保護者の皆さんは、お子様の家庭教師をお願いするときに、指導してもらう時間や回数を決めなくてはなりません。
家庭教師の利用頻度については、お子様の学年や集中力に合わせて、ある程度自由に決めることができます。
自由に決められるがゆえに、いざ決めようという時になると頭を悩ませてしまうのではないでしょうか?
このたびは、お子様に適した利用頻度を決める際の考え方について解説します。どうぞ最後までご覧ください。
家庭教師の利用頻度は一般的にどれぐらい?
一般的に、家庭教師の先生が指導する時間や回数はどれくらいなのでしょうか?
平均的な指導時間の目安は、1回あたり60分~120分、1週間あたりの回数は、週1回~週3回と言われています。
しかし、授業の時間や回数は、お子様の現状に合わせて決めることができるので、家庭によって大きく異なるのが実情です。それでは、利用頻度が少ない例と多い例をあげてみましょう。
利用頻度が少ない例
小学生や中学生で勉強が苦手な子は、集中力が続かないため、60分を週1回というケースが多いようです。
このようなお子様は、初めから120分としてしまうと、集中力が切れてしまい、途中で嫌になってしまう可能性が高いといえます。
しかし、しばらくの間、お子様をよく観察してみて、先生との相性が良く勉強が楽しめているようであれば、週1回を週2回へ増やしても良いかもしれません。
利用頻度が多い例
「中学受験」を本気で目指している子は、授業時間を多めに取りたいと考えているはずです。
集中力があるお子様であれば、初めから120分を週2回としても問題無く授業を受けることができるはずです。
初めは、120分を週2回としていても、入試の半年前の受験シーズンになったら、週2回を週3回以上に増やして、みっちりと勉強している人も少なくありません。
このように、お子様の現状や目標に合わせて、利用頻度を調整すると良いでしょう。
家庭教師の利用頻度を決めるための要素について
家庭教師の利用頻度が多くなると、それだけ料金が高くなりますので、まず初めに考えるのは「毎月の料金がしっかりと支払えるだろうか。」ということでしょう。
料金が問題無く支払えるとなれば、次に考える必要があるのは、どのような要素なのでしょうか?
それでは、利用頻度を検討するときの要素を見ていきましょう。
お子様の習い事や家庭の事情
教育熱心な保護者の皆さんは、習い事をさせている方が多いのではないでしょうか?
お子様が、習い事に楽しく通っているようであれば、家庭教師との両立を考えて、負担にならない程度の頻度に抑える必要があるかもしれません。
また、家庭教師の先生が来る時間帯は、お子様が一人で留守番をしている状態では良くないので、ご家族のうち最低でも一人は在宅している時間帯に決めるべきです。
同じ家の中に家族が居れば、お子様は安心して勉強に集中できますし、先生は緊張感を持って指導することができます。
もしも、仕事が忙しく、できるだけ回数を抑えたいという場合は、1回60分を週2回とすべきところを、1回120分を週1回とすることを考えてみると良いかもしれません。
お子様の学年や集中力
指導してもらう時間や回数は、お子様の学年や集中力など、現状に合わせて決める必要があります。
例えば、「小学生」は60分を週1回~週2回、「中学生」は90分~120分を週1回~週2回のように、お子様の成長段階に合わせるようにすると良いでしょう。
しかし、集中力については、個人差がとても大きいので、適切な利用頻度は、お子様によって大きく異なるといえます。
授業時間については、お子様の日頃の勉強の様子を見て、適切と思われる時間を検討しておきましょう。
その時間で良いかどうか、事前にお子様とも話し合っておくことをおすすめします。
お子様の学力や目標
基本的に学力の高いお子様は、自主学習の習慣がついていることが多く、勉強に集中できる時間が長いといえます。
このようなお子様であれば、授業時間が120分であっても集中できるでしょう。
しかし、自主学習の習慣が無く、集中力が続かないお子様であれば、授業時間が120分では長すぎるので、60分に抑えると良いでしょう。
それから、お子様が「中学受験」を目指していて、頑張る覚悟ができている場合は、授業時間を120分として週の回数も可能な範囲で多めに設定しても良いかもしれません。
特に、「受験直前の12月は、更に頑張らせたい。」というときは、家庭教師の管理会社に相談すれば、一時的に回数を増やすことが可能となるはずです。
おすすめの家庭教師の利用頻度について -まとめ-
家庭教師は、1時間当たりの単価が高いので、利用頻度によって料金が大きく上下してしまいます。
利用頻度を決めるにあたって、最も気になるのは毎月の料金かもしれませんが、重要視してもらいたいのは、「お子様の現状に合わせて設定することが大切。」ということです。
効果的な利用頻度を検討する際に考えるべき要素としては、お子様の「学年や集中力」「学力や目標」があります。
利用頻度は、一概に多ければ良いとは言えません。
お子様の現状をよく観察し、無理なく継続できて効果が出やすい頻度を検討してみましょう。