中学受験には面接も採用している学校もあります。
試験同様、面接も重要なものです。
この記事では、中学受験で行われるグループ面接の解説をしていきたいと思います。
お子さんが受験する学校がグループ面接を採用しているという親御さんは是非チェックしてみて下さい。
中学受験の面接ってどれくらい重要なの?
中学受験で、テストと面接を行う学校の場合、合否についてはテストの結果で決めるところが多いです。
その学校にもよりますが、面接はそこまで合否に影響するものではありません。
しかし、テストの結果で同じような成績の子が並んだときは、この面接の部分を重視することになるので決して手を抜くことはしないようにして下さい。
特に、試験科目が少なかったりテストの合計点が低い場合は、点数が並びやすくなります。
このとき、面接がよくないと落とされてしまうでしょう。
中学受験のグループ面接とは?
中学受験で行われる面接は主に3つの形式があります。
・受験生一人で行う個別面接
・受験生と親が一緒に行う親子面接
・複数の受験生が一緒に行うグループ面接
このどれかを採用している学校がほとんどです。
グループ面接は、他の受験生も一緒になるので、緊張しやすい面接の形式だといわれています。
「周りの受験生が気になってうまく話せなかった」という子も多いです。
グループ面接に挑むときの注意点
他の形式の面接よりも緊張しやすくなるグループ面接。
いくつか注意しなければならない点もあります。
ここでは、グループ面接の注意点について解説していくので、是非参考にしてみて下さい。
「自分は自分」という気持ちで面接に臨む
グループ面接の最大の特徴は、「他の受験生も一緒に面接を受ける」というものです。
他の受験生がいることで緊張する子もいますし、場の空気を読もうとしてしまう子もいます。
変に意識しすぎてしまうと、面接官の印象が悪くなることもあります。
周りに受験生がいたとしても「自分は自分」という強い気持ちを持ってグループ面接に臨むことが大切です。
他の受験生の回答に引っ張られないことが大事
グループ面接では、他の受験生と同じ質問をされることもあります。
このときに、他の受験生が答えた内容に引っ張られないことが大事です。
例えば、志望の動機を聞かれた場合、前の人とたまたま考えていた答えが被ってしまうこともあります。
このときに前の人と違うことを答えようと、事前に考えていた内容と別のことを話すような子もいますが、これはやめるようにしましょう。
答えが被るのは悪いことではありません。
たとえ答えが同じになったとしても、変える必要はないのです。
面接で質問をされたときは、他の受験生の回答に引っ張られることなく、自分が思う答えを話すようにしましょう。
グループ面接で目立とうと考える必要は一切ない
他の受験生がいるグループ面接では、目立とうとする子も出てきます。
「目立ったほうが印象を残せるから」と考え、あえて目立つような行動をする子もいるのです。
しかし、グループで行う面接であっても決して目立つ必要はありません。
目立ったからといっていい印象を与えられることはありません。
逆に、目立とうとすることで悪い印象を持たれることもあります。
個別面接のように、周りの人を意識しないで自分だけのことを考えて面接に挑むようにしましょう。
中学受験の面接でよく聞かれる質問はこちら
中学受験の面接では、よく聞かれる質問というものもあります。
事前にこれをチェックし、その質問に対する回答を頭の中に入れておくことで、面接本番であたふたすることもなくなるでしょう。
中には、いきなり聞かれても答えづらいような質問もあります。
これを事前に知っておくのと知らないのとでは、面接官に与える印象が大きく変わってきます。
ここでは、そんな中学受験の面接で聞かれることが多い質問を紹介していくので、是非参考にしてみて下さい。
志望動機
「なぜこの学校を選んだのか?」という志望動機は必ずといっていいほど聞かれる質問です。
この志望動機は願書に記載欄があるので、願書に書いた内容と同じことを言う必要があります。
この部分で違うことを話してしまうと、話の整合性が取れなくなってしまうので、願書に志望動機を記載する欄があったのなら、何を書いたかは覚えておくようにして下さい。
入学したらやりたいこと
「入学して何に取り組みたいか?」という質問も、かなりの確率でされる質問です。
親から受験をしなさいと言われてその学校を受けた子にとっては、いきなり面接でこれを聞かれても答えられないこともあります。
一度お子さんと親で「入学したら何をしたいのか?」という部分は、きちんと話し合っておくことをおすすめします。
最近話題のニュースについて
話題のニュースの感想なども面接で聞かれることもあります。
「○○というニュースについてどう思うか?」「最近気になっているニュースは?」というのも、中学受験の面接で多くなる質問です。
日頃からニュースに接しているかどうかが重要です。
全くニュースを見ていないと、何も答えられないこともあります。
ニュースの内容を深く知る必要はないので、最近話題になっているニュースくらいはチェックさせるようにしましょう。
面接の練習も大事になる
面接を採用している学校を受験するのなら、事前に練習しておくことをおすすめします。
本番形式で、面接をする部屋に入るところから出るところまで、一度練習をしてみて下さい。
実際にされそうな質問を本番形式で事前に行うことで、面接当日に緊張することもありません。
練習をしておくのとしないのでは、結果に大きく左右してきます。
テストだけではなく、面接も受験で大事なものになります。
勉強だけではなく面接の練習もきちんと行うことで、いい結果に結びつく可能性を高めることが可能です。