偏差値60を維持するというのは大変なことです。
偏差値60を維持するには、それだけ勉強時間も必要になりますし勉強方法についても意識しなければなりません。
この記事では、偏差値60を維持するための勉強時間や勉強方法について解説していきます。
偏差値は受ける模試によってブレが出るのをまず理解しよう
模試を受けた際に成績表に記載される偏差値。
この偏差値は、受ける模試によってブレが出てきます。
「Aという企業が行っている模試では偏差値60だったけど、次に受けたBという企業が行っている模試では偏差値55だった」ということは頻繁に起こりうることです。
偏差値が60から55に下がってはいますが、決して成績が落ちたというわけではありません。
偏差値を意識するのなら、常に同じところが行っている模試を受け続けるようにして下さい。
Aという企業が開催する模試を受けたのなら、それ以降もAが開催する模試を受け続けるようにすることで、「偏差値がどれだけ上がったか?下がったか?」という判断ができるようになります。
中学受験で偏差値60ってどれくらいすごいの?
この記事のテーマでもある偏差値60。
中学受験では、偏差値60というのはどれくらいの位置に付けられているのでしょうか。
ここでは、「偏差値60がどれくらいすごいのか?」という部分を解説していきたいと思います。
上位15%に入れる
偏差値60は、中学受験をする子の中で上位15%に入ることができる数字です。
このくらいの偏差値を取れるのなら、中学受験をする学校の選択肢がかなり広がります。
難関中学校の受験も視野に入れられる偏差値だと言えるでしょう。
偏差値60は自信を持ってもいい数字
偏差値60を維持するというのは、相当な努力が必要になります。
お子さんが偏差値60を維持できているのなら、その努力をしっかりと褒めてあげて下さい。
もちろん、これより上の子もいます。
決して慢心をしてはいけませんが、偏差値60を維持できるというのは先程も紹介した通り、上位15%に入れるものです。
ここまで高い偏差値を維持できるのなら、自信を持っていいでしょう。
偏差値60を維持できる子の勉強時間や勉強法
上位15%に入る中学受験での偏差値60。
偏差値60を維持できる子はどれくらい勉強しているのでしょうか。
ここでは、偏差値60を維持できる子の勉強時間や勉強方法について解説していきます。
ほとんどが家庭教師や塾を利用している
まず、偏差値60を維持できるレベルの子は、ほとんど家庭教師や塾を利用しています。
中には、この2つを併用している子もいるくらいです。
家庭教師や塾での勉強に加えて、自分で行う学習も行っています。
そう考えると、平日は少なくても3時間以上、休日はさらに長い時間勉強することになります。
また、「60を維持するのか?」「60以上を目指すのか?」ということでも勉強時間は変わってきます。
偏差値60以上を目指すのなら、さらに勉強時間の確保が必要です。
学校が終わった後に友達と遊びに行ったり、休日に長時間ゲームをしたりというのは、基本的にはできないと考えてもいいでしょう。
勉強を習慣にできている
小学生のうちは、勉強をすることを習慣付けできない子が多いです。
中学生や高校生にもなれば、習慣にできて自主的にどんどん学習できるのですが、小学生ではこれができている子は多くありません。
しかし、偏差値60を維持できるような子は、勉強をすることを習慣にできています。
「毎日ちょっとでもいいから勉強をする」ことを一日のルーティーンにできているのです。
勉強を習慣にすることで、勉強をするのが苦に感じなくなります。
「毎日学校以外でも、机に向かって勉強するのは当たり前のことなんだ」という意識を持つことが大事になってきます。
スキマ時間を上手に使っている
中学受験に挑む年齢の子は、勉強時間の確保が難しくなることもあります。
他にも習い事をしているのなら、勉強に充てられる時間がそれだけ減ってしまうでしょう。
偏差値60を維持できている子は、この勉強時間を上手に確保しています。
ちょっとしたスキマ時間があれば勉強をできるチャンスだと考え、暗記帳を眺めたり、テキストをぱらぱらとめくったりする子が多いです。
偏差値60を目指すのならまとまった勉強時間の確保だけではなく、スキマ時間も勉強に充てるようにしましょう。
自主的に勉強できる子でなければ厳しい
偏差値60を維持できる子は、親から「勉強しなさい」と言われて勉強するのではなく、自主的に行っています。
また、「どういう勉強をすれば成績アップに繋がるのか?」ということもきちんと理解できています。
勉強をしても成績が上がらない子は、この部分をいまいち理解できていません。
偏差値60を取るためには、『自主性』というのが大事なキーワードになります。
子供の偏差値を上げるには親のサポートも大事になる
中学受験に挑むのは子供です。
しかし、中学受験はお子さん一人で挑むものではありません。
親にもできることはたくさんあり、親のサポート次第で子供の成績が伸びるかどうかが決まっていくのです。
ここでは、子供を偏差値60に到達させるための親ができるサポートについていくつか紹介していきます。
家庭教師などを積極的に活用させよう
先程も紹介した通り、偏差値60に到達するような子は家庭教師や塾を利用しています。
お子さんの偏差値を伸ばしたいのなら、家庭教師や塾を積極的に活用させてあげて下さい。
家庭教師や塾は、選び方も重要になります。
特に、家庭教師は先生との相性が大事になるので、家庭教師を選ぶときは子供との相性を考えながら選ぶようにして下さい。
合わない家庭教師を選んでしまっては、家庭教師を付ける意味がなくなるので注意が必要です。
勉強のやる気を上げるために何ができるのかを考える
偏差値60を取るためには、それだけ勉強に対するモチベーションが重要になります。
低いモチベーションでだらだら勉強をしていても、成績は伸びていきません。
また、中学受験の勉強は1ヶ月程度で終わるものではなく、長期間行うものです。
長期間の受験勉強を続けるためには、やる気の維持も大事になってきます。
お子さんの受験に対するモチベーションを維持するためには、親の役割が重要です。
「模試でいい点が取れたらご褒美を買ってあげる」「たまには休日に行きたいところに連れて行ってあげる」というように、ご褒美や息抜きを用意することも大事になってきます。
体調面のサポートも忘れない
お子さんの体調面のサポートも親の大切な役割です。
中学受験をする年齢の子供は、まだ体はそこまで強くありません。
無理をしてしまうとすぐに体調を崩してしまうでしょう。
体調を崩してしまうとその間は勉強ができず、結果的に勉強時間を減らすことにもなります。
子供の体調管理は親の大事な役割なので、この部分はきちんと行うようにして下さい。
また、睡眠時間を削っての勉強はおすすめできません。
睡眠時間を削ってしまうと日中眠くなるので、学校での勉強が身に付かなくなってしまいます。
睡眠時間を削らないで勉強時間を確保できる方法を考えるようにして下さい。
偏差値60を維持するのはそれだけの努力が大事!
偏差値60というのは、この記事で紹介している通り上位15%に入る数字です。
努力なしではこの数字に到達することはできず、多くの努力が求められます。
また、ただ勉強時間を増やせばいいというわけではなく、勉強方法も重要です。
間違った勉強方法では成績は伸びません。
成績を伸ばせる勉強方法を実践することで、偏差値60を維持するだけではなく、さらに偏差値を伸ばすことも可能です。
この記事で紹介したように、きちんとお子さんのサポートを行い、二人三脚で偏差値60を目指してみて下さい。