はっきり言って、中学受験を目指す人は近年増加しています。
とはいえ、どうして最近になって中学受験をする人が増加しているのでしょうか。
この記事では、中学受験をする人が増加している理由について解説するとともに、そもそもなぜ中学受験をするのかというところまで解説します。
これらについて知ることで、激化する中学受験の競争に勝ち抜くための精神や心構えを身につけていただけたらなと思っています。
ぜひ、最後までご覧ください。
そもそもなぜ中学受験をする?理由3つについて解説
ここでは、中学受験をするメリットや理由について解説していきます。
高校受験や大学受験の負担を減らすため
中学受験に成功すると、高校受験や大学受験の負担が大幅に減るということがあります。
そもそも高校や大学への進学試験を実施していない学校や、よほどのことがない限りそのまま内部進学できると言った学校があるからです。
つまり、高校受験での負担や、大学受験での費用や浪人になることの危険性などを考慮し、中学受験をすることで早めに苦労しておけば近い将来が楽になるという理由で中学受験をするということです。
たしかに中学受験も費用もかかりますし負担が大きいですが、高校受験、大学受験での負担と比較すると、中学受験で苦労しておく方がコスパは良いでしょう。
有名大学や偏差値の高い大学への合格を目指しやすい
上で解説したように内部進学を目当てに中学受験を目指すこともありますが、有名私立中学などは、大学まで内部進学することはできません。
しかし、有名私立中学校が有名な理由は、偏差値の高さや授業レベルの高さにあります。
つまり、大学への内部進学ではなく、難関有名大学への受験指導を目的に中学受験を目指すのです。
特に灘や開成、桜蔭などの超難関中学校の東大や京大、医学部などへの進学率は、毎年トップです。
難関中学へ入学するほど、難関大学合格の可能性が高まるのです。
学歴社会を脱しつつあるとはいえ、難関大学を卒業する方が将来の選択肢が広がるということは否定できません。
校則やカリキュラムが魅力的
受験を実施している私立中学は、校則や設備が他の公立中学よりも優れていることが多いです。
私服での投稿が許されていたり、タブレット等を用いた最新の授業を提供してくれたりします。
また、英語教育に力を入れているといった独自のカリキュラムを採用している学校が多いのも、受験を実施している私立中学であることがほとんどです。
以上のような点に魅力を感じて中学受験合格を目指すということもあります。
コロナの影響?中学受験をする人が増加している3つの理由とは
ここでは、中学受験をする人が近年増加している理由について解説します。
コロナによる公私格差
実は、中学受験をする人が増加している理由には、コロナが少なからず影響しています。
コロナの影響で、休校やオンライン授業への対応などが求められる状況になりましたね。
その際、公立中学校は、政府や自治体の決定に基づいて行動する必要があるため、コロナへの対応力不足が顕著になりました。
一方で、私立中学ではタブレットの貸出等を通したコロナへの対応が迅速で、評価を高めたのです。
以上のような状況を見て、高い学費を払ってでも私立中学に入学させた方が質の高い教育を受けられると考えた保護者が増加し、中学受験をする家庭の増加につながりました。
大学受験への不安
良い大学へ行くほど将来の選択肢が増えるということは先に述べた通りです。
しかし、近年大学受験において、浪人や受験失敗のリスクを考えた安定志向の傾向が高まっています。
このことは、大学受験への不安を象徴しているといえます。
そんな大学受験への不安を解消するには、難関大学への合格可能性を高めることができる難関私立中学への入学が効果的だと考える人が増加し、その結果中学受験をする人が増加しました。
独自方針のカリキュラムの増加
中学受験をする理由の一つに、英語教育などの独自のカリキュラムが魅力的だという点を挙げました。
近年、英語以外にもさまざまな教育を実施している学校が増加しています。
例えばICT教育や国際教育、金融教育などがその典型的な例です。
偏差値が高いというだけでは生きていけない時代に対応したカリキュラムの増加は、時代の流れを見据えている家庭に人気となり、魅力的なカリキュラムを受けるために中学受験をする家庭を増加させたのです。
まとめ
中学受験をする人が増加している理由について解説しました。
まさに競争が激化し続けている中学受験ですが、以上で解説したように中学受験にはたくさんの魅力があります。
金銭的にも子どもの体力的にもかなりの負担にはなるかと思いますが、将来のことを考えてぜひ中学受験に挑戦してみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。