中学受験を控えた子どもの中には、最後の数か月で一気に成績が伸びる子が少なからず存在します。
では、成績が最後まで伸び続ける子どもには、どのような特徴があるのでしょうか。
本記事では、中学受験で学力が最後まで伸びる子の特徴や、子どもの成績が伸び悩まないために、親としてやるべきことを解説します。
1 中学受験で学力が最後まで伸びる子の特徴
学力が最後まで伸びる子には、共通する特徴があります。
それには、子どものポテンシャルだけではなく、勉強への取り組み方が大きく関わります。
以下では、中学受験で学力が最後に伸びる子の特徴を6つ解説します。
1-1 勉強を楽しんでいる
楽しみながら勉強できる子は、中学受験でも最後まで成績が伸びやすいです。
受験勉強は長期にわたります。そのため、時には辛い気持ちになる受験生がほとんどです。
しかし、大変な思いをしながらも、勉強を楽しむ気持ちは忘れないようにしましょう。
1-2 体力がある
中学受験を乗り越えるためには、体力が必要です。
小学6年生になると、塾の授業日数や時間が多くなります。
長期休暇でも、夏期講習や冬期講習などがあるため、毎日勉強漬けの日々が続くでしょう。
そのため、体力がない子どもは、集中力が持たないことがあります。
勉強だけでなく、スポーツなどの習い事を続けてきた子どもは、体力があるため、最後まで成績が伸びる可能性が高いです。
また、習い事をすることで体力面だけでなく、集中力も鍛えられるため、受験にも活かすことができます。
1-3 明確な目標がある
中学受験において、明確な目標がある子どもは、最後まで成績を伸ばすことができます。
なぜなら、高いモチベーションを持ち、最後まで努力を続けられるからです。
受験が近づいてきているのに、なかなか勉強に集中できないと感じる場合は、自分は何のために中学受験を受けるのか、もう一度考えてみましょう。
1-4 メリハリをつけられる
長時間の勉強で、必ずしも成績が伸びるとは限りません。
長時間の勉強は集中力が持たず、学んだことがしっかりと頭に入っていない可能性もあります。
時にはしっかりと休息を取ることが重要です。
勉強する時と、休む時のメリハリをつけましょう。
勉強を辞める時間を決めておくことで、ダラダラと勉強するのを防ぎ、集中して勉強に取り組めます。
1-5 毎日のルーティンを守っている
「朝起きたら顔を洗う」、「寝る前に歯を磨く」などのように、
受験勉強をルーティン化できている子どもは、本番直前まで着実に成績を伸ばせるでしょう。
たとえば、学校や塾に行くまでの移動中や、トイレなどのすきま時間の勉強をルーティンにするのもおすすめです。
この小さな積み重ねが、合否を分ける大きな差になるかもしれません。
1-6 相性の良い先生がいる
勉強面だけでなく、メンタル面をサポートしてくれる存在として、塾や家庭教師の先生は重要な存在です。
塾や家庭教師の先生は、勉強を教えるプロですが、指導方法や性格はさまざまです。
したがって、必ずしも先生と相性が合うとは限りません。
相性が良い先生と出会えれば、最後まで成績の伸びが期待できるでしょう。
2 子どもが伸び悩まないように親ができること
子どもの成績が伸び悩まないようにするためには、親御さんのサポートが必要不可欠です。
以下では、子どものために親がするべきことを3つご紹介します。
2-1 たくさん会話する
中学受験で志望校に合格する子の家庭では、親子で会話する時間をしっかりと取っているところが多いです。
受験が近づくにつれ、子どもは受験のことで頭がいっぱいになり、心に余裕がなくなってしまいます。
子どもが辛そうなときは、子どもの話をたくさん聞いてあげましょう。
また、会話の内容は、受験のことでなくても大丈夫です。
学校のことや、子どもが好きなことなど、とにかくたくさん会話することが大切です。
2-2 勉強しやすい環境づくり
子どもが勉強に集中しやすい環境を作ることは、親として大事なことです。
たとえば、エアコンがついている部屋や、子どもの体に合った机や椅子があることで、勉強に集中しやすくなります。
また、最近ではリビングで勉強する子どもが増えています。
子どもがリビングでも集中して勉強できるよう、テレビの音量や、話し声なども配慮する必要があるでしょう。
2-3 生活習慣を整える
受験本番で力を発揮するためにも、生活習慣を整えることは重要です。
しかし、生活習慣を整えるのは、子どもだけではできません。
生活習慣や体調管理は、親御さんの力が必要です。
バランスの取れた食事や適切な睡眠時間の確保、そして適度な運動を日々意識することで、体調を崩さないように気をつけましょう。
3 まとめ
本記事では、中学受験で学力が最後まで伸びる子の特徴や、子どもの成績が伸び悩まないために、親としてやるべきことを解説しました。
勉強への取り組み方が変われば、受験直前まで成績を伸ばすことができます。
ただ、子どもが成績を伸ばすためには、親御さんの力も必要です。
子どもが志望校に合格するためにも、最後までサポートしてあげましょう。