中学受験をするのなら、勉強時間を確保しなくてはならないので、他の習い事をやめなければならない場合もあります。
この習い事はいつまで続けていいのでしょうか。
この記事では、小学生の習い事で人気のピアノと中学受験について紹介していきたいと思います。
中学受験をするならいつまでピアノを続けられる?
中学受験をするのなら、習い事であるピアノにかけられる時間は少なくなってしまいます。
中には、勉強時間を確保するためにピアノをやめさせるような親もいます。
ピアノをやめるタイミングとしては、中学受験に本腰を入れ始める4年生や5年生といった学年が多いです。
やめさせないとしても、このくらいの学年からピアノのレッスンの頻度を減らすような親もいます。
6年生にもなると受験まで1年を切っていますし、模試なども受けることになるので、ピアノに割ける時間が大幅に少なくなってしまうでしょう。
ピアノを続けたほうがいい子の特徴
基本的には中学受験をするのなら、ピアノはやめさせたほうが志望校に合格できる可能性は高くなります。
しかし、どんな子でもやめたほうがいいとは限りません。
中には、ピアノを続けた方がいいタイプの子もいるのです。
このようなタイプは、ピアノをやめることがマイナスに働いてしまうこともあります。
お子さんのタイプを見ながら、ピアノをやめさせるかどうかの判断をするようにして下さい。
ピアノが好きな子は続けさせたほうがいい
ピアノが大好きな子供から、受験のためにそれを取り上げるというのは、さすがに酷なことです。
「大好きだったピアノができなくなる」というのは、精神的な苦痛を感じることでもあります。
こうなると、受験勉強に対するモチベーションを持てなくなることもあるでしょう。
もし、お子さんが「ピアノを好きで好きで仕方ない」というのなら、やめさせるというのはあまりおすすめできません。
やめさせるよりも、レッスンの回数を減らしたり、ピアノを弾く時間を制限したりと、やめる以外の選択をするようにして下さい。
受験勉強の余裕を持てる子
「成績がいい子」だったり、「難易度の高くない学校を受験する子」なら、わざわざピアノをやめる必要はありません。
このようなタイプの子は、ピアノを続けさせても問題ないでしょう。
さすがに、受験直前になるとピアノに時間を使っていられなくなりますが、長期的にピアノを休む必要はありません。
絶対にピアノをやめたほうがいい子はこういうタイプ
中学受験をする子の中には、ピアノを続けたことが原因で受験に落ちてしまう子もいます。
基本的に、ピアノを続けるというのはマイナスになることが多いです。
その中でも、特にピアノをすることが大きくマイナスになってしまう子もいます。
ここでは、そんな絶対にピアノをやめたほうがいいタイプの子を紹介していきたいと思います。
難関中学校の受験をする子
難関中学校を受験する子は、とにかく必死に勉強をしています。
学校から帰ってきたらすぐ机に向かい、休日は生活をする上で必要なことをしている時間以外は勉強をしたりと、死に物狂いで頑張っているのです。
そんな中、ピアノを続けながら受験勉強をしていては、このような相手に太刀打ちできません。
お子さんが難関中学校の受験をするのなら、ピアノは足枷にしかならないので、やめさせるようにしましょう。
成績が悪い子
現時点で学力が足りない子は、受験までに多くの勉強量を確保しなければなりません。
そうなると、ピアノをいつまでも取り組むことはできません。
成績が悪かったり、偏差値が足りていない子は、ピアノをしていた時間を勉強をする時間に充てるようにしましょう。
成績が良くないのに、そのままピアノを続けてしまっては合格に必要な勉強時間を確保できません。
子供の学力や成績に応じて、ピアノを続けるかの判断をするのがいいでしょう。
中学受験とピアノを両立させるためには?
中学受験をするのなら、基本的にピアノを続けるというのはおすすめできません。
しかし、中には「どうしても受験とピアノを両立させたい」という親御さんもいるでしょう。
受験とピアノを両立させたいのなら、どちらも自宅をベースとしたやり方で行うようにして下さい。
塾ではなく家庭教師を選んだり、ピアノ教室に受けに行くのではなく、自宅でレッスンを受けられる方法を選ぶのです。
そうすることで、外に出向く必要がなくなるので時間を節約することができます。
少しでも勉強する時間を確保するために、勉強もピアノも自宅で完結できる方法を選ぶようにしましょう。
時間は無限にあるわけではありません。
塾に通ったり、ピアノ教室に通ったりしていると、移動時間が無駄になってしまいます。
時間を有効に使える方法を選ぶことで、受験とピアノを両立することが可能です。
その子のタイプに応じて判断するのがベスト
「ピアノをやめさせるか?続けさせるか?」という判断は、子供のタイプに合わせて選ぶことをおすすめします。
どんな子でもやめたほうがいいわけではなく、先程紹介したようにやめないほうがいいタイプの子もいます。
また、取り組み方の工夫をすれば両立も可能です。
さらに、やめさせるだけではなく、場合によってはピアノレッスンの回数を減らしたりピアノを弾く時間を制限するだけで、勉強に使える時間を増やすこともできます。
お子さんのタイプや置かれている立場を総合的に判断して、ピアノをどうするかの判断をするのがいいでしょう。