【中学受験】受験生のゲームは何時間まで?上手な付き合い方を解説|大学受験エリート

【中学受験】受験生のゲームは何時間まで?上手な付き合い方を解説

 

『子どもがゲームに夢中でなかなか勉強してくれない』

 

これは、中学受験を控えた多くのご家庭で頭を悩ませる問題でしょう。

 

しかし、ゲームをするのは悪いことばかりではありません。

ゲームと上手に付き合うことにより、いい影響もあります。

 

本記事では、中学受験の受験生がゲームをするメリット・デメリットや、ゲームとの上手な付き合い方を中心に解説します。

 

1 中学受験を目指す受験生のゲーム時間

令和3年度の全国学力・学習状況調査の結果によると、

平日1日あたりのゲーム時間が1時間以上と回答した小学生は75%以上います。

 

小学生のゲーム時間は、スマートフォンが普及し始めた2014年度以降に徐々に増え始めました。

また、コロナ禍における巣ごもり生活の影響もあり、ゲーム時間はさらに増え続けています。

 

中学受験を控えた受験生の場合でも、「1日1時間まで」などとご家庭でルールを決め、勉強とゲームを両立しているご家庭も多いようです。

 

2 子どもがゲームをするメリット

受験生にとって、志望校に合格するために必死に勉強に取り組むことは重要です。

 

ただ、子どもがゲームをすることは、悪いことばかりではありません。

ゲームをすることによって得られるメリットも多くあります。

 

以下で3つのメリットをそれぞれ解説します。

 

2-1 息抜きになる

受験は長期間の戦いになるため、時には息抜きが必要です。

受験のために強制的にゲームを禁止した場合、子どもにとっては大きなストレスとなるでしょう。

 

勉強へのモチベーション維持や、ストレス解消の効果があるゲームは子供にとってのメリットとなるでしょう。

 

2-2 友達とのコミュニケーションが取れる

友達同士でコミュニケーションを取るためのツールとして、ゲームは重要な役目を果たしています。

 

コミュニケーションが苦手な子どもでも、ゲームの話題がきっかけで友だちと仲良くなれたり、会話が弾んだりするものです。

 

中学受験は1人で乗り越えることは簡単ではありません。

励まし合ったり、気軽に悩みを相談できる友達の存在は精神的な支えとなります。

 

よって、友達とコミュニケーションを取るためのゲームには、メリットがあるといえるでしょう。

 

2-3 メリハリがつけられる

ゲームをしてもいい「時間」や「場所」などの制限を設けることにより、メリハリがつきます。

 

たとえば、「2時間勉強したら30分だけゲームをしてもいい」といったルールを作るとします。

このようなご褒美があることで、より勉強に集中して取り組めるでしょう。

 

また、「自分の部屋ではゲーム禁止」といった場所のルールを作ることによって、自分の部屋では勉強に集中しやすくなります。

 

3 子どもがゲームをするデメリット

ゲームにはさまざまなメリットがあります。

しかし受験を控えた子どもにとってのデメリットもあるため、把握しておかなければなりません。

 

3-1 ゲーム依存に陥る

ゲームには、達成感や非日常感など依存症になりやすい要素が多く含まれています。

 

しっかりと時間を決めてやる分にはいいのですが、没頭しすぎると歯止めがきかなくなってしまいます。

 

ゲーム依存に陥った結果、日常生活の何よりもゲームを優先してしまい、勉強にも身が入らなくなる可能性があるのは大きなデメリットでしょう。

 

3-2 睡眠不足になる

ゲームをしていて、気づいたら夜遅くになってしまっていた経験は誰しもあるでしょう。

 

スマートフォンやゲームから放出されるブルーライトの影響により、寝つきが悪くなり、睡眠不足になる可能性が高いです。

 

睡眠不足が続くと慢性的な疲労が蓄積され、勉強への集中力が湧かなくなってしまいます。

 

4 勉強とゲームを両立するためには?

勉強とゲームどちらかに偏るのではなく、勉強に比重を置きつつもゲームとうまく付き合うことが重要です。

 

受験生がゲームをすることにはデメリットがありますが、ゲームを一切禁止することは得策ではないでしょう。

 

なぜなら、ゲームを禁止したからといって、勉強時間が増えるとは限らないからです。

また、ゲームを禁止されたことにより、子どものストレスが溜まってしまい、かえって逆効果になる可能性もあります。

 

そこで、ゲームをするときのルールをご家庭で決めてみるのはいかがでしょうか。

 

・平日はゲーム禁止

・ゲームは1日1時間まで

・その日にやるべき勉強が終わればゲームしてもOK

 

など、受験を乗り切るためのルールをお子さんと一緒に作ってみましょう。

 

5 ゲームが気になって勉強に集中できないときは?

勉強するときは、部屋にゲームやスマートフォンを持ち込まないようにしましょう。

 

勉強している自分の部屋にゲームやスマートフォンがあると、気になって勉強に集中できない子どもは少なくありません。

また、ゲームをしていい時間を決めていても、自分の部屋で隠れて遊んでいる可能性もあります。

 

強制的に隔離することで、勉強に集中しやすくなるでしょう。

 

6 まとめ

本記事では、中学受験を控えている受験生がゲームをすることのメリット・デメリット、また、勉強とゲームを両立させるための方法を中心に解説しました。

 

子どもにとって、ゲームをすることは悪いことばかりではありません。

息抜きになったり、勉強のメリハリがついたりといったメリットも多くあります。

 

ゲームをするときのルールをお子さんと作り、長い受験期間を乗り越えましょう。

 

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