中学受験における千葉県の私立中学校について|大学受験エリート

中学受験における千葉県の私立中学校について

 

千葉県の私立中学校の受験日は概して1月下旬、東京都に比べ、比較的早い時期に行われています。

 

東京都での受験を控えるお子さんの試験慣れのためであったり、関東在住であれば通学可能であることから、東京都や他の県からも受験生が集まります。

 

それでは、千葉県にはどのような私立中学校があるのか、見ていきましょう。

 

〈共学〉

 

千葉県の私立中学校は、殆どが共学です。

 

渋谷教育学園幕張中学校

 

(偏差値74程度・2023年入試日1月22日)

 

自らの手で調べ、自らの頭で考える「自重自考」を教育目標に掲げています。

 

修学旅行・宿泊研修・校外学習などの殆んどが、現地集合・現地解散とされているため、自分たちで行き先について調べ、スケジュールを組む必要があります。

 

このエピソードから分かるように、生徒の自主性が大変重んじられています。

グローバル教育の水準も非常に高く、高校生になるとWater is Lifeや模擬国連といった、国際的な会合に数多く参加もしくは開催まで行い、優秀な成績を修めています。

 

その他、長期交換留学制度やハーバード・プライズ・ブック受賞など、実地や学問を通し、高いレベルで海外と交流する機会を設けられています。

 

このため、卒業後の進路としてオックスフォード大など、海外の難関大学への進学率も高い、千葉県の名門校です。

 

市川中学校

 

(偏差値67程度・2023年入試日1月20日)

 

自分自身で自分を教育する「第三教育」を教育目標の一つとしています。

イギリスのパブリックスクールを理想として設立された学校であり、多彩な国際教育が特徴的です。

 

ホームステイをはじめ、オックスフォードやケンブリッジ大学寮に滞在する学術的プログラムまで、多岐にわたる取り組みが用意されています。

 

また、文部科学省から第3期スーパーサイエンスハイスクールに認定されています。

高校2年次には、理系生徒全員がテーマを選択し、実験デザインやデータ分析といった高いレベルでの研究を行います。

 

ほか、海外研修や小学生の体験講座への指導など、様々な形で科学への感心を深めることができます。

これらの教育の成果から、国立・医大・難関大学への進学が多く、海外大学への進学者も輩出しています。

 

東邦大学付属東邦中学校

 

(偏差値65程度・2023年入試日1月21日)

 

自然・生命・人間」の観察を目的として設立された学校です。

文系・理系いずれの科目にも力を入れられていますが、最終的に理系に進学する生徒が多い傾向にあります。

 

能動的な学びを目的とした、独自の「自分探し教育」が特徴です。

読書マラソン・英文絵日記・数学トレーニングマラソン・実験重視の理科教育など、生徒が興味を持った分野を深めることができるプログラムが用意されています。

 

昭和学園秀英中学校

 

(偏差値65程度・2023年入試日未定)

 

こちらも県内の進学校ですが、成績優秀な生徒を選抜した特進クラスのような制度を設けていません。

生徒皆を特進クラスとみなし、全員が「質の高い授業」を受けられるよう、教員が研鑽を重ねています。

 

国語では「読書教育」、理科では「実験授業」など、学ぶ意欲を高められる授業が展開されています。

それに加え、「きめ細やかな進路指導」「豊かな心の育成」を目標とし、生徒の夢の実現を目指しています。

 

芝浦工業大学柏中学校

 

(偏差値65程度・2023年入試日未定)

 

創造性の開発と個性の発揮」を創立理念とする、地域を代表する進学校です。

チャイムを鳴らさない等の自由な校風で知られていますが、進学実績の向上も目標の一つに掲げています。

 

自宅での学習計画を相談できる面談週間を設ける等、自学自習を支えるサポート体制も整えられています。

また、理工系の学習に力を入れています。

 

中学入学時にタブレットPCが全員に配布され、パワーポイントを用いた発表等を一年次から行います。

高校では、グローバルサイエンスクラスが成績優秀者で構成され、難関国立大学での研究を見据えたアクティブ・ラーニングが行われています。

 

海外研修も用意されており、国内外問わず活躍できる理系の研究者を育てる体制が認められ、文部科学省からスーパーサイエンススクールに認定されています。

 

専修大学松戸中学校

 

(偏差値58程度・2023年入試日1月20日)

 

英語力の養成が特徴的な学校です。

英会話の授業は全て、アメリカの学校の雰囲気を参考に作られた専用校舎「アンビションホール」で行われます。

 

週2回の授業は、ゲームやグループワーク等、様々な形式で、楽しく学べるように工夫されています。

また、こちらにはネイティブ教師が常駐しており、放課後や文化祭など、授業以外の場面でもコミュニケーションがとれる環境にあります。

 

3年生の修学旅行ではアメリカに行き、サマースクールなど現地のプログラムに参加します。

帰国後、生徒全員が自分の将来についてスピーチをする等、生きた英語力を身につけていきます。

 

英語と関わりの多い日々を過ごすことで、3年生の7~8割程度が、英語検定準2級を取得しているそうです。

他教科についても、難関大学合格のための思考力重視の授業を行うなど力を入れており、9割の生徒は他大学に進学しているようです。

 

麗沢中学校

 

(偏差値58程度・2023年入試日1月21日)

 

グローバル教育に力を入れており、様々な取り組みがされています。

言語教育では、表現力を磨くため、文書の構造を学んだり、議論を行います。

 

英語教育では、少人数制にすることでネイティブ教師と話す機会を増やし、3年生のイギリス修学旅行では事前に自国の文化をまとめ、ホストファミリーに紹介する等の国際交流を図ります。

 

男子校

 

・該当する学校はありません。

 

女子校

国府台女子学院中等部

 

(偏差値52程度・2023年入試日未定)

 

仏教の教えと、小学校・中学校・高校の12年間にわたる一貫教育を柱とする、数少ない女子校です。

中学校からは担任の教師と「生活記録」と呼ばれるノートでやり取りすることで、悩みや進路について相談することができます。

 

カリキュラムでは、中学3年間で基礎力をつけ、3年次には普通クラス・選抜クラスに分かれます。

高校からは、文系・理系・美術デザイン・英語科の4コースから選択し、自分の目標に沿った授業を受けることができます。

 

また、新校舎の設立・制服のリニューアル等、創立100周年に向けてフレッシュな話題が多い学校です。

 

まとめ

 

千葉県の私立中学校について見てきましたが、いかがでしたでしょうか。

中高一貫教育の利点を生かした上で、グローバル教育や理系教育に力が入れられていることが多いのが、最近の特徴でしょうか。

 

生徒の自主性を重んじたり、面倒見が良かったり、それぞれの学校に特色があります。

お子さんの性格に合った学校を探してみて下さい。

 

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